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凰建設 株式会社

原発再稼働と猫の鈴

凰建設の森です。

いよいよ梅雨らしい天気に
なってきました。

今日は現場の検査に。
外部の検査なのでちょっと
雨はやめてほしいんですけども、
そうも言ってられません。

さて、本日の話題は
エネルギーについて。

というのも、先日の
東京都の太陽光発電
義務化の話題に触れた所
様々な方から様々な
意見が感想で寄せられました。

原発再稼働について
どうなんでしょうという意見も
それなりにありました。

という事で、本日は、
原発再稼働について
私の思う所のお話を
させていただけたらと。

ちなみに、東京都の
太陽光義務化について、
誤解されている方も多いので
ちょっと補足しておきますが、
何が何でも太陽光を載せないと
ダメだという意味での義務化では
ありません。

そもそも義務化というのは、
都民に対する義務化ではなく、
建築会社に対する義務化。

それも年間2万m2以上の施工を
する約50業者に対しての義務化。
それ以外の建築会社さんは、
付けても付けなくてもどっちでも。

対象業者でも条件が悪い立地などの場合
義務化を逃れるセーフティネットが
用意されるという見込みですので、
実際に都内の住宅で、太陽光を
付けなければならないという
ケースは4割程度になるのでは。

太陽光をどうしても付けたくないなら
付けない方法はいくらでもある。

義務化という言葉のイメージが
悪かったかもしれませんね。

で、原発ですね。

原発を再稼働すればいいじゃない。
というお話はあちこちで良く聞きます。

ではなぜ、原発が再稼働できないのか。
それぞれの原発において、それぞれの
事情があるのですが、簡単に言うと、
猫の首に誰が鈴を付けるか問題と同じ。

日本全国どこの原発でも、
共通して絶対条件としているのが
「福島を繰り返さない」という方針。

万が一が起きた時に、誰が
責任をとることができるのか。

誰も取れないんです。
事故が起きた時の被害が
大きすぎる事が分かったから。

原子力規制委員会は、
原発の安全基準を従来よりも引き上げ、
万が一を更に厳しい想定にした。

テロの想定もした。
結果、その基準をクリアできる
原発が少なかった。

次の万が一が起こった時に、
誰もが「自分は悪くない」
と言い訳ができるように動くと
結局は何もしないが着地点。

1/100の確率のガチャがある。
1を引いてしまったら死にます。
残りの99なら1万円貰えます。

あなたはガチャをやるか。
それが1/1000や1/10000の
確率ならやるか。

恐らく、1/10000の確率なら
他人には勧めるかもしれない。

しかし、自分がやるとなると
躊躇するのではと想像します。

結局この笑い話を本質の部分では
誰も笑うことはできないんです。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/Jsm6gd6693SY3V

日本には柏崎刈羽原発という
世界最大の原発があります。
新潟県に建てられております。

1985~1997年に掛けて
7基の原発を建設してきました。
2003年までは全部まともに
動いておりました。
しかし、それ以降トラブルや、
新潟の地震、東北の地震の
影響もあり、この原発は
殆ど稼働しておりません。

既に、稼働している時間より、
止まっている時間の方が長い。

この原発を稼働させるかどうかの
住民の意識はこの通り。
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/gdgPxhGLokDfDT

稼働させた方が日本全体の
電力が安定することは分かってる。

しかし、自分が責任を取る立場に
なったり、リスクを自分が負う
立場になったら、嫌だなと思う。

猫に鈴を付ける係にはなりたくない。

もし、原発が必要なのだと
思うのであれば、原発の再稼働に
必要なアクションを起こすべき。

原発の再稼働に必要なアクションは
SNSで「再稼働しろ~」と
愚痴る事ではありません。

自分の所属、名前を使って
ロビー活動を行ったり、
署名活動を行ったり、
そういうワークグループに
所属したりすることです。

原発のある地域住民に対して、
公共の利益(電力安定)の
為に、リスクを負ってほしいと
説得をする事になります。

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