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【床材におすすめ】リノリウムの優れた特徴と注意点を解説

みなさんは「リノリウム」という素材をご存知でしょうか?
この記事では、リノリウムの概要とその優れた特徴、使用する場合の注意点について解説します。

リノリウムはどんな床材?

リノリウムは1860年代にイギリスで発明された素材で、主に住宅などの床材として利用されています。
160年の歴史があるリノリウムですが、最大のポイントは「天然素材」である点です。主原料が亜麻仁油で、その他に食物繊維・石灰石・木粉・コルク粉などからできています。

床材といえば、これまで日本ではビニル系素材のものが多く使われてきました。理由は、ビニル系素材が比較的短い時間で作れる素材だからです。

しかし環境への配慮が今まで以上に求められるようになった社会において、天然素材のリノリウムが再び注目されています。

リノリウムの優れた特徴3つ

天然素材のリノリウムには、優れた特徴がいくつもあります。ここでは3つの特徴を紹介します。

安全に使える

リノリウムは天然素材なので、有害物質が発生しません。このため廃棄する際は土に還せば良く、サスティナブルな素材です。
また、リノリウムは発火温度が高いのも特徴です。このため燃えにくく、もしも火事が起きても延焼しにくいというメリットがあります。

安心して使える

リノリウムは耐久性の面でも優れています。傷がつきにくいうえに、家具類の重さに耐えられます。このため床材だけでなく、テーブルの天板などに用いられます。
また、主原料の亜麻仁油には抗菌作用があります。この特徴から、病院や保育園の床材としても人気があります。

清潔を保ちやすい

リノリウムの表面はとても滑らかなため、静電気がほとんど発生しません。そのためホコリが溜まりにくいという特徴もあります。
また、表面が滑らかなことで水分をよくはじきます。ジュースなどをこぼしてしまっても、すぐに拭き取ることで染みが残ることはありません。
子育て世代のお家の床材にも適しているといえます。

リノリウムの注意点3つ

優れた特徴をもっているリノリウムですが、注意すべき点もあるため解説します。

紫外線とアルカリ性に弱い

リノリウムは紫外線に弱い性質があります。日当たりが良いところあると、変色してしまい元には戻りません。
基本的には日があまり当たらない場所に使うようにすべきです。もし日当たりの良い場所で使用したい場合には、日が差し込む窓をUVカット仕様にするなどの対策が必要です。

また、アルカリ性に弱い性質もあります。アルカリ性に触れると変色の原因になります。リノリウムの表面はよく水をはじくため、基本的にワックスがけ等は不要ですが、もしワックスをかけたり洗剤を用いて拭き掃除をする場合には、アルカリ性のものは避けるべきです。

特有のニオイがある

主原料が亜麻仁油のため当然といえば当然なのですが、リノリウムは亜麻仁油のニオイがします。独特なニオイのため苦手な人や、まれに気分が悪くなる人もいます。
ただし、天然素材ですので当然ながら健康に害はなく、ニオイ自体も時間の経過とともに消えていきます。必要以上に気にする必要はないでしょう。

費用が比較的高い

天然素材のリノリウムは、ビニル系素材などに比べ製造に手間がかかります。その分コストも割高になるため注意が必要です。

自宅でリノリウムを使いたい3箇所

リノリウムの特徴や注意点について解説してきました。
その内容を踏まえ、リノリウムは自宅内のどのような箇所に使うと良いのでしょうか?
ここでは3箇所ピックアップして解説します。

子供部屋

まずおすすめするのは子供部屋です。子供が過ごす部屋は、家の中でもとくに安全・安心が気になりますが、そのような環境にリノリウムは最適です。
有害物質が発生しないリノリウムは、床材としてだけでなく家具類の材質としても適しています。また、傷がつきにくい点も子供部屋におすすめな理由です。

水回り

リノリウムは、キッチンやトイレなど水回りの床材としてもおすすめです。表面が水を弾きやすく、ホコリなどの汚れがつきにくい特徴が生かせるためです。
汚れがついてしまった場合でも、すぐに拭き取ることで汚れ残りすることはありません。清潔さを保ちたい水回りに最適です。

書斎

リノリウムは書斎の床材にも適しています。耐久性の高いリノリウムは、書斎に置かれた本棚の重さにも耐えられるうえ、凹みや傷にも強いためです。
また書斎は本を保護する意味で日当たりが良いケースは少なく、紫外線に弱い性質のあるリノリウムが扱いやすい場所といえます。

まとめ

リノリウムは安心・安全、そして清潔に使える素材です。
費用が少しかかってしまう点などには注意が必要ですが、それ以上に使用価値が高い素材といえるでしょう。
これから新築やリフォームを計画している方は、「リノリウム」の特徴や注意点を踏まえて、上

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