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株式会社あすなろ建築工房

プロも見てみたい!?現場見学会

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

先日、あすなろ建築工房が加盟している新住協(新木造住宅技術研究協議会)東京支部の勉強会がありました。
久しぶりのリアル開催ということで、メンバーの皆様にあすなろ建築工房の現場をご案内させて頂きました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/r73REiDCVwvIJk

以前は、支部ごとに月に一度の勉強会があり、代表理事の鎌田先生をお呼びしたりと、いろいろと学ぶ機会も多かったのですが、コロナ禍に入ってからは勉強会も少なくなってしまっていました。
勉強会を開催したとしてもリアルに集まっての会合ではなく、ZOOMを用いたウェブ開催であったため、会員同士の交流や情報共有が出来ずにいました。
新型コロナも落ち着いてきたこともあり、今回はリアル開催となり、現場見学の機会をご提供させてもらいました。

あすなろ建築工房の断熱気密の方法は、新住協の教科書通りのグラスウール充填断熱工法です。
現場見学会では、パンパンに詰まった断熱材と隙間なく貼られた防湿気密シートの様子を皆様にご覧いただきました。
この「充填断熱の様子と防湿気密シートの施工の様子を見たい」という設計事務所さんや工務店さんはとっても多くいらっしゃいます。
そんなこともあって、今回は「完全プロ向け」の見学会ではありましたが、予想以上に人気が高く、予定していた定員の20名は半日で締め切りとなり、少し増やして25名様がお越しになりました。

実は、設計事務所や工務店の実務者にとって、他社の現場を見る機会というものは実はとっても少ないものです。
昔は工務店と言うものは横のつながりは薄く、「周りの工務店は皆敵だ」って思っている人も多かったそうです。(^^;
特に設計事務所の場合は、友人の完成見学会に行く機会はあっても、他人の現場を見る機会はほとんどありません。

あすなろ建築工房は、新住協だけでなく、JBN全国工務店協会、住環境価値向上事業協同組合(SAREX)や神奈川県木造住宅協会などに加盟し、それぞれで活動にも参加しているので、他の工務店さんの現場にお伺いする機会はいろいろとあります。
(マウント取っている訳ではありません。ただ勉強好きなだけです。すみません。(^^;)

一方で、これらの団体に「加盟していない」、もしくは「加盟しているだけで活動していない」という会社さんは実はとっても多いです。
「加盟しているだけで実際には参加したことない」という工務店さんは多く、どの団体にも幽霊会員の方が結構いらっしゃいます。
「何かの際には情報がもらえるからいい」「名前だけでも名簿に載せておいてもらえればよい」って感じで、勉強会や委員会などには参加せずに、会費だけ払っている会社さんです。

私は各団体で積極的に活動していることもあり、各団体の新規メンバーさんへ勉強会やセミナーへの参加を促す立場にあります。

新規メンバーさんに話を聞いてみると、年間に2~3軒とほそぼそと新築を手掛けている小規模な会社さんにとって、最近の「高気密高断熱住宅ブーム」が脅威になっているとのこと。
今まで通りの建築基準法通りの家づくりでは、「まったく受注出来ない」という状況なんだそうです。
これまでは、親戚筋やお得意さんからの紹介で、なんとなく受注出来ていたそうですが、このところは声さえかえてもらえなくなってしまっているとのこと。

兵庫の松尾設計室の松尾さんが工務店選びの秘訣みたいな感じで「新住協やパッシブハウスジャパンのどちらかに所属していない住宅会社は選択肢から外してよい」的なことをおっしゃっているそうで、「加盟しないとスタートラインにも並ばせてもらえない」って感じなんだそうです。
「中気密くらいがちょうどいいですよ」と言っていたそうですが、このところの高断熱住宅への急激なニーズにより、「このままじゃやばい」となったようです。
そんなこともあって、慌てて各種団体に加盟される工務店さんや設計事務所さんが増えてきました。
特に新住協は新規加入の方がとても増えています。

今までの家づくり、つまりはローコストな家づくりが当たり前になっている方々にとっては、我々が行っている高気密高断熱住宅としての基本となる「充填断熱」の方法と言うものは、講習などで話を聞いたとしても、なかなか実践できるものではありません。
見よう見まねでやってみて、暖かくなかったり、夏暑かったり、結露したりと痛い目に会ってしまっている方も多いようです。
私のところにも、そのような工務店で建てられた住まい手の方からの相談も頻繁にいただいております。
名前だけ名簿に載っていればいいというものではありませんので、新規メンバーの工務店さんにも現場を見てもらったりして、しっかり学んでいただいて、基本を身に着けていただく必要があると考えています。
実際に施工している様子を見ることによって「こんなことまでやらなきゃいけないのか」という感じで驚きながらも、学んでいただいています。

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