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株式会社 北村建築工房

「掘り出しモノの土地はあるのか?

こんばんは。

一昨日は日帰りで京都大阪へ出張してました。
大阪にある「ダイシンビルド」さんの仕事を拝見しに
全国の工務店有志の皆と実例を案内してもらいました。
社長の清水さんはオモロイオジサンですが、新住協
の理事や、様々な団体での役をこなす関西のドンと
いわれる畏れ多い凄い人(怖くないですw)です。

独特の分野でもある「京町屋の改修」の難しい
仕事も見せてもらい、若いスタッフ教育にも注力し
た成果を実例を通して出されているのを目のあたりに
できたりと本当に有意義な研修となりました。
ダイシンビルドHPはこちら↓
https://ki-kobo.net/l/m/omlsgFA0e1aSGN

しかし京都駅の降り立った時点で前の雰囲気からは
格段に違う外国人観光客の数の多さに改めて驚く。
ここは海外かという感じで鎌倉とは比にならない。

混む名所をよそにひたすら現場見学巡りの後、清水
さんが万博特需の中、予約の取れない美味いお好み
焼き屋用意してくれて、堪能し、とんぼ返りの一日。

で翌朝早くから事務所にて鎌倉の土地の決済。
ネットバンキングは色々なパターンの手続きがあり、
大きな額が動くからトラブルないか内心ヒヤヒヤ。

月末もあってかなかなか銀行内の手続きが時間が
かかり、二時間近く、皆さんで世間話しながら待ち
続け、ようやく振込確認頂いて無事に取引完了。

紆余曲折ありましたが、ご家族が探し求めていた
ものが色濃くある素敵な土地の仲介ができました。
既に家のイメトレは進んでいるので、具体的な
フェーズへ向かっていきます。

そう、だから「土地探しは最後にする」のがベスト!

その土地探しで私が仲介しました物件がもうすぐ
葉山に完成しますので、いつも通りの先行告知です。

広い雑木庭と薪ストーブのある天龍焼杉の家です。
外観はこんな感じに仕上がってきています↓

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「緑蔭の家」完成見学会 in 葉山町一色

開催日時: 6月15日(日)9~17時

受付開始: 6月2日(月)PM12:00 よりオープン

当日はこちらからどうぞ↓(BMお願いします)

葉山一色の落ち付いた住宅街に、延床42坪の「緑蔭の家」が完成しました。 雑木の庭にはコナラやカツラなど将来的にしっかりと木陰をつくる樹種を採用し、 木漏れ日の中…
ki-kobo.net

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さて、今日のテーマはこちらのお宅にような
土地探しをする皆さん向けへ気になるオハナシ

「掘り出し物の土地はあるのか?」

というお話です。

不動産サイトや資料であれ、「安い」!?と感じる
土地でも、実は見えないコストや制約が隠れている
ことが結構あります。

例えば以下のようなリスクです:

・古い擁壁が現行基準を満たさず、是正工事が必要
・擁壁が隣地と共有、所有者が不明などで改修困難
・再建築不可、または建築制限がかかる区域に該当
・上下水道やガスの引込みが未整備で、別途費用が発生
・地盤改良が必要で、追加コストが発生する可能性
・境界未確定で、隣地とのトラブルリスクがある
・前面道路が私道で、通行権や管理負担が曖昧
・大型重機が入れず、駐車場が無いなど工事費が割高に

これらの情報は広告図面に記載のある場合もありますが、
すべてが網羅されているわけではありません。
その意味でも、図面の読み解きと現地確認の両方が大切です。

こうした物件は、不動産仲介のプロだけで判断
するのではリスクもあります。地盤や構造、法規に精通
した建築側からのアプローチもあっての「価値ある土地」
をしっかりと選ぶことができます。

だからこそ、土地探しから家づくりまで
ワンストップで検討する体制が、人生設計から資金計画
含めて、手に入れたい「コト」や「暮らし」をブレずに
求めていくには不可欠な時代になったと思います。

そして今日のテーマ

「掘り出し物の土地」はあるのか?

ご想像通り(汗) まず無い。
でも100%無いとは言えないんです 経験はあるから。
まあ正直なところ、ダイヤの原石見つけた的なものは、
よほどの偶然や事情がない限り、ほぼ出会えません。

土地はまず「磨いても光らない」ものだし、磨けば
磨くほど本当の姿が露わになる。そして価格が
“それなりの理由がある”といつか気づくから。

古家や擁壁、インフラ未整備、法規制や接道条件…
様々な要素が織り込まれ、結果として価格は
ある程度妥当な水準に落ち着いているものです。

凄い指値(値引)が通って安くなったというのは
掘り出しものを見つけたのではなく、たまたま
良い買い物ができたということになります。

「掘り出し物探し」よりも、

「納得できる価値の見極め」

を心がけてみてください。

そして申し込みをする際は駆け引きを前提にせず

「この金額なら欲しい」

というその価値を自分で決めておくこと。

それが失敗しない土地選びの一番の近道です。
家もそうですが、モノの「価値」を常に見る
ということをお忘れなく。

ではでは。

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