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クオホーム

タイル選び、主張しない美学

こんばんは
クオホーム本田です。

今日は午前中に
施工中の現場を2件まわり、
外壁の納まりとタイルの
貼り上がりを確認。

午後からはオンラインで
プランニング中の
お客様と打ち合わせ。

その後、以前引渡しした
オーナー様の外構工事の
進捗チェックに。

いろんな家の仕上がりを
目で見て、感覚を更新しています。

さて本日これ↓
「主張しない絶妙なタイルの選び方」
についてのお話です。

タイルって一歩間違えると
空間の中で浮いてしまいます。

でも逆にうまく選べると、
そこにあるだけで
「なんか上質な空間」に見える。

この“なんか”がとても大切で、
意外と理屈だけでは
たどり着けない部分だったりします。

私の中では、
タイルは“素材感のある無地”
くらいの感覚で使うのが好き。

「このタイル、オシャレでしょ」
と見せびらかすような主張はNG。

家全体の素材感と調和する。
光のあたり方で表情が変わる。
そんな“静かな主張”が
できるタイルが理想。

例えばですが、よくある
人気の白タイルでも、
艶あり・艶なし、目地幅、
面状の有無など
ちょっとした違いで
空気感が変わります。

私がよく使うのは
マットな質感で
目地との馴染みがいいもの。

いかにもタイル貼りました感がなく、
自然と溶け込むようなもの。

これを床で使うときは
照明との相性まで想定します。

夜、間接照明で陰影が
出た時に「あ、やっぱこれに
して良かった」ってなる。

この“納得感”を引き出すのが
設計者の仕事です。

さらに重要なのが貼り方。

よくある馬貼り(レンガ貼り)も、
目地幅の設定や割付を
ミリ単位で調整するだけで
完成度が変わる。

タイルって、サンプルだけ見て
「いいね」で決めるとだいたい失敗します。

仕上がりのイメージを
空間全体から逆算する事が必要です。

そうする事で、
「タイルは目立たないけど、
なんか落ち着くなぁ」って
感じてもらえる。

そこを狙っています。

タイルも建材ですが、
私は“空間を作る素材”として捉えてます。

決してデザインだけで
選ばない事。

空間全体の質感を
引き上げるものとして
選んでいくべきです。

タイルを主役にするなら、
まわりの仕上げは全部引いてください。

逆に主役じゃないなら、
タイルが勝手に目立たないように
計算して選びましょう。

その塩梅がとても大切。

これができると、
「何気ないのに、居心地のいい空間」が
つくれます。

タイルはインテリアの
スパイスではなく、
ベースの素材として使うと
うまくいきますよ。

ご参考に。
では、では。

追伸
4月20日(日)の住まい見学会は
満員御礼になりました。
いつもありがとうございます。

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