こんばんは!
マルトの澤田です。
家を建てようと考える時、漠然と
「広い方がいい」
と思っていませんか?
広々とした空間は確かに魅力的ですよね。
ただ、、、今は、、、
いや、これからもか。
住宅の価格は恐らく上がっていきます。
そう考えると、沢山の資金があるなら
ともかく、そうでなければ、本当に
必要な広さを見極めることで、建築費
を抑える事ができ、さらには家全体を
より機能的にしたりすることができます。
今回は「無駄な広さ」についてお話し
してみましょう。
○リビングは大きくして欲しい
これ結構多い要望ですが、実はこれ
一番最初に削りにかかる所です。
ウチのモデル見て頂くとわかりやすい
のですが、うちのリビングは4.5帖
しかないんですね。
確かに単体で見ると、4.5帖は狭いです。
でもLDKとして一体空間となってたり
壁を減らして閉鎖感を無くす事で、
全く狭さを感じません。
大きいリビングがダメって意味ではなく
どうしても予算的に厳しいとか、面積的に
大きくする事が出来ないって方は、
ここ見直すのも良いかと思います
○子供部屋は6帖でクローゼット付き!
まず、この部屋どれだけの期間使い
ますかね?
早いと中学・高校の6年間で終わり
ますよね。
その部屋の為に6帖でクロークが付く
と4坪弱のお部屋になります。
単純な坪単価計算にはなりませんが
坪70万と考えると、2部屋で560万、
子供が3人いてそれぞれに用意すれば
840万です。
たった6年にそれだけの費用ってどうか
と思いませんか?
それと、あまり居心地が良すぎると、
部屋にこもりがちになります。
勉強机とベッドだけなら極論3帖でも
十分です。4.5帖でも十分ですね
例えば、、、
子供二人なら中・高の時は6帖間を
半分に割って使う。
どちらかが出て行けば、一人が占有
すれば良いですし、両方出て行けば
物置なり書斎に使うなり出来ます。
さっきも言いましたが、出来るだけ
小さくする事で、家族と過ごす時間
を大切にするのが、今は主流になって
います。
○トイレは将来を考えて広めに
トイレは確かに広くても良いかも
しれませんね。
老後がどうなるかわかりませんし
でも奥行きはそんなに要らない。
1帖サイズのトイレだと、便器の前は
異常に広くなります。
トイレは奥行きよりも幅の方が重要
ですので、幅を広げつつ、奥行を
縮める方向で検討頂くのが良いかと
思いますよ。
○布団の仕舞える押入が欲しいです
UA値で0.4前後、C値0.5ぐらいまでの
高断熱・高気密の家は、一年中室温が
安定しているため、寝具を季節ごとに
変える必要がありません。
一年中同じ布団でOKです。
つまり、日本の家には必ずあった、布団
や座布団を片づける1帖サイズの押入れは
無くても良くなります。
もちろん、お客様用のふとんを用意する
となると必要にはなりますが、それも
真空パックしちゃえばそんな大きさも
いりませんよね。
座布団も家で冠婚葬祭や祭り事をする
事も減りましたので、ほぼ不要。
とりあえず押入ではなく、収納は必要な
量と大きさをしっかりと考え、無駄な
収納スペースは作らないのが得策です。
○やっぱり玄関は広くしたい
玄関は家の顔とも言いますが、本当に広い
スペースが必要でしょうか?
昔みたいに玄関でお隣さんと長話も無く
なりましたね(笑)
そんなにお客様も来ないですし。
シューズインクロークを設けると、玄関に
家族の靴が並ぶことがなく、常にスッキリ
とした状態を保てます。
家族の靴が並ぶ事が無いので、当然必要
以上に大きくする事も必要ありません。
「家は大きい方が良い」
確かにそういう一面もあるとは思いますが、
誰もがそうできる訳でもないし、そうで
ない一面もあると思います。
何で大きな部屋がいるの?
本当にその大きさは必要?
一度、固定観念は捨てて、自分に本当に
必要な物は何かを考えてみれば、コスト
バランスにも優れた、良い家造りに繋がる
と思いますよ
ではでは
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