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クオホーム

ウェグナーの椅子が教えてくれた、本物の家具の話

こんばんは
クオホーム本田です。

本日午前中の打ち合わせで
新たな設計契約をいただきました。

ありがとうございます。

今回は建て替え案件です。
現在のお家の不満や気になるところを
解消しながら居心地の良い住まいを
愉しみながらご提案させていただきます。
愉しみなお家になれば。

少しだけお待たせしますが
引き続きよろしくお願いします。

午後からは現場で着工前
打ち合わせ。

土地に縄を張って建物
高さの確認と近隣にご挨拶。

着工日が待ち遠しいですね。

バタバタしながらも
充実した一日でした。

さて本日は家具の話を少し。

私が長年好きな家具の
デザイナーがいます。

デンマークの
ハンス・J・ウェグナー。

「Yチェア」を作った人と
言えばピンとくる方も
多いでしょう。

椅子を中心に
500脚以上ものデザインを
残したと言われています。

なぜウェグナーが好きか。

ひとことで言うと
「無駄がないから」
です。

見た目のおしゃれさとか
流行りのデザインとか
そういう話ではない。

座ってみると分かります。

体のどこかに
余計な力が入らない。

自然に背筋が伸びる。

木の温もりが
手に伝わってくる。

これは、ウェグナーが
椅子職人としての修行を
しっかり積んだ上で
デザインを学んだ人間だから
出せる質感だと断言します。

「作れる人間が
デザインしているか」

ここの差は
完成したものに
確実に出てきます。

これ、家づくりでも
まったく同じ話です。

現場を知らない設計者が
描いた図面は、
見た目はきれいでも
職人が困る納まりに
なっていることがある。

逆に、現場と設計を
両方知っている設計者の
図面は、どこか無理がない。

余計なコストも
発生しにくい。

施工精度も上がる。

理由は単純です。

作る側の苦労が
設計の中に織り込まれているから。

ウェグナーの椅子で
もう一つ好きな部分があります。

時間が経つほど
良くなるという点。

使い込むほどに
木の艶が出てくる。

角がほんの少し丸くなる。

新品の時より
数年後の方が
愛着が増している。

これは安い家具には
絶対に起きないことです。

素材が本物だから
時間が味方になる。

家も同じです。

新築時のきれいさより
10年後も20年後も
「やっぱりいいな」と
感じられるかどうか。

そこが本物かどうかの
分かれ目です。

大量生産の安い椅子を
数年ごとに買い替えるのか。

最初に少し値が張っても
一生使える椅子を
一脚選ぶのか。

家づくりの考え方も
ここと重なります。

安い建材を
たくさん並べた家は
数年後に急に残念に見える。

素材に投資した家は
時間が経つほど
落ち着いた表情になる。

流行を追った家は
流行が変わると古く見える。

普遍的な素材と比率で
整えた家は
時代に左右されない。

ウェグナーは生涯を通じて
「椅子は座るためにある」
という原則を外しませんでした。

デザインのための
デザインはしなかった。

私も設計で
ここだけは外したくないと
考えている部分があります。

家は暮らすためにある。

見せるためでも
自慢するためでもない。

毎日の暮らしの中で
心地よく、長く使える家。

そこを外さないこと。

ウェグナーの椅子を
見るたびにそれを
思い出しています。

私も個人所用で
AP71を購入しました。
ヴィンテージで一目惚れです。

先日こんな動画を見ました。
https://m.quohome.com/l/m/pDqYUeGxWDNxTd

おもしろいですよ。

ご参考に。
では、では。

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この記事を書いた人

本田 準一

クオホーム(兵庫県姫路市)

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