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ハンドワークハウス (株式会社 田村建設)

ウチしかできない!

こんばんは。
HAND-WORK HOUSE
田村建設の田村です。

一気に寒くなってきましたね。
お天気の良い日はいいのですが、
曇りの日は昼間でも寒く感じますよね。

そんな日は現場の中の方が
あったかかったりします。
断熱効果を感じる瞬間ですね。

さて、昨日は
浴室の相談に行ってきました。
ご主人がご病気をされて
浴槽への出入りが
難しくなったので
良い方法はないかという
ご相談でした。

お電話で話を聞いたときは
手すりの取り付けなどで
対応できるかなと
思っていたのですが、

行ってみてみると、
軽量鉄骨のハウスメーカーさんで
建てられた物件で、
脱衣所と浴室にも
段差がある状態でした。

さらにメーカー回答で
強度不足のため、
壁に新たな手すりなどは
付けられないということ。

そうなると既存のまま
不便を解消するのは
難しそうです。

そうなると浴室ごとの
更新を考えるのですが、
ここでも大きな問題が。

壁から天井へとL型に続いた
大きな窓がついていたんです。
お風呂に入りながら星が眺められる
素晴らしいデザインなのですが、

残念ながらこれに対応できる既成の
システムバスはないんですね。

在来工法で
モルタルとタイル張りの浴室ならば
対応はできそうですが、
コストもかかりますし、
どうしてもシステムバスよりも
寒い浴室になってしまいます。

もう一つは構造面。
軽量鉄骨造の特徴である
ユニットシステムでできているので、
浴室も軽量鉄骨で囲われており、
浴室の下には鉄骨の梁があり、
その下には基礎が配置してありました。

通常、木造の住宅などであれば
システムバスの下は
すっからかんになっているのですが、
勝手が違うようです。

もちろん鉄骨や基礎を
撤去して通常のシステムバスを
取りつけることも可能なのですが、

基礎を壊すことによる
構造的な欠陥が生まれる
リスクを抱えることになります。
おそらく建物自体の荷重のかかる
基礎ではないとは思いますが、
根拠を示すことができませんので
難しいというお話をさせて頂きました。

建てられたメーカーさんでは
もちろん浴室の入れ替えは
可能なようですが、
「ウチしかできない!」と言われ、
僕が聞いてもびっくりするような費用を
提示されたというお話でした。

特殊な形、特殊な工法であるために、
他のやり方がなかなかできないせいで、
このような価格設定になってしまうんですね。

水回りは家の中でも
最初に傷む場所のひとつです。
長い間には必ず
更新するときが来ることを
考えて機種を選定することが
後々の出費を抑えることになります。

変わったデザイン、
特徴的なデザインも
個性であり、愛着もわきますし、
とてもよいと思いますが、
それが本当に必要なのか、
後から困ることはないか、
よく考えて採用するべきですね。

もっと言うと
更新やメンテナンスまで
考えられていて、始めて
「よいデザイン」と呼べるのだと思います。

キッチン・浴室、機種選びは
とっても楽しい所なのですが、
使いやすさ、美しさだけでなく、
ちょっとだけあとあとのことも
考えてみて下さいね。

それでは、楽しい家づくりを!

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