こんばんは菊池組・キクチです。
先日、一般の方から「むつ市内、他社にてこれから建築予定の者ですが気密測定をお願いしたい」という連絡が。
気密測定を頼もうとWEB検索して見つけた県別の気密測定技能者従事事業所の一覧の中に、むつ市では弊社1社しか名前が無かったと。。
私自身も気密測定技能者ですし、確かに弊社は気密測定技能者従事事業所ではありますが、自社で測定器持っていないし、私が建築する住宅は全棟気密測定をしていますが、いつも第三者による測定としていますので、そちらをご紹介しますという話をしました。
(弊社が頼んでいる会社は、本社が気密測定技能者従事事業所になっているので、むつ市の所には載っていなかったようです)
私どものような田舎では、地域の測定業者がちゃんと測定業務を続けられるように、また時には測定器の校正ができるように、皆で依頼して支えていく事も大事だと思います。
2時間以上離れた青森市や八戸市から測定業者を呼ばないといけないって事になると、自社で測定器を持ってる所しか測定できないという事になってしまいます。
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さて、
別に気密測定技能者じゃなくても気密測定しちゃいけないわけではないですし、
第三者じゃなくて自社で測定しても全然良いと思います。
測定方法や相当隙間面積(C値)の算出にはJISで定められたルールがありますので、知っておきたいものです。
JIS A 2201 「送風機による住宅等の気密性能試験方法」
↓こちらに内容が載っています。
https://my164p.com/l/m/hqxiLaYGF1dOCY
別に絶対この方法通りに測定しなくても良いのです。
例えば中間測定の結果をC値と名乗っても良いと思います。
でも
●一方が換気扇までテープで目張りして測定して、C=0.1
●もう一方が、JISにのっとり換気扇はオフにするだけで目張りなし、エアコンもドレンもそのままの状態で測定して、C=0.3位だとした時、
条件を揃えたら逆転する事は大いにあります。
そもそもC値自体が、最後に総相当隙間面積αAを実質延床面積Sで割るという事で出る値。
隙間が多くて総相当隙間面積が多くても、実質延床面積が多くて、C値が低くなる場合もあります。
逆に実質延床面積が少ないほど、レンジフードや換気扇、エアコンのドレン等、やむをえない隙間の影響が出やすいです。
という事で、何が言いたいかというと、C値だけでは他の家と比べて良い悪いというのは簡単に比較できない。
施主側の気持ちの持ちようとしては、C値はある程度良かったらそれでいいじゃない!自分の家の気密性能を愛そう!という事。
以前「気密マウントオジサン」というメルマガを書いた事があったので、次回はそれをリライトします。
↓今日も1件、事例を紹介しています。
ではでは。
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