皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)
本日は日曜日で
HPの週一ブログの日
何を付けるかではなくなぜ付けるか
について書いた記事を
メルマガでも配信させていただきます
梅雨らしい雨の一週間でしたね
地震や台風そして出雲では
大きな火災がありました
クラファンやふるさと納税で
誰もが支援が出来ます
困った時はお互い様
ちいさな一歩を踏み出し
皆で助け合いましょう
さてそんな本日は
先日頂いた質問に回答させて頂きます
「制震ダンパーって必要ですか?」
質問ありがとうございます
最初に結論から言うと
私は必要な場合もあるし
必要でない場合もある
と考えています
少し曖昧な答えに
聞こえるかもしれませんが
とても大切です
制震ダンパーの役割は
地震の揺れをゴムやオイルの力で
減らしてくれる防御装置
クッションみたいにドン!
とくる力を
フワッと和らげてくれる
住宅に使う制震装置は
層間ダンパーといって
建物のフレームの中に入れる
ダンパーがメイン
そのダンパーも大きく分けると
変位依存型と速度依存型
の2種類があります
変位依存型というのは
壁倍率を持っているダンパーが
地震で建物が変形する時
ダンパーに大きな力が加わると
制震装置も機能し
地震力を吸収するっていう
変形してから効くっていうもの
もう一方の速度依存型は
建物の変形する速度に反応して効く
速度のイメージは
例えば地震で建物が
小さくゆっくり揺れる時って
速度が遅いのです
その時は大丈夫だなと反応しませんが
大きく早く揺れた時に
今だ!と速さに応じて
ダンパーが効いてきます
速度が速くなればなるだけ
その吸収力が増します
結局どちらが良いの?
と思いますよね
しかしどちらが良い悪いではなく
どちらにも良さがあり
有効性をどこに置くかなのです
変位依存型というのは
壁倍率があります
耐震性を上げて
制振も欲しいならこちら
壁倍率が増えるというのは
壁の量が増えるのと一緒ですので
耐震性能を増やす事になる
建物を硬くした上で
大きな地震が来たときに
バックアップ機能で
つけておける感じ
速度依存型は
耐震性の高い建物は硬いのですが
硬い建物が地震で揺れると
ガタガタと早く揺れます
そのガタガタという早い揺れに対して
最初の段階から
オイルダンパーが地震力を
吸収し続けて
壁の負担を減らしてくれます
硬い建物でも
柔らかく揺らす事ができるので
余力を残して建物を維持する
そういうものになります
耐震と制震は
似ているようで役割が全く違います
耐震は建物そのものを強くして
地震に耐える考え方
制震は揺れのエネルギーを吸収して
建物の負担を減らす考え方です
つまり骨格が弱いまま
制震ダンパーだけ付けても
根本的な解決にはなりません
例えるなら
足腰が弱い人が
高性能な靴を履いているようなものです
もちろん靴は役に立ちます
しかしまず鍛えるべきは足腰のはず
住宅も同じで
まず大切なのは
しっかりした構造計画です
耐震等級3を取得すること
壁量だけでなく
壁の配置を考えること
建物のねじれを少なくすること
屋根や床の水平構面を
きちんと設計すること
そして許容応力度計算によって
構造を確認すること
ここが出来て初めて
地震に強い家になります
逆に言えば
構造計画が不十分な状態で
制震ダンパーだけ追加しても
意味がない
近年は
能登半島地震や熊本地震のように
一度だけではなく
繰り返し大きな揺れが
発生するケースもあります
そう考えると
制震ダンパーにも
十分価値はあります
ただし優先順位を間違えてはいけません
制震ダンパーを付けるかどうかより
まずは建物そのものが
きちんと計算の元設計されているか
そこを確認していただきたいのです
本当に大切なのは
目に見えない部分
構造であり
断熱であり
気密であり
換気です
その土台が当たり前に備わったうえで
暮らしの質のをどう考えるか
基礎がしっかりしているから
その上に価値が積み重なる
制震ダンパーもその一つ
まずは骨格を整える
その上で必要なら
制震ダンパーを採用する
制震装置の意味合いを
理解して使えていれば良いので
家の場所や構造
何の揺れに対して効かせたいか
コストや設置の施工性
設置を検討する際には
あなたの家にぴったりな
ダンパーを選択して頂ける
実務者と出会って頂けたらと思います
間違っても
制震ダンパーを付けるから
耐震性は低くても大丈夫とか
耐震性が高いから
制振ダンパーは要らない
などと浅い考えにはならないように
大切な予算のかけ方を
間違えないようにだけ
お気をつけください
それではまた次回(^^)
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