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株式会社あすなろ建築工房

ウッドショック・建材ショック近況報告

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

冷え込む朝晩が増えてきて、
周りでも風邪をひいて
しまっている方も多いように感じます。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

今日は金曜日。

メルマガの日です。

なんだか「週に一度の発刊」が
定着してしまって申し訳ないです。

今朝、「号外」と言う形で、
「家づくりのお金の話が
ぜんぶわかる本 2020」
の書籍発刊のお知らせを
させて頂きました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/zE11Mpsb7kPrve

この本は「ライフサイクルコスト」
の考え方を追加して、
メルマガでお伝えしてきた
内容も盛り込んで、
内容を充実させた改訂版となります。

是非お手に取ってご覧いただければ
と思います。

さて本日のメルマガです。

「関尾さんのメルマガは長い」と
いろいろなところから
聞こえてくるようになりました。(^^;

「ウッドショック・建材ショック情報」と
「家づくりでお伝えしておきたいこと」を
書き綴っていると内容がたくさんあって、
どうしても長くなってしまっています。

ということで、本日より
「ウッドショック・建材ショック情報」と
「家づくりでお伝えしておきたいこと」は
分けてお送りするようにしたいと思います。

ということで、本日は
「ウッドショック・建材ショック近況報告」
をお伝えします。

10月26日の木材新聞の
トップページに
「12ミリ厚3×6判を100円値上げへ」
の記事がありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/H5MdzZsY6TeeZo

木材新聞の内容を
要約するような内容で、
29日の日経新聞にも
「針葉樹合板 大幅値上げ」
の記事がありました
https://asunaro-studio.jp/l/m/o24SA8VZSerk4W

「もう値上げの話はいいよ」
と思われていると思いますが、
それは私たちも同じです。

日々、木材新聞や日経新聞を
見ていると
「値上がりの話」ばかりです。

また合板が値上がりするようです。

これまでは原木価格が
上がったことによる
値上げだったのですが、
今回は合板に使われる接着剤の
値上がりに応じての値上げとのこと。

原木供給量は徐々に落ち着きが
見られているのですが、
他要因での値上がりがこのところ、
目立つようになってきました。

厚物と呼ばれる24mmの
合板は現在でも品薄で、
上棟の日程が
大きくずれ込んでくる
要因になっています。

他の工務店さんからは
「合板が手に入らず、
上棟日が決まらない」
との声も聞こえてきています。

合板不足はもう少し続きそうです。

この記事の左側には、
「中国の港荷役混乱、
終息見えず」の記事があります。

ヨーロッパやロシアからの
コンテナは、中国の港を
経由してくることが多いので、
中国の港の混乱の影響を
まだまだ受けているようです。

まだまだ中国でのコロナの
混乱が続いいるようで、
中国を発端に海上コンテナ不足が
慢性化しているようです。

上記に追随するように、27日には
「針葉樹合板1500円超に」
の記事がありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/moBlCmYWkIpMFA

ホームセンターの価格もぐんぐんと
値上がりしているようです。

プレカット会社に合板の入荷が無く、
受注したプレカット加工が出来ないため、
トラックを走らせて地方の
ホームセンターに買いに行っている
と聞いていたので、
そのような内容も記事になっています。

29日の木材新聞の
国産材合板商況が下記となります。
https://asunaro-studio.jp/l/m/jszsHwahQiruqF

上記の内容を裏付ける内容ですね。

ロシアからのカラマツの入荷が
遅れていることもあって、
国内需要が追い付かず、
国内の合板用原木が
取り合いになっていることが分かります。

29日の木材新聞に
昨年11月以降の価格の
推移が載っていました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/Pm9bufbDmhz1Wo

これまでメルマガで
お伝えしてきたことの
おさらいになるような表です。

今年に入ってからジワジワと
上がってきて、4月に
ウッドショックということで、
ガツンと値上がりして、
夏にピークを迎え、
そのまま高止まりしています。

材料によって差はありますが、
材料価格は結果的に
昨年と比べて、
2倍~2.8倍になっています。

私たちが作っている
無垢材での家づくりの場合、
家一軒にかかる木材量の費用は
400万円前後となりますので、
木材量だけで200万円以上も
材料費が高くなってしまっています。

過去のメルマガでも
お知らせしているとおり、
他の建材も値上がりが
続いているので、
工事費全体だと、
前回のメルマガで
お伝えしている通りの
値上がりとなっています。

表の下には丸太の価格も
表示されています。

原木価格があまり上がっていない
ことが分かりますね。

前回「合意書」の必要性の話の中で、
ウッドショック、建材ショックでの
具体的な価格上昇額について
お話しました。

前回のメルマガの感想として、
これから家づくりを
考えている方だけでなく、
同じ工務店の方、
設計事務所の方
から多くの情報を頂きました。

私が想像していた以上に
地方の方々も、ウッドショック、
建材ショックの影響を
受けているようで、
地方でも500万円以上の
価格アップが起こっているようです。

高性能な住宅設計で
有名な西方設計の西方先生の話では
「3000万円の2軒の計画の見積額が、
800万円と900万円と
予算オーバーしてしまって、
計画自体が延期になってしまった」
とのことでした。

また青森県でご計画されている
というメルマガの読者さんからは
「2500万円の予算で
計画していたものが、
3500万円の見積になってしまった」
とのご連絡を頂きました。

以前のメルマガでも
総工費の1割以上、
15%くらい価格が
上がっているお話をしていましたが、
まだまだ上がっているので、
年を超える頃には
2割アップなどになって
しまっている可能性も
十分にあると思われます。

2割となると3000万円の家の場合は
600万円という金額となります。

8月位までは、値上がり幅も
200万円などだったので、
仕様を変更するなどして、
予算に合わせるようにしてきましたが、
値上がりが300万円以上となってくると
仕様変更などでは、
追いつける話にはならず、
プラン変更などが必要となってきます。

余裕をもって大きな家にしていた場合は
工夫の幅もありますが、
狭小地に最初から小さな床面積で
計画していた場合は、
変更できる部分が少なく、
減額検討はとっても大変です。

他の工務店さんから
聞こえてきた声として
「上がってしまった費用の
500万円落とすために、
建物を5坪くらい小さくして
プラン変更していたが、
プラン検討している間に
また資材が値上がりしてしまって、
せっかくの面積減をした努力が
チャラになってしまった。
もう下げる要素がない。」
と言うものもありました。

都度仕入している
小さな工務店にとっては、
この急激な値上がりは、
本当に苦しいものです。

大手のハウスメーカーや
パワービルダーというところは、
仕様を一律決めているので、
その内容でメーカーや問屋と
年間契約して建材や住宅設備を
仕入れています。

このようなところは、
価格転嫁が遅くなるので、
まだ価格上昇の声を上げて
いないものと思われます。

メーカーや問屋さんも、
価格転嫁が容易な
中小ビルダー向けの値上げを
先行しているものと思われます。

世の中が大手指向になって
いくことの危険性も感じて
しまうようになりました。

私たちのような小さな設計事務所や
工務店は「工夫」で乗り切るしか
方法が無いようです。

JBNなどの仲間とも
「連携して購買出来ないか」
という話が出てきています。

この荒波を全国の仲間と
力を合わせて乗り切って
いきたいと思います。

最後に少しだけ明るい
ニュースも載せておきます。

29日の日経新聞に
「集成材原料3%安」の
記事がありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/4YQoRxK74TgXSV

ずっと上がり続けていた
集成材の原料となるラミナが
ようやく値下がりしたとのこと。

ラミナはウッドショックの引き金に
なった材でもあります。

2倍以上になった価格のうちの
3%なので、市場価格への影響は
少ないですが、
「下がる方向になった」
というのは安心材料です。

とは言ってもラミナ原料となる
ホワイトウッド、レッドウッドは
ヨーロッパ方面からの入荷となり、
途中で中国を経由してくるので、
日本に到着するには
とっても時間がかかります。

冒頭にお伝えしている通り、
中国の港で混乱が
続いているので
日本にこの少し安くなった材が
入ってくるのは、
記事にもあるように、
来年以降になります。

春先にはすべての価格が
落ち着いてきて欲しいと
切に願っています。

本日は
「ウッドショック・
建材ショック近況報告」
でした。

次回も1回のメルマガの
内容を短くして
お伝えしていきます。

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