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輝建設 株式会社

古民家、全部やらないとダメか。

こんにちは。輝建設のコハラです。

古民家再生というと、

屋根を全部めくって、
床も全部めくって、
耐震補強して、断熱して、
水回りも全部やり直して。

何千万円かけて
家一軒まるごと直す。

そんなイメージを
持たれている方も
多いかと思います。

====

もちろん、
そういう古民家再生もあります。

実際、当社でも
家一軒まるごとの
フルリノベーションを
たくさんやっています。

でも、

古民家再生って
別に大きな工事だけでは
ないんですよね。

====

最近、作家の
吉本ばななさんの
YouTubeでのインタビューを
見ていたのですが、

ご家族の間で
いろいろ問題があって云々、
というお話をされていました。

ご高名なお父様がいて、
ご自身も有名な作家でも、

「まあ大体どこの家でも
問題はあるわけで、、、」

というようなことを
話されていました。

(言葉は正確ではなく、
そんな趣旨のお話です。)

====

家づくりをしている
私たちがいうと
あれなんですが、

どんな家でも
100点ではありません。

見た目がとても美しい
新築の家でも、

住んでみたら
思っていたのと違って
使いにくいところがあったり、

予算の加減で、
どうしてもケチらないと
いけなかった場所があったり。

もちろん新築で
建築的な不具合があるのは
ダメですけど(笑)。

おしゃれリノベでも
同じです。

====

ましてや、

数十年、大きく
手を入れていない家なら、

経年の傷みだけではなく、

この数十年の
暮らし方の変化にも
ついていけていません。

断熱材はどこに入れるの?

そもそも
コンセント足りない。

インターネットの
引き込みは?

昔は家に一台だった車も、
今では一人一台という
ご家庭も珍しくありません。

家を建てたころには
想像もしていなかったことが
いっぱいあります。

====

それをいっぺんに
全部解消できれば、
もちろんいいです。

どうせやるなら
やる時にまとめて。

という考え方もありますし、

実際、工事としては
一度にやったほうが
効率のいいこともあります。

でも、

一個ずつ解消していくのも
ありかなと思います。

====

例えば、

まずは内窓を
入れてみるとか。

今なら補助金もありますし。

それで冬を過ごしてみて、

「お、結構違うやん。」

となれば、
次を考えてもいい。

お風呂が寒ければ、
次はお風呂と脱衣室。

床が傷んできたら、
床を直すついでに
床下も見てみる。

そんな感じでも
いいんじゃないでしょうか。

====

あと、これはちょっと
仕方ないところも
あるんですが、

ネットに出ている
建築まわりの情報って、

どうしても私たちのような
工務店や設計事務所など、

業者側から発信されている
情報が多いんですよね。

なので、

寒いなら断熱改修。

地震が心配なら耐震改修。

水回りが古いなら
水回りも一新。

せっかく工事するなら
ここも、あそこも。

という感じで、

家の悩みは全部解決する、
という前提の情報に
なりがちです。

まあ、私もその業者側の
人間なんですが(笑)。

====

もちろん、
それが間違っている
という話ではありません。

予算が許すなら、
一度にやったほうが
合理的なことも多いです。

ただ、

そういう情報ばかり
見ていると、

「家を直すなら
全部やらないといけない」

というバイアスは
どうしてもかかります。

====

もちろん、それが正論。
ど正論。

だけど、人生、
ど正論だけでは
いけないときもある。

特に各論のど正論。

じゃあ、それを全部合わせて
総論としたときに
どうしたらいいんですか?

となるわけです。

世の中、全てお金
というわけではないですが、

自分ができないことを
誰かにお願いするときには、

お金でその感謝を
表さないといけない。

やりたいことや
欲しいものが増えると、

当然、お金も
たくさんいるわけで。

====

で、悩むわけです。

いろいろしたいことが
あるのなら、

個別に頼むよりも
一度に頼んだほうが、

工事としては
単価も下がりやすい。

これは確かです。

====

でも、実際の暮らしでは、

全部の悩みを
一度に解決しなくても
いいんじゃないかと。

====

そして、
もっと小さいところでいうと、

日々のお手入れや掃除も
めちゃくちゃ大事です。

古民家って、
掃除していると
結構いろんなことに気づきます。

「あれ、ここに
こんなシミあったっけ?」

とか、

「この建具、
前より動き悪くない?」

とか、

「なんかこの辺の床、
ちょっとフワフワするな」

とか。

====

雨樋に落ち葉が
詰まっていないか。

家のまわりに
水が溜まっていないか。

木部の塗装が
傷んできていないか。

床下や押入れが
妙に湿っぽくないか。

そんなことに
早めに気づくだけで、

大きな工事になる前に
対処できることもあります。

====

古民家は、

一度大きなお金をかけて
フルリノベーションしたら、

はい、これで完成!

あとは何十年も
何もしなくて大丈夫!

というものでもありません。

まあ、新築でも
そんな家はないんですが(笑)。

掃除して、
手入れして、

ちょっと傷んだら直して、
また使う。

====

築100年だから
100年分まとめて
直さないといけない。

というものでもありません。

むしろ昔の家は、

傷んだところを直して、
また使って、

また何年か経ったら
別のところを直して、

ということを繰り返して
今まで残ってきた家も
たくさんあります。

====

なので、

「古民家再生したいけど、
そんな大きな予算はないしなあ」

と思って、

雨漏りしているのに
そのままにしたり、

寒いのを我慢したり、

使いにくい台所を
ずっと使い続けたり。

それはちょっと
もったいないなと思います。

====

全部を一気に
きれいにすることだけが、
古民家再生ではありません。

今いちばん困っているところは
どこなのか。

そこを直すには
どこまで触ればいいのか。

ついでにやっておいたほうが
いいことは何なのか。

逆に、

今やらなくてもいいことは
何なのか。

この辺を整理するだけでも、
工事の規模はずいぶん
変わってきます。

====

工務店に相談すると、

「全部やり直しましょう!」

と言われそうで
怖いという方も
おられるかもしれませんが(笑)。

別に全部やらなくても
ええと思います。

50万円の工事でも、
200万円の工事でも、
1000万円の工事でも、

その家で困っていることが
ひとつ減って、

これからも気持ちよく
住み続けられるなら、

それも立派な
古民家再生です。

====

ただし、

小さく直していく場合こそ、
家全体を見ておくことは
大事です。

今回直したところを
数年後の工事で
また壊すことになったら、

それはさすがに
もったいないので(笑)。

今すぐやるところ。

そのうちやるところ。

まだ触らなくていいところ。

そして、

日々掃除しながら
ちょっと家の様子を見る。

====

家も家族と同じで、

いろいろ問題は
あるもんです(笑)。

100点にしてから
暮らすんじゃなくて、

暮らしながら、
ちょっとずつ直していく。

古民家は、
そんな付き合い方でも
ええんじゃないでしょうか。

「全部直さないと」
と思っていた方は、

まずは今いちばん
困っているところから。

いや、その前に
ちょっと掃除するところからでも(笑)。

そんな古民家再生も
ありですよー。

ということで、
また次回。

====

吉本ばななさんというと
「キッチン」。

映画も見ました。

川原亜矢子さん、、、、。

こんなお人形さんみたいな方が
東京にはいるんだと、

南河内の
読書好き運動音痴少年は
思いました。

あと「不倫と南米」という
短編集も好きです。

(決して、不倫は
推奨していませんので)

====

川原亜矢子さんというと
Mc Sisterですね。

妹が読んでいました。

後日、学生時代に
上京するのですが、

「Olive」という雑誌の
編集部でバイトを
させてもらいました。

今思うと、

この時にいろいろ
見せていただいたものが、

今の家づくりというか、
インテリアの好みに

影響しているなと思う
今日この頃です。

雑誌「Olive」
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/nZH6bv0JMIToBr

====

あと、
どうでもいい話ですが、

よしもとよしともさん
という漫画家も、

「吉本」という名字を聞くと
思い出します。

「青い車」、、、
よかったなー。

映画は見ていないですが。

====
追の追
書き出すと、、、、また長くなってしまった。。。汗。

みなさん、良い週末を!

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この記事を書いた人

小原 響

輝建設株式会社(大阪府東大阪市)

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