こんばんは ダイシンビルド 清水です
今日もいい天気ですね。
私は熊本に来ています。
今日は熊本で頑張っておられる
村田工務店さんを
視察させていただきました。
https://daishinbuild.net/l/m/XEZSnzOfcWE5TA
村田工務店さんは
今でも「手刻み」にこだわって
家づくりをされている工務店さんです。
今日は実際に視察させていただいて
改めて「手刻み」について
考えさせられました。
そもそも
手刻みとは何か?
最近の木造住宅では
柱や梁などの構造材を
プレカット工場で加工するのが
一般的です。
設計図書をもとに
機械で木材を加工して
現場へ持っていく。
早いし
精度も高い。
今の住宅業界には
なくてはならない仕組みです。
一方で「手刻み」は
字のごとく
大工さんが木を見て
一本一本墨付けをして
ノコギリやノミなどを使って
自分の手で刻んでいきます。
私がこの仕事を始めた
1990年代は
まだ手刻みが多かったです。
それが1990年代から
徐々にプレカットが普及して
2000年頃から
本格的に増えていったように思います。
今ではプレカットが
当たり前になりました。
では、
手刻みとプレカット。
どちらがいいのでしょうか?
まず
プレカットのメリットは
早い。
精度が安定している。
そして効率がいい。
工場で機械加工することで
短期間で大量の木材を
正確に加工できます。
工期短縮にもつながりますし
人手不足の住宅業界にとって
非常に大きなメリットがあります。
一方で
プレカットが当たり前になると
大工さん自身が
木を見て
墨付けをして
刻むという経験は
どうしても少なくなっていきます。
木というのは
工業製品ではありません。
同じ樹種でも
一本一本違います。
木目も違う。
節も違う。
曲がりも違う。
クセも違う。
手刻みでは
大工さんが一本一本の木を見ながら
「この木はどこに使うのか」
「どちらを上にするのか」
「どう組めばいいのか」
そんなことを考えながら
墨を付けて
刻んでいきます。
だから手刻みの
大きなメリットの一つは
「大工さんが育つこと」
ではないかと思います。
ただし
手刻みにも当然
デメリットがあります。
時間がかかります。
手間もかかります。
人件費もかかります。
そして何より
手刻みのできる大工さんを
育てなければなりません。
経営という視点で考えれば
決して簡単なことではありません。
だから
プレカットが悪くて
手刻みが良い。
私はそんな単純な話では
ないと思っています。
プレカットによって
住宅業界の生産性は
大きく向上しました。
品質の安定や
工期短縮にも
大きく貢献しています。
これは素晴らしいことです。
でも今日
村田工務店さんを
実際に視察させていただいて
感じたことがあります。
効率だけでは
残せないものがある。
続きを読むには会員登録が必要です。