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シーエッチ建築工房

嬉しいニュース

こんにちは。
シーエッチ建築工房の浪江です。

今日は新しく始まります
川西市での新築のヒアリングを
西宮市の新築のお見積り提出
をさせて頂きました。

ヒアリングをさせて頂く際には
ご希望の内容だけでなく
なぜそのようにされたいのか
その背景に何があるのかも
掘り下げてお話をお聞きする
内容もあります。

今日はいつも以上に話が
脱線してしまいましたので
少し反省をしていますが
楽しいヒアリングの時間でした。

年明けにはプレゼンが3件ありますので
年末年始はゆっくり妄想の時間を
楽しみたいと思います。

先日、とても嬉しい連絡が
実家から入りました。

こちらは実家の近くにある
築160年の古民家が国の
指定重要文化財に指定されました。

旧尾藤家住宅|国の重要文化財 江戸時代の生糸ちりめん商家 | 与謝野日々是 与謝野町観光協会

与謝野鉄幹・晶子ゆかりの地、与謝野町観光協会公式サイト。自然循環の町、与謝野での…
chwoody.jp

実は私が父親の設計事務所で
修行をしている時(27歳ごろ)に

・設計期間 1年3ヵ月
・工事期間 1年10ヵ月

をかけたリノベーションを
担当させて頂きました。

図面が一切残っていないので
母屋、離れ、洋館、女中部屋
蔵×6の既存の測量図面化から
行いました。

瓦の枚数を1枚1枚サイズ枚数
柱のサイズ、傾き、障子の桟の
サイズまで測りました。

図面を復元する際には
古文書や建物に残されている資料を参考に

町の担当の方
京都府の担当の方
文化庁の方
京都工芸繊維大学 日向教授
多くの方にお力添えを頂きました。

こちらのリノベの基本は
本来の形、本来の素材に戻すです。

古い土壁は壁からめくり
再度練り直しをして再利用

柱も腐っている部分だけを
新しい同じ素材で継ぐ(根継ぎ)
大きな梁の入れ替えも行いました。

素材が自然素材を使っているので
160年を経っている建物も
当時に近い仕様に復元ができました。

これは現在の家づくりにも
とても重要なことだと思います。

人工的な素材は一定の期間が
経ってしまうと生産中止となり
同じものが手に入らなくなりますが
(一部の補修ではなく仕様が異なる素材で
 の全面の補修になる)

自然素材は長い年月が経った後でも
同じような素材が手に入り
メンテナンスがしやすい
という特徴があります。

このようなことができると
お住まい頂いてからの
ランニングコスト(メンテナンス費用)を
抑えることができます。

その結果、皆様のお財布
そして地球への負荷も
軽減できると思いますので

今後は昔のような国内で
手に入りやすい素材、
地球(自然)へ還る
優しい素材の家づくりが
どんどん広がりスタンダードになる
時代が早く来てほしいと思います。

明日からは東京、新潟に勉強会に行ってきます。
寒そうですので体調を崩さないように
暖かい服装で行ってきます。

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