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株式会社 マルト

夜、涼しく眠るには家造りより庭造り?

こんばんは!
マルトの澤田です。

昨日と似たネタですみません(笑)。
夏を快適に暮らすヒントは多いに越した
事ないですよね。

今日は「庭作りましょうよ」って話です。

昨日と同じちゃうやん!って声が聞こえ
ますが、いえいえ、関係大ありです。

植物には「蒸散」という働きがあるのを
ご存知でしょうか?

葉の温度が上がりすぎるのを防ぐために
人間と同じで汗をかくんですね。

また、水分を葉から出せば、当然水分が
足りなくなりますから、根から水を
吸い上げて更に、その時に養分も吸い上げ
自らの成長につなげています。

この蒸散が夏の夜の涼しさのポイントです。

拙宅で説明しましょう。

ウチの家の周囲は概ね、土、砂利、草木の
三種類です。

家を除く面積の約半分が庭の草木や畑の部分。
残りを土と砂利の部分となっています。

その庭や畑なんですが、この時期いつも
草引きしてるんでわかるんですよね。

こんなに暑いのに、草をめくると地面
は濡れていて、水滴が落ちます。

それだけしっかり蒸散しているんです。

蒸散はある意味”打ち水”みたいな物
ですから、地面の熱を奪って(気化熱)
涼しくしてくれます。

また草木が地表を覆ってる訳ですから、
地面も熱くなりません。

こうした草木の働きのおかげで、土は
熱を持ちすぎず、水分が保たれるので、
夜になると地面からの放熱は無く、
ひんやりとした風が通り抜けるという
訳です。

草木に比べると土や砂利はそこまでの効果
はありませんが、それでもコンクリートと
は全然違います。

草木が無い時の土は、蒸散などで保湿される
訳ではないので、カラカラ天気が続くと、
やっぱり熱を蓄えちゃいます。

ただ、そもそもが熱を蓄えにくい性質で
ある事と、コンクリートと違い土内に水分
を持てるという特質から、蒸発時に気化熱
の効果が起こる為、温度上昇が抑えられます。

砂利は、石なので、コンクリートと同じ
ように蓄熱する素材ではあります。

ただ、コンクリートのように大きな塊では
なく、小さな個体が積み重なっています
ので、そもそも貯めこめる熱量が少なく
石と石との間にスキマがあるので放熱も早く、
大きな蓄熱とはなりません。

日陰になれば、すぐに放熱されますので、
夜寝る頃には、冷たくなり、熱風を送り
こむような事はまずありません。

コンクリートも日陰に入れば表面から
放熱し、多少は冷えると思いますが、
駐車場のコンクリートともなると厚みは
10cmを超えますので、内部にしっかり
熱を蓄えますから、日が落ちた夜間でも
熱を放熱し続けます。

結果、夜中に窓を開けても涼しくなら
ない訳ですね。

滋賀はそこまで気温が高くならないので
熱帯夜も他地域に比べるとかなり少ない
という気象条件はあるのですが、

よくよく考えると、田舎なので都会に比べ
土や緑の量が圧倒的に違います。

私の考えですがこれは結構大きい要素
ではないかなと思っています。

車が走りやすく、ほこりも立たないので
アスファルトは良い素材です。ただ、
そが故、大雨だと道路が冠水したり、
今回のように熱帯夜の要因になって
います。

草刈りが面倒だからと草や土を無くして
コンクリートだらけにしたのは、私達
なんですよね。

自分さえよければ、人間だけが便利で
あれば、、、

そうは誰も思ってなかったのですが、
結果はそうなっているのかなって
思うんですよね

そろそろ本気で色々見直さなきゃねって
思う今日この頃です

ではでは

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