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株式会社 菊池組

◯◯で 恋をする

こんばんは菊池組・キクチです。

便利なもので、一般の方がスマホですぐに色んな情報が探せるようになりました。

多くの人が、まずは視覚で恋をする。

建築会社選定であっても、使う部材や素材の選定においても、見た目がカッコ良くなければどんなに良い物であっても、検討の土俵にも上がらない事も多いでしょう。

そのためか、建築会社も建材メーカー等も、WEBサイトにもSNSにも、とにかく見栄えの良い写真を並べます。

パット見では素敵な雰囲気のヘリンボーン張りフローリングのように見えても、よく見るとそういう柄が印刷してあるクッションフロアだったりしますし、使い古した雰囲気のヴィンテージ感がある建具に見えても、そういう柄が印刷してある化粧シートだったりします。

少し目が肥えている人は、現地で実物を見ればすぐに分かります。
もう少し目が肥えている人なら写真でもわかるものですが、その写真が上手ければ上手いほど、ニセモノでも本物のように見せてしまい、そんなにカッコ良くないものでも、カッコ良く見せてしまいます。

フェイク素材を例に上げましたがそれだけでなく、素材の持つ艶や照り具合、手触りなどの素材感や風合い、部材同士の取り合いの見せ方、空間の落ち着きや抜け感、光のまわり方、そういういわゆる本質的な「設計力」や「施工力」が介入する所は、写真ではあまり伝わらない事も多いと感じます。
いえ、上手な写真家が撮れば、素敵な建物はさらに素敵に見せられるのでしょうが、、、

外観写真では外構や植栽を含めて美しい外観が形成されますので、それらを含めて全体で美しく見えるかはもちろん重要ですし、それらを含めて上手く撮れている写真はとても美しいのですが、元の建物本体がカッコ良くないのにそれらで上手く誤魔化される…なんて事がないように気をつけてほしいです。

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