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透湿防水シートに直接、吹付断熱を施工してはいけない訳を解説します。
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透湿防水シートに直接、吹付断熱を施工してはいけない訳を解説します。

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家づくりにおいて、断熱性能はもちろん大切。でも、それだけでは十分ではないと感じたことはありませんか?建物の快適さと長寿命を守るためには、単に温かい家を作るだけではなく、湿気管理と防水も欠かせません。あなたの家、湿気対策、大丈夫ですか?

実は、吹付断熱を透湿防水シートの上にそのまま施工するのは、思った以上に危険な行為だってご存じですか?見過ごしがちなこの施工方法、実は建物の耐久性を大きく損なう原因となりかねません。結露やカビの発生、さらには構造物の劣化を招く可能性も…。

どんなに素晴らしい断熱材を使っても、透湿防水シートを無視した施工では、その効果を最大限に発揮できません。

専門家や多くの建築士が警告しているように、適切な施工方法は家の健康を守るために非常に重要です。実際、建物の寿命を延ばすためには、施工時のほんの小さな配慮が大きな違いを生みます。住宅業界でもこれに関する認識が高まり、より多くの建物で意識的に対応されています。

この記事では、透湿防水シートに吹付断熱を施工する際の重要な注意点を徹底解説します。なぜ直接施工してはいけないのか、そしてどのようにして家の耐久性を守る施工ができるのか、その具体的な方法をお伝えします。

この記事を読めば、あなたの家づくりにおいて透湿防水シートと断熱材の正しい施工方法を理解し、家を長持ちさせるための重要な知識が手に入ります。さらに、結露やカビから家を守り、家族が健康で快適に暮らせる環境を作り上げることができます。

家づくりでの失敗を避け、快適で長持ちする住まいを手に入れるためには、施工の基本を抑えることが不可欠です。透湿防水シートと吹付断熱の適切な施工方法を知ることで、あなたの家を守り、安心して住み続けることができるのです。

1. 透湿防水シートの役割と特性

家づくり百貨のyoutubeでも解説しています

1-1. 透湿防水シートとは?

透湿防水シートは、建物の外壁や屋根、床などの構造体に使用される重要な建築資材です。主に、防水性と透湿性を兼ね備えたシートとして、外的な水分が建物内に侵入するのを防ぎつつ、内部の湿気を外に逃がす役割を果たします。このシートは、外壁や屋根材の下に設置され、雨水や雪解け水が建物に浸透するのを防ぎます。

透湿防水シートの透湿性とは、シート自体が水分を外に排出できる性質を持っていることを意味します。建物内で発生した湿気や結露を外部に逃がすことにより、内部の環境を快適に保ちます。しかし、このシートが機能するためには、適切に設置されることが非常に重要です。

透湿防水シートはまた、防水性を持つため、外部からの雨水や湿気が建物の内部に侵入するのを防ぎます。これにより、建物の構造部分や内装が水害やカビなどの影響を受けることを防ぐのです。透湿防水シートは、特に湿度の高い地域や雨の多い地域で使用されることが多いです。

このシートは、湿気を適切に管理するために設計されており、建物内の温度や湿度の調整に重要な役割を果たします。これにより、建物の耐久性が向上し、住環境がより快適で健康的になります。特に夏季や冬季における温湿度の管理が重要です。

透湿防水シートは、外部の環境に適応するために、設置場所や使用条件に応じて異なる種類があります。たとえば、耐候性や耐UV性が求められる屋根用、湿気の多い場所で使用するためのものなどがあり、施工時に最適な選定が必要です。

1-2. 透湿防水シートの重要性

透湿防水シートは、建物の耐久性と居住性を保つために欠かせない要素です。これにより、外部からの水分侵入を防ぎつつ、内部の湿気を外に逃がすことができます。シートの機能がしっかりと発揮されることで、建物内部の結露を防ぎ、カビや腐食のリスクを減らします。

もし透湿防水シートが適切に機能しなければ、建物内部に湿気がこもり、結露やカビが発生しやすくなります。特に、高湿度の環境や気温差が激しい地域では、この問題が深刻化する可能性があります。透湿防水シートは、湿気の管理と結露の抑制において非常に重要な役割を果たすのです。

また、透湿防水シートは、建物の長期的な耐久性を確保するために設計されています。防水性を高めることで、屋根や外壁に浸入する水分を防ぎ、内部構造の腐食を防ぐ役割も担います。湿気が内部に閉じ込められないようにし、構造体の健康を守ります。

さらに、透湿防水シートは、建物内部の環境を快適に保つためにも重要です。特に、湿気を排出することにより、室内の温湿度を適切に保ち、住環境をより健康的にします。夏や冬の温湿度調整において欠かせない存在となります。

このように、透湿防水シートは建物の保護や快適な住環境を維持するために非常に重要です。適切な施工が求められるため、注意深い選定と施工が不可欠です。

2. 吹付断熱を直接透湿防水シートへ施工した場合の問題点

youtubeからの切り抜き画像

2-1. 透湿防水シートの機能が失われる原因

吹付断熱を施工する際、透湿防水シートの機能が損なわれるリスクが存在します。これは、断熱材が透湿防水シートの上に直接吹き付けられることによって発生します。シートの透湿性を確保するためには、断熱材とシートの間に適切な空間を設けることが非常に重要です。

吹付断熱材はその性質上、建物内部を密封する役割を持ちますが、過度な気密性が透湿防水シートの機能を妨げる可能性があります。これにより、湿気がシート内部に閉じ込められ、建物内部で湿度が高くなり、結露やカビが発生するリスクが増加します

また、断熱材がシートに直接接触することで、シートの透湿機能が著しく低下することがあります。これにより、湿気が建物内部にこもり、長期間にわたって建物の構造を傷める原因となります。湿気が逃げることなく閉じ込められるため、カビや腐食が発生し、建物の寿命に悪影響を与える可能性があります。

そのため、吹付断熱を施工する際には、透湿防水シートの機能を守るための対策が不可欠です。例えば、断熱材とシートの間に通気層を設けることが推奨されます。これにより、湿気が適切に排出され、建物内部の環境が保たれます。

しかし、勢いよく吹付断熱を施工する事により、透湿防水シートが外側に膨らみ通気層をつぶしてしまう施工が多く、大変リスクがある施工方法ですのでおススメできません。

こうした理由から、透湿防水シートに直接吹付断熱を施すことは、長期的な建物の健康にとって非常に危険であるため、施工業者には十分な注意が求められます。

なお、「日本アクア」さんから直接透湿防水シートに吹いても透湿防水シートの機能は確保され保証される商品が発売されています。しかし、きちんと注意書きで以下の事は記載されていますが、通気層を確保するのは容易ではありません。

引用元:日本アクア様 https://www.n-aqua.jp/business/products.html

2-2. 結露の発生

吹付断熱を透湿防水シートの上に施工した場合、建物内部で結露が発生するリスクが高まります。これは、断熱材が湿気を逃がすことなく建物内部に閉じ込めてしまうためです。特に、外部と内部の温度差が大きい場所では、結露が発生しやすくなります。

結露は、温度差が大きい場所で特に問題となります。例えば、外気温が低く、室内が暖かい状態では、壁や屋根の中で温度差が発生し、湿気が凝縮して水滴となります。これが続くと、断熱材内に湿気が吸収され、構造体に影響を与えることになります。

結露が発生することで、建物の構造体が腐食したり、カビやダニが発生したりすることがあります。これらは健康にも悪影響を及ぼし、住環境が悪化する原因になります。そのため、結露の発生を防ぐためには、断熱材と透湿防水シートの間に十分な通気性を持たせ、湿気が滞留しないようにする必要があります。

また、結露が進行すると、建物の耐久性に深刻な影響を与えます。結露が壁や屋根内部に長時間残ると、木材や金属が腐食する原因となり、構造体の劣化が進みます。そのため、適切な通気対策と湿気対策を講じることが非常に重要です。

結露を防ぐためには、吹付断熱を施工する際に透湿防水シートの性能を損なわないような施工方法を選ぶことが不可欠です。湿気がこもらないように施工を計画し、施工後も定期的な点検を行うことが必要です。

3. 透湿防水シートに吹付断熱を施工する際のリスク

吹付
引用元:日本アクア様

3-1. 吹付断熱と透湿防水シートの適切な施工方法

透湿防水シートに吹付断熱を施工する際には、シートの透湿性を確保することが非常に重要です。適切な施工方法を選ぶことで、透湿防水シートの機能を維持しつつ、効率的な断熱を実現できます。最も重要なのは、吹付断熱材を直接シートに接触させないようにすることです。

吹付断熱材は、通常、厚い層を作り、建物の内外の温度差を遮断する目的で行われます。ですが、これを透湿防水シートの上に施すことで、そのシートが持つ透湿性が妨げられる可能性があります。これにより、湿気が建物内に閉じ込められ、結露やカビの発生を引き起こす原因となります

吹付断熱の施工方法としては、シートと断熱材の間に一定の空間を確保することが推奨されます。この空間を設けることで、シートの透湿性が保たれ、湿気が建物内に閉じ込められることを防ぎます。また、断熱材の施工後に湿気が排出される通気口を設けることも重要です。

適切な施工を行うためには、吹付断熱をする前に透湿防水シートの設置状態を確認し、シートとの間に必要な隙間を確保することが大切です。これにより、シートが本来の役割を果たし、湿気を外部に排出することができます。

吹付断熱を行う場合、専門的な知識を持った施工業者による計画と施工が求められます。透湿防水シートと断熱材が互いに影響し合わないように設計することが、最終的な住環境の快適性と建物の耐久性を保つために非常に重要です。

3-2. 施工後の管理とメンテナンス

透湿防水シートに吹付断熱を施工した後は、建物内部の湿度や温度の管理が非常に重要です。施工後の管理を怠ると、湿気が建物内部にこもり、断熱材の効果を十分に発揮できなくなることがあります。定期的な点検と管理が必要です。

施工後には、建物内での湿気の発生源を特定し、対策を講じることが大切です。例えば、室内での水蒸気を適切に排出するために、換気設備の使用や湿度を管理することが求められます。これにより、湿気がこもることを防ぎ、建物内部の健全な環境を保つことができます。

メンテナンスの一環として、吹付断熱材の劣化具合や透湿防水シートの状態を定期的に確認することが重要です。特に、結露やカビが発生していないか、湿気がこもっていないかをチェックし、必要に応じて修繕を行うことで、建物の長寿命化が図れます。

また、施工後の点検には、専門的な知識が必要な場合もあります。特に高所や屋根部分などは、目視だけではチェックしきれないことがあります。専門業者による定期的な点検を依頼することをお勧めします。

定期的なメンテナンスを行うことで、透湿防水シートと吹付断熱材の両方を最適な状態に保つことができ、建物内部の湿気管理をしっかりと行うことが可能です。これにより、長期的に快適な住環境を維持することができます。

まとめ:透湿防水シートに直接吹付断熱を施工するのはやめておこう

透湿防水シートは建物にとって非常に重要な役割を果たしており、外部からの水分を遮断し、内部の湿気を外部に排出することで、建物の構造や住環境を守ります。しかし、吹付断熱を直接透湿防水シートの上に施工することは、シートの透湿性を失わせ、湿気が内部に閉じ込められる原因となり、結露やカビ、さらには構造物の劣化を引き起こすリスクがあります。

吹付断熱を行う際には、透湿防水シートの機能を維持するために、適切な施工方法を選ぶことが不可欠です。断熱材とシートの間に構造用合板を間に施工することで、シートの透湿性を確保し、湿気の排出を妨げません。この合板を使用せずにケチるような施工を行う会社は、建物の耐久性や住環境に大きなリスクをもたらす可能性が高いので、慎重に業者を選ぶことが重要です。

透湿防水シートと吹付断熱を組み合わせる際は、専門家の指導のもとで施工を進め、湿気の管理に十分配慮することが重要です。断熱材とシートの間に適切なバリアを設けること、そして施工後の点検を怠らないことが、建物の寿命を延ばし、健康的で快適な住環境を守るための鍵となります。

※なお、このブログは吹付断熱材を否定しているものではありません。きちんと要領通り施工する事が大切であるという事をお伝えしている記事となりますのでご注意ください。

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