凰建設の森です。
先にお知らせです。
4/2に開催する
チャリティ家づくり相談。
お申し込みを頂き
ありがとうございました。
当選者と割り当て時間を
こちらの動画で発表してます
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/i9BDn8qUUuDtVn
お申し込みいただいた方は
是非ご確認を。
枠がまだ少し空いてますので
相談したいっていう方は、
こちらから受付もちょっと可能。
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/2K85O41hltRFBe
よろしければどうぞ。
本日はZOOM会議。
そしてお昼からは、
築70年くらい?それ以上?
90坪超えの家に。
改修して住まうか、
建て替えるか、
別の所に建てるか、、、
という相談ですが、
これは悩む案件。
建物の健康状態は、
全く問題ありません。
歪みはあるものの、
構造はしっかりしているし、
蟻害もない。
基礎はコンクリートではなく
石場建ての建物です。
ケヤキの無地の通し柱は
1尺角クラスで、
今だとそもそも手に入るか
どうかという代物。
同じ建物を今建てるなら
1億円ではとても無理。
という家になります。
心配事は3つ
・断熱改修が出来るか
・耐震補強が出来るか
・広すぎるんだけど、、、
断熱改修については問題なし。
外張り断熱を中心に、
G2程度までは余裕でやれる。
耐震補強については、
基礎が出来なければ等級1
基礎が出来れば上だけ等級3
地盤補強はいずれにせよ無理
という状態です。
基礎をやる為には、一旦
家を持ち上げますが、
それだけでも家が一軒
建つのでは?という金額。
そして悩ましいのが、
広すぎる問題。
断熱や耐震改修を
使っている部分だけにする
という手もありますが、
出来れば家一軒を
まるごとやった方が割安。
築50年を超えているし、
もうお疲れ様にするか、、、
しかし、極上の材料だけで
建てられたまだ全然
痛んでいない建物を
今の世代の私たちの
都合で壊しても良いものか、、、
このまま後数十年が過ぎると
文化遺産とか歴史的建造物の
カテゴリに入って行きそうな家。
間違いなく残す価値のある家。
だけど広すぎて持て余す。
私だけではなく、他にその家に
入った建築会社さんも、
こんな立派な家はそうそう無い。
と太鼓判を押していく家です。
この家を壊すとなると、
住宅業界に生きる者として
なかなかに良心が痛むはず。
という感じで、相談に行ったはずが
私も悩んだまま、結論を出すのを
お客様にお任せして帰ってきて
しまった感じになります。
プロ失格かもしれません、、、
耐震等級は3じゃないとダメ
温熱等級は最高じゃないとダメ
新築ではよく、そういわれます。
そこは私も賛成です。
では改修工事ではどうか?
やっぱり限界はある。
そこは壊してしまうか、
出来るところまでやるかの
選択になります。
改修だから温熱が悪くても
いいとか耐震が悪くても
いいと言うことではなく、
出来る限り直して住む事は
社会の為になる事。
壊してしまうくらいなら、
活用方法を考えたい。
こんなに悩む案件は久しぶり。
残す方向で考えてみたいけど、
残すことに対する責任が
取れる状態ではありません。
せめてお施主様の決断を
精一杯サポートさせていただく。
私に出来るのは、
このくらいでしょうか??
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