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クオホーム

「広さ」と「広がり」は違う。

こんばんは 
クオホーム本田です。 

今日は朝から新しく着工する 
お家の敷地確認に行ってました。 

住宅地の一角、敷地はそこまで 
広くないのですが、隣地との 
距離感や空の抜け感が 
とても良い感じの場所です。 

「この場所、うまく料理したら 
かなり良い家になるなぁ」と 
設計が愉しみです。

さて本日は、 
家の“広さ”の感じ方について 
お話ししたいと思います。 

家の広さは「坪数」だけでは 
測れません。 

たとえば30坪の家でも、 
設計次第で体感的に 
35坪に感じさせることも 
可能です。 

そのカギになるのが、 
“視覚的な広がり”です。 

たとえばですが、 
窓の取り方ひとつで
室内の印象は  大きく変わります。 

外とのつながりを意識して 
あえて低い位置に 
横長の窓を設けると、 
視線が外へと抜け、空間が 
ぐっと広く感じられます。 

「空間が広く見える窓」 
これ、設計でつくれるんです。 

天井の高さも同様です。 
ただ高くすればいい、ではなく 
一部をあえて下げて天井に 
メリハリをつけると、 
抜ける部分の天井が 
より高く感じられるように。 

心理的な錯覚をうまく 
設計に取り込むことで、 
実際以上に広く感じる 
空間になります。 

また家具の配置計画も重要です。 
「置く前提」で間取りを組む。 

これが意外とされていない。 

あとから「このソファ、
ここに  入らない…」ってことが
あります。 

でもちゃんと計画しておくと、 
家具と壁の隙間に余裕が出て、 
それだけでも広がりを感じます。 

こういった「広がり設計」は、 
設計者の経験値がモノを言います。 

目の錯覚を前提に 
空間を構成していく技術。 

私はこの部分にけっこう 
こだわっています。 

なぜなら、限られた坪数でも 
快適に暮らせる家は作れるから。 

広い土地がないと 
快適な家ができない。 

それは違います。 

ただ建てるだけではなく 
「どう暮らすか」を考えると、 
空間に何を感じるかが大事です。 

広さそのものではなく 
「広がり」や「抜け感」、 
「光の入り方」「視線の抜け」 

そういった部分が、実際の 
数字以上の快適さを生み出します。 

数字に惑わされず、 
体感の心地よさを大事にした 
設計がしたいですね。 

それができるかどうかが、 
設計者の技術の差だと 
個人的には思っています。 

ご参考に。 
では、では。

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