こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
3連休も今日で終わりですね。
今日の快晴、気持ち良い日が続きます!
お正月休み、3連休と続き、逆に休み疲れ
の方もいらっしゃるかも知れませんが(笑)
みなさま、くれぐれも体調に気を付けて
通常モードに慣れていってください!
正月モードから通常モードに変換のみなさまに、
今日は家づくりにとって、
とっても大切なお話をさせていただきます。
そのテーマは、
「坪単価について考える」です。
※このメルマガは永久保存版にしてください(笑)
シーナリーハウスのような完全自由設計の注文住宅では、
坪単価○○万円という表示は出来ません。
これまで建てた建物と仕様のグレード、
延べ床面積の広さ、造作家具の感じが、
同等程度の建物であれば、
その建物の建築金額を参考にしていただく感じです。
何故ならば・・・
計画する建物のプランの形状、
使用する素材、造作家具の数や面積などにより、
全く総額が変わってくるからです。
坪数が小さな家で上質で高価な素材を使い、
造作家具など造り込みの多い場合は、
もし仮に、
総建物金額を延床面積で単純に割ると、
とんでもない坪単価の価格になってしまいます。
その逆で、価格を抑えた素材を使用し、
造作家具もほとんどない、
延床面積の広い家の場合は、
坪単価の数字はかなり安い価格になります。
キッチンを造作にするのか、しないのか、
造作家具の複雑さ(引き出しや扉の有り、無し)とか、
で全く金額が変わってきます。
分かり易く言いますと、
スッカラカンであればあるほど、
既製品比率が高ければ高いほど、
安くなります。
せっかく、
シーナリーハウスを選んでいただいたのなら、
出来るだけスッカラカンの家や既製品だらけの家に
ならないようにアドバイスをさせていただいておりますが、
究極、背に腹を変えられない時は
費用を抑えることもご一緒に考えましょう。
選択肢を根拠あるかたちで選んでいく。
それが自由設計の注文住宅の本来あるべき姿ですので。
自由設計の注文住宅と言っておきながら、
ほぼ規格住宅のちょっとした
カスタマイズってこと多いですよね。
これは、
住宅業界のトレンドでもあって
「規格住宅」はとても流行っております。
規格住宅は注文住宅より安価になります
(同程度の面積、素材、内容の場合)。
何故か!?
商売をする側からすると、
とても都合の良い商品なんです。
・販売価格を抑えることが出来て売りやすい。
・性能(断熱性能や耐震性能)を確保しやすい。
・現場の監理、工事の簡素化で社内コストの軽減が出来る。
・それなりにオシャレに見せれる。
なんとなく自由設計の匂いを醸し出すことが出来て、
とにかく手間がかからずに売りやすいのです。
実際は、紛れもない「規格住宅」なのですが・・・(笑)
シーナリーハウスでも規格住宅の検討をしてはおりますが、
家づくりを真剣に考えれば考えると難しいところです。
やはり、
その土地に最適な設計をしようと思いますと、
「敷地を読んで」の設計を重視しないと、
良い土地であろうが悪い土地であろうが、
その土地に建てるべき本来の意味をなさず、
全くもって本末転倒なのです。
工務店であっても建築設計事務所以上の設計力や
設計のことを考えるスタンスが
必須の時代であるということだと思います。
その設計力や設計のスタンスが社内で
無理だったり、間に合わないので、
頼みの綱で規格住宅やFC(フランチャイズ)に
加盟することになるんだと思います。
そうすると、
結局は、画一的な建物にしかならない。
それでは「風景」はつくれません。
と
ちょっと脱線ぎみで、
かなり周りくどくなりましたが(笑)、
ですから、
坪単価の根拠が違えば比べる意味も
ないというのが結論です。
もし住宅会社さんを検討しようとした時に、
その会社さんの出している坪単価の数字で
比べたりしない方が賢明です。
悪い言い方をすると、
坪単価を安く見せようと画策すれば、
数字のマジックで、
いくらでも数字を操作できます。
「坪単価いくらです!」と
それを売り文句に謳っている会社さんは、
ちょっと慎重に細かい数字まで
見た方がよいと思います。
建物本体価格がすごく安くなっている。
けど、
付帯工事費がバカ高くなっている。
これ、「家づくりあるある」ですので。
あるお客さまから聞いた話だと、
最初に安めの金額を提示しておいて、
話を進めて、内容は最初とほとんど変わってないのに
最終的にはそれなりの高い金額になる。
といった会社さんもあるらしいです。
じゃ、最初の金額ってなんなの!?
ってなりますよね。
住宅業界、本当にモラルが問われます。
金額での会社の検討は
大切なことの一つではありますが、
あまりそこに注力すると、
比べられないことを
比べていることにもなりますので、
大きな失敗に繋がります。
現に、
昨年もそれで大きな失敗した方を
知っております・・・
その方は決断に、周りの親族や知人の意見を
重視しすぎたことが失敗でした。
親族や知人の意見はそれなりに重要なので、
無視はできませんが、
最終判断は、あくまで自分(たち)です。
住宅ローンの支払いなど責任を負うのは
親族や知人ではありません。
あくまで自分(たち)なのです。
親族や知人は一般論でしか判断できないので
仕方ないのですが、
そのアドバイスは本質をついているとは
考えにくいです。
これも、「家づくり失敗あるある」です。
家は一旦建ててしまうと、
そう簡単には売れないし、
住み替えも出来ませんから、
建ててから何十年も後悔することになってしまいます。
それは、ダメです。
良くないことだと思います。
みなさんには、健全に幸せな気持ちで
住宅ローンを払っていっていただきたい。
そう切に願います。
資金計画をしっかりとして、
無理のない住宅ローンを検討し、
家にかけることが出来る総予算をはじき出す。
その総予算から外構費など
建物以外にかかる予算を引いて、
建物自体(当然、付帯工事費込み)にかけれる金額を知り、
その金額に見合ったところでもって建物の計画をする。
延床面積の広さと素材などのグレードは
それに合わせてバランスをとる。
このバランスをどう取った最高の提案をするか!?
がプロとしての腕の見せ所になる訳です。
バランスをとる際に、
費用をかけるところと
そうでないところの
メリハリもつけます。
バランスとメリハリ。
これが難しいんです。
面倒くさい作業になりますが、
ここが私たちの価値でもあります。
シーナリーハウスの家づくりでは
是非ともココ!に期待してください!
では、
今日はこれで失礼します。
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