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株式会社 マルト

大きな窓なのにNG!?採光って何?

こんばんは!
マルトの澤田です。

私達もそうですが、お客様も
間取りを考えるとき、
「大きな窓で明るくしたい!」
って考えますよね。

ところがですね、
建築確認申請の現場では、窓を
大きくして足元まで広げたのに、
法律上の『採光計算』だと逆に
不利になってNGが出るという、
なんとも理不尽な壁にぶつかる
ことがあるんですよ。

まさに今商談中のお客様もそう
でして、お客様が考える事では
ないのですが、こんなことも
あるんですよって程度で、
「窓の採光(さいこう)」
についてお聞きいただけたらと
思います。

そもそも、なんで「窓ルール」が
あるのか。

建築基準法で居室の窓の大きさが
厳しく決められているのは、
主に次の理由があるからです。

ちょっと時代遅れ感はあるん
ですけどね(苦笑)

○自然光(室内環境)
太陽の光を取り入れて、健康的で
快適な暮らしを守るため

○衛生(カビ対策)
湿気を防ぎ、住まいを清潔・衛生的
に保つため

○排煙・非常時
火災時に煙を外へ逃がし、いざと
いう時の避難・救助口にするため

人が健康に暮らすための大切な
ルールではあるものの、
「現場では実際の部屋は十分
 明るいのに、法律の計算だと
 NGになってしまう、、、」
というジレンマに直面すること
がよくあります。

なぜ「大きな窓」が法律上で
暗い判定になるのか?

法律では、窓の大きさだけで
なく、窓の中心位置から、
上にある屋根の軒(のき)まで
の距離で光の入りやすさを
計算します。

ここに大きな落とし穴があるん
ですね。

大きな「掃き出し窓」の場合、
窓の中心が下に下がります。
すると法律上、上にある屋根の
影に深く潜り込んでいるから、
光が入らない窓と判定されて
しまうのです。

実際には大きな窓だからめちゃ
くちゃ明るいのに、計算上は
NGになる、、、
というギャップが、敷地ギリ
ギリまで建物を寄せる計画では
大きな課題になります。

お施主様のために大きな窓を
つけたいのに計算が通らない!

こんな事になるんですね
そんな時は、高窓(ハイサイド
ライトなんて言います)を採用
するのもアリです。

窓の位置を天井近くまで持ち
上げると、屋根の軒との距離が
キュッと縮まり、法律上の
計算数値が一気に跳ね上がります。

あえて高い位置に窓をつくる
ことで、無事に法律をクリア
しつつ、隣家の視線を気にせず、
部屋の奥まで安定した空の光を
届けるというメリットもあります。

正直、設計をしていると
「なんやねん、この法律は!」
って思うことの方が多いのが
現実です(苦笑)

ですが、その出来た経緯や理由
まで紐解いていくと、必ずしも
悪いものばかりではありません。

一見不合理に思える制限も、
工夫次第ではプライバシーを
守りながら明るい部屋をつくる
「新しいアイデアのきっかけ」
にもなったりします。

法律の解釈に頭を悩ませることが
多いのですが、こうしたルールも
うまく味方につけながら、
これからもお客様にとって心地
よい住まいをご提案していきたいと
思います。

ではでは

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この記事を書いた人

澤田 藤司徳

株式会社 マルト(滋賀県犬上郡多賀町)

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