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株式会社あすなろ建築工房

日射遮蔽の虎の巻

こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。

暑かった夏休みも今日も終わりです。
皆さんの夏休みはいつまででしょうか?

結局このお盆休みは自宅で、いろいろと家のメンテナンスをして過ごすことになりました。
一番のメインの仕事は「子供室の個室化」です。
女の子二人だったので、これまで娘たちはロフトで就寝し、勉強は吹き抜けに面したスタディコーナーがあったので、子供室としては一室のままで「遊び場」として使っていました。
長女が高校生になり、次女も中学生になったので「さすがにこのままという訳にもいかないね」ということで、個室化することになりました。
とは言っても、女の子同士なので、寝姿が見えない程度の簡易間仕切りです。
お揃いの木製のロフトベッド(1.5mくらいの高さがあるベッド)を両側に置き、ベッドの下は物置とし、中央はロールスクリーンで仕切りました。
この改修の内容については、また後日メルマガでお知らせしたいと思います。

さて、本日の本題。

前回のメルマガで「日射遮蔽が出来ていないとどうなるか」「軒の無い家は夏が地獄」のお話をさせてもらいました。
長くなってしまったので、本日はその続きの話です。

デザイン重視(コスト重視?)の南側に庇が無いお家で、エアコン3台フル稼働でも涼しくならない事例などをご紹介しました。
冬に日射取得が出来て、夏に日射遮蔽が出来るちょうどよい庇の長さがないこともお話しました。
冬の熱取得をしっかり行うためには、夏を犠牲にして庇の長さを設定し、夏はなにかしら別の方法で太陽の日射を遮る必要があることまでお伝えしました。
本日は「日射遮蔽の方法」と部材ごとのメリットデメリットなどをお伝えしていきたいと思います。

前回お話した通り、日射遮蔽を考える際にまず第一に大事なことは「外で遮蔽する」ということです。
冬と夏とちょうどよい庇の出は存在しないので、私は冬の日射取得を優先して窓の大きさや庇の奥行きを定め、その条件でまずは設計し、夏の日射遮蔽については、日射遮蔽の出来る部材で夏の嫌な日差しを遮るように設計しています。

その外部で日射を遮蔽するための部材というものはいろいろあります。

①スダレ・ヨシズ
②外付けブラインド
③外付けシェード
④オーニング
⑤外付けシャッター
⑥日射遮蔽タープ
⑦グリーンカーテン

これらのツールについて、それぞれのメリットデメリットをお伝えしてきたいと思います。

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