こんにちは。
輝建設のコハラです。
町家の正面に、
エアコンの室外機を置きたくない。
町家改修のインスタの
ビフォーアフター投稿に、
ちょこちょこ質問メッセージが
飛んできます。
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「工事前にあった室外機は、
どこに行きましたの?」
Before
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/ZE7I2NPSvEFTPA
After
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/wkoAjNqT8ACa3Z
====
町家住み勢が地味に悩むものの
ひとつが、「エアコンの室外機」です。
せっかく格子や木製建具、
焼杉などをきれいに残しても、
その前に室外機がドンと正面に置かざるを得ない
状況になると、
どうしても目立ちます。
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で、
まず考えるのが、
冷媒配管を長くして、
室外機を裏庭や建物側面まで
持っていく方法です。
「そんなに長くして大丈夫?」
と思われるかもしれませんが、
機種によっては長い
配管に対応できます。
が、街の量販店さんで買ったエアコンとかだと
なかなか1日数やってなんぼの
量販店さん手配の
エアコン取り付け業者さんだったら
したがらないと思います。
1日1件みたいになるので。
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もとい、熱媒の長さのはなし。
ただし、許容される配管長や
高低差は機種ごとに決まっていて、
一定の長さを超えると冷媒の追加充填が
必要になることもあります。
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なので、最初から
「室外機をここまで持っていきたい」
と決めて、
それに対応できる機種を
選ぶのがポイントです。
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エアコンを先に買ってしまってから、
「この機種ではそこまで持っていけません」
となると困ります。
もちろん配管が長くなれば、
工事費も上がります。
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その長い配管をどこに通すのか、
見せるのか、隠すのか、
という問題も出てきます。
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当社は住宅がメインなので、
普段はそれほどアクロバティックな
長距離配管の工事はないのですが、
ただ町家のように間口が狭く、
「正面にはどうしても室外機を置きたくない」
という場合には、
まず考えたい方法です。
(やったことはあります)
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そして実は、
冷媒配管よりも悩ましいのが
ドレン管だったりします。
エアコンから出てくる水の排水。
冷媒は圧力がかかって動きますが、
ドレンは基本的に
自然に水を流すので、
勾配が必要です。
つまり、
「冷媒配管は裏まで持っていける。
でもドレンの水をどうする?」
という問題が出てきます。
ドレンアップという方法もありますが、
機械に頼らず自然排水できるなら、
その方がシンプルです。
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そして工務店目線でいうと、
「ドレン管の長距離は
できれば避けたい……」
というのが本音です。
詰まったとき、
なかなか難儀しそうなので。
また、詰まる前提でメンテ考えるのであれば
隠蔽しないといけないような
配置の場合は
かならず開け閉めできる様な
蓋にしておく必要があります。
将来、詰まったり
水漏れしたりしたときに、
壁や天井の中では
簡単に触れないからです。
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これらの配管
全面改修の場合は、
壁や床をめくっている間に
配管ルートを考えることも
できます。
上手に隠蔽経路、
天井裏、床下、収納の中などを
利用すれば、
室内や外壁に
長い化粧カバーが
走るのを避けられる場合もあります。
特に町家の場合は側面の外壁が
お隣と共有していたり、
間が狭くて外壁で工事が
できない場合も多いです。
完成してからでは難しいことも、
改修工事中なら
できることがあります。
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町家に限らずですが
縁側がある場合、
和室に室外機との兼ね合いで
「エアコン、どこにつけますねん問題」
が結構続出します。
古民家改修の相談に呼ばれていくと、
あれこれ悩んだ末に
取り付けられたエアコンをよく見かけます。
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多くの場合は、
縁側を跨ぐ様に
ドレンと熱媒のホースを
テープで包んだ、
橋的なものが
縁側を跨いでいます。
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これらも
床下を縁側の床下を通したり
小梁のようなものを取り付けて
その上を渡したりなどの
隠蔽や目立たせないという方法を
あれこれやれば
エアコンを見るたびに
あー、配管気になるなーということも
なくなります。
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最後に
どうしても正面に
室外機を置くしかない場合には、
町家の格子などに合わせて
目立たなくする方法もあります。
よく、京都で見かける
犬矢来風なエアコンカバーといいますか。
こちらのブログにまとまっていました
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/pAq7x7Naj7Qr1y
ただ、囲ってしまえば
いいわけではありません。
室外機は空気を吸い込んで、
熱を外へ逃がす機械です。
囲い方によっては、
エアコンの能力や効率に
影響します。
格子の隙間や
室外機との離隔を確保して、
将来の修理や交換も
できるようにしておく。
「隠す」というより、
「建物に馴染ませる」
くらいがいいと思います。
まあ、その馴染ませ具合が難しいと言いますか。
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そして一番大切なのは、
早めに考えること。
エアコン取り付けですが、
なんとかなるやろで発注しても
「さて室外機はここにしか付けられませんが。」
となる可能性が高いです。
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工事業者としては
一番簡単なのは、
室内機のすぐ裏側の外壁に穴を開けて、
その近くに室外機を置くこと。
まずはそう配置できるかを考える。
が、正面に見せたくない。
この場合は室内側のレイアウトも
検討が重要です。
裏側に室内機を配置できれば
室外機も裏側に、、、ということになる。
しかし、それでは
前室が十分にエアコンの
恩恵を得られないということであれば、
室内外機ともに
正面に置かざるを得ないのですが、
大規模改修なら
その辺りをうまく隠したり、
室外機を置く場所を作ったりして
エアコンも一番効率や
目立たない場所に取り付けたりすることも
できるかもしれません。
====
なので、
大規模改修なら、その辺どう考えてはりまや橋〜?
と早めにこうむてんのおっちゃんに聞いておくが
いいと思います。
特に
解体して壁や床の中が
見えている段階では
確定させておきたいところです。
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町家や古民家の改修というと、
柱を残す。
梁を見せる。
古建具を再利用する。
そんなところに目が行きます。
でも実際に完成したときの印象を左右するのは、
案外こういう現代の暮らしを
支える便利機械の見せ方
だったりします。
エアコン、給湯器、エコキュート、換気フード、
電気メーター、雨樋、配線……。
現代の生活には必要だけれど、
できれば目立たせたくないものは結構あります。
こちらのような工夫しました。
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/9dEWIOTl3zxm1y
室内機は右手の欄間に黒いのが
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/dH8GXFTt4Tvnzj
室外機は縁側の近くに。
和室の木製建具の引き分けのたまり部分に
かかって、室内からはあまり目立たない位置に。
↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/g7uxpXdVe9TRR7
====
古い建物をきれいにするだけではなく、
「現代の設備を、どう違和感なく忍ばせるか」
こういうところまで考えるのも、
古民家再生や町家改修の面白いところだと思っています。
ということで、また次回。
書き出すと、ついつい長くなってしまいました。汗
====
追:
ちなみに、
「そもそもエアコンの室内機も
見せたくないんですけど……」
というご要望も、
たまにあります。
こんな感じが定番です。
正面の壁の左手の垂れ壁の横格子がエアコンの室内機。
旅館の和室によくある、アレです。
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/AZiAb2AiSd9alc
確かに古民家や町家の雰囲気の中では、
真っ白な室内機もなかなかの存在感。
取り付け位置を工夫したり、
建築側で少し細工をしたり、
こちらもいくつか方法があります。
ただ、これを話し出すとまた長くなりますので、
「エアコン室内機、どこにつけますねん問題」は、
また別のお話ということで。
が、あんまり気を使いすぎて
シャレオツ感まるだしというのも
なんかスノッブというか
ポッシュな感じかなと。
適度にダサいというか
昭和のように後付け感あっても
それらを受け入れるというのも
いいのかなという気が
個人的にはする
今日この頃です。
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