こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。
金曜日のNHK情報番組「首都圏情報 ネタドリ!」はご覧いただけましたでしょうか。
首都圏版だったようで、地方の方は放送がなかったようです。
登録が必要となりますが、NHKプラスで放送後1週間は視聴が可能です。
https://asunaro-studio.jp/l/m/MSxnkImhVHGMTT
ご興味がございましたら、是非ご覧ください。
放送の内容については、NHKのHPでも少し紹介されています。
「木材がない!“ウッドショック”原因は?新築への影響は?」
https://asunaro-studio.jp/l/m/3OBI5wRkdl5HHR
事務所や現場では、もっとたくさん撮影されていったのですが、実際に放送されたのは一部だけでした。
良いこといろいろとお伝えしていたのだけと使われず残念。(^^;
このテーマでは、第二弾も検討されているとのことで、次に期待したいと思います。
さて、先週のことですが住環境価値向上事業協同組合(SAREX)で鹿児島研修に行ってきました。
スタッフ6名も一種で、スタッフとともにいろいろと学んできました。
以前のメルマガでもお伝えした通り、シンケンさんのところには、先月も伺ったばかりです。
今回は、前回と違うスタッフさんのお家を2軒と前回拝見したお客様のお家を2軒、そして前回もお伺いした迫社長のご自宅「STUDY HOUSE」を拝見してきました。
SAREXメンバーとシンケンさんのスタッフさんも交えての懇親会と討論会も開催されました。
鹿児島では新型コロナウィルス感染が増えてしまっている状況ではありましたが、参加者そしてシンケンスタッフさんも抗原検査またはPCR検査を受け、毎回体温を測るなどの万全の対策を行っての開催となりました。
お伺いすることが出来て良かったです。
今回はなんといってもスタッフと同行できたのがよかったです。
過去にもスタッフと同行してはいましたが、今回初めてシンケンを訪問するスタッフも多く、一緒に学べたことは大変有意義でした。
近作を拝見させて頂いたのですが、今まで見ていないスタイルのお家を拝見できたのも貴重な体験でした。
スタッフさんのご自宅なのですが、なんと敷地が19坪という3階建ての狭小住宅でした。
「シンケンさんって、敷地が広くてロケーションの良い土地だから魅力的なんでしょ」って思われている方もいらっしゃると思います。
私もそう思っていた節が無いわけではありません。(^^;
イヤイヤ、19坪の土地に3階建てで、敷地条件をしっかりとクリアして、居心地良い住まいやすい家を建てられていました。
コレが普段の設計の延長上にあるのがさらに驚きでした。
そのお家とはこちら。
https://asunaro-studio.jp/l/m/4DwMxuM85kaH6S
私が写真をアップしなくても、しっかりとHPにまとまっているのが凄いですね。
この写真を見て頂ければ、その設計力の高さを感じ取って頂けるものと思います。
1ヶ月前に拝見した施主力が半端無いお家も2軒再訪。
お伺いしたのは、こちらの2軒。
https://asunaro-studio.jp/l/m/1I2gM3Xg3SGhOh
https://asunaro-studio.jp/l/m/nuQeSJOk24wxYH
2回目となるので、今回は住まい手の方とたくさん交流させていただき、住まい方についていろいろとお話を拝聴させていただきました。
お客様が本当に家が大好きで、住みこなしがとても上手です。
家に置く小物や家具や家財は「気に入ったモノ」に限定し、それを使いながら、見せながら、お住まいになっています。
そしてお客様同士が「見てみたい」ということで、今回私たちの見学視察に同行され、お互いのお家を見学されていらっしゃいました。
どちらのお家も「いかに自宅を快適に出来るか」を日々追及し続けていらっしいます。
10年暮らしてみて「やっぱりうちはサイコーだ~!」って大きな声で叫んでしまうほどだそうです。
ここまで住みこなしていただけるって、設計者、施工者にとっても、うれしいものです。
前回のメルマガでもお伝えしましたが、「”つくる”と”育てる”」がテーマのシンケンさんです。
後者の「育てる」がやはり大事!
「住まい方」「暮らし方」を私たちも積極的にお伝えしていかなくてはならないと改めて感じました。
シンケンさんの住宅を拝見した後は、現現場事務所で将来の本社屋になる「みかんの丘」にて社員スタッフさんと交流会を開催頂きました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/fFLK5XOipvyhlv
あすなろ建築工房のスタッフもシンケンさんのスタッフとたくさんお話ができたようです。
今回もたくさんのおもてなしを頂きました。
ありがとうございました。
そして2日目は、迫社長のご自宅「STUDY HOUSE」の再訪でした。
お客様だけでなく、社内スタッフや我々のような訪問者にも、研究、分析、吟味、考察、観察を行う場「STUDY HOUSE」です。
前回未完成だったアプローチが完成しており、手洗い場が新たに設けられていました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/G5UwOQ3aTNGIxt
https://asunaro-studio.jp/l/m/Re64CqVzEQkUu8
https://asunaro-studio.jp/l/m/a0Ql7y4PywX4PO
https://asunaro-studio.jp/l/m/OhlKKvKl2a98Vz
アプローチ部分にこの仕掛けは、さすがですね。
真似したくてもなかなか難しいものです。
中庭のあづま屋にパーゴラ庇が追加されていました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/FQDQRjBPZO2CHj
https://asunaro-studio.jp/l/m/bxRCTy5w9Xj1x5
この庇を支える柱がなぜか斜めに立っていました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/XPRmsljIvKI6Do
大工が間違えたわけでは無い。
なぜ斜めなのか?
そして細い日本の柱なのか?
ただ格好つけてクロスさせているのか?
気になって、迫社長に理由を聞いてみたところ、驚きの回答がありました。
答えは「パーゴラ庇にバラを生やした時に、幹が柱と一体となって、バランスが取れるから」でした。
普通にまっすぐの柱にしてしまって、パーゴラにバラなどのツル系の植物を生やした場合、その幹と2本になってしまってバランスが崩れたように見えるので、幹が延びた時のことを考えて、わざと柱を2本にしてさらにそれを斜めにして、生えた幹1本と合わさって合計3本の細い柱で支えているように見せたいと思ったからとのこと。
お話をお伺いして、完成予想図を描いてみました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/oh1v8QXFii45th
「ここまで考えて設計しているのか!」と驚かされてしまいました。
設計って奥が深いですね。
そして最後にはSAREXメンバーとシンケンさんのスタッフさんも交えての討論会。
https://asunaro-studio.jp/l/m/xRjM2lmzeBJhGt
ここでも貴重な話をたくさん頂きました。
毎回驚きのシンケンさんなのですが、今回も得るものは大きかったです。
特にスタッフと共有できたことが大きいかった。
シンケンさんに追いつくことは出来ませんが、学んだことをしっかり取り入れて近づきたいと思います。
本日は「シンケン再訪 設計の奥深さを再認識」のお話でした。
続きを読むには会員登録が必要です。