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株式会社 マルト

年末年始の大雪で考えた今年の抱負

新年あけまして
おめでとうございます。

マルトの澤田です。

弊社のあります、多賀町
・彦根市以外の地域に
お住まいのお客様は、

コロナというややこしい
状況下ではありますが、
比較的落ち着いている
事もあり、

2年ぶりに、普通の年末年始
を過ごされたのではないか
と思うのですが、

こちらは年末からの大雪で
とんでもない状況でした。

まず雪かき

自宅だけなら何とかなるの
ですが、在所の中の道路も
とても車が通れる状況では
なく、しかも近所はお歳を
召された方ばかり。

齢50ではありますが、若手の
部類に入りますので、そういう
お家の前や道路も雪かきして
廻っておりました。

また、出かけようにも道路が
とんでもない大渋滞

軽~い災害レベルですね。

ですので結局出かける事も
出来ずでした。

同じ多賀町内での移動は問題
無かったので(多賀は昔から
雪の多い地域なので、除雪は
しっかりしている)実家に
行ったり、多賀大社に参拝
したりはしましたが、

ほぼ、家にいた年末年始
になりました。

子供達は遊びに行けない事に
不満タラタラでしたが、
父としては普段一緒にいて
やれない事が多かったので、
良い時間がつくれたように
思います。

さて、その雪の被害ですが、
年末にも連絡来ましたが
年明け後整理すると、大小
合わせて20軒を超える雪害
の連絡がありました。

また、自宅の廻りもかなり
の悲惨な状況で、

私の家に隣接している家は
6軒あるのですが、そのうち
5軒は何かしらの大きな問題
が起こっています。

ほとんどが屋根に積もった
雪の重みに耐えきれず、屋根
が折れたり、高屋根からの
落雪で1階の庇の屋根が折れたり
、カーポートが潰れたりと
いった被害でした。

庇が折れた家というのは
どのお家も、所謂”田舎建ち”
といわれる、昔からの工法

ただ、これは単純に工法が悪い
訳ではありません。

これだけの雪を想定して造られて
いなかった事と、
”それは無い”と、最悪の事態を
想定していない住人の問題です。

私の住む多賀町は、私が小学生
の頃の40年50年前は、普通に
積雪1mぐらいの雪は毎年積もって
いました。

冬になると雪かきの準備や
積もれば屋根の雪下ろしも
毎年のようにやっていました。

ところが、昨今は10~20センチ
積もるぐらいで、2年前は
積雪すらしませんでした。

そんな事から、雪かきの道具も
無かったり、もちろん屋根の
雪降ろしをする事も無くなりました

滋賀県でも湖北はそれなりに
構造的な補強はされていますが、
それでも積雪が多い時には
屋根の雪下ろしは必要です。

昔建てられた家々も、ある程度は
想定して造られてはいますが、
どんな雪が降っても潰れない、
とまで言い切れるほどの構造の
強さを持っていた訳ではありません。

また、今回の雪は湿気を帯びて
おりめちゃくちゃ重かった。

それが1m近くも積もったので、
その重さも考えた設計がされて
いる訳でもなく、また落雪に
対しての補強がされてる訳でも
ないので、建物が古ければ古い
ほど、屋根の雪を下ろす必要が
あったのかなと、近隣の状況を見て
感じた所です。

今でこそ、積雪も考慮した許容
応力度計算をした家を建てて
いますが、弊社も含めそんな
家造りを、30年・40年前にして
いた工務店は、恐らくなかった
と思います

「こんなもんよこの地域は」

的な発想で家の性能が決まって
いたように思います。

今回の件で感じたのは、

準備の大切さと、
自分の所は大丈夫という、
よくわからない自信と先入観

これが結局は大きな被害や損害
に繋がったと思います。

これは建物の問題ではないの
ですが、私の家も太陽光パネル
からの落雪でかなりの雪が1階
庇に積もりました。

構造的な問題は無かったと思い
ますが、窓が隠れて、高屋根と
繋がるレベルの屋根の積雪量
でしたので、念のため屋根の
雪下ろしをしました。

その様子を見て
「雪下ろししてるんか、大変
 やなぁ」
といっていたお隣の家は、結局
屋根の雪降ろしをしなかったので
落雪で庇屋根が折れました。

”無い”と思うのではなく、
”有る”と想定して動く、
もしくは対策をうつのでは、
後でおこる結果に大きな違い
が出てくるように思いました。

自身・自社の新年の抱負と
言いうより、これからの
仕事の取組みや、家造りも
含め、戒めという意味も込めて

有ると想定して動いていきたい
と感じた年末年始になりました。

ではでは

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