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クオホーム

開口部は「余白」じゃない

こんばんは
クオホーム本田です。

本日は現場周りで
バタバタしていたので
配信が遅くなりました。

本日youtubeで
ルームツアーが公開されました。
https://m.quohome.com/l/m/2GMtaDLDC8iFZe
「柔光の棲家」です。

ご相談頂いてから
竣工までお待ち頂きましたが
10月に無事お引渡し。

「柔光の棲家」は
家に暖かい光を取り入れる事に
拘り採用した「大開口木製窓」が
とても特徴的に。

3.8mの木製サッシを
南側にドンと。

とても綺麗な空間ができました。

窓の納まり次第で
家のデザインは大きく変わります。

家の設計において窓の位置や大きさって
ただの「開口部」と思われがちですが、
めちゃくちゃ重要です。

むしろ「そこをどう見せるか?」で
建物全体の印象が
決まってしまうこともあります。

個人的に特に気にするのは、
「窓の高さ」と「外壁との納まり」。

例えば、サッシの上端が
軒のラインとずれていたり、
複数の窓の高さがバラバラだと、
外観に一体感が出ません。

デザインを整えるうえで
最も効果的なのが
「揃える」という操作。

窓の高さを揃える、
ラインをそろえる。
これだけで建物の印象は
グッと洗練されて見えます。

でも実はこれ、
現場的にはまあまあ大変です。

構造との取り合いや、下地の調整、
サッシ寸法の微調整、場合によっては
オーダーサイズの対応も必要。

でも私はそこを
「やる意味がある部分」だと考えています。

それはなぜか?

窓というのは「建築の顔」だからです。

お化粧で言えば「目」の部分かな。

目元がバラバラだったら
どんなにファンデーションを塗っても
ちぐはぐに見えます。

また、家の外から見たときに
窓の配置が美しい家って
それだけで惹き込まれる力がある。

「この家、なんか良いな」って
感じてもらえる理由の多くは
この「窓の納まり」にあります。

窓枠の見せ方もポイントです。

一般的な住宅では
アルミサッシの額縁が
外壁から浮いて見えるケースが多い。

それは悪いことではないですが、
例えば「ノイズを消す」意識で
窓枠が外壁とフラットになるように
納めるだけで、印象がガラッと変わります。

そこまでこだわってる
設計士は意外と少ないです。

そしてもっと言うと、
その設計通りに現場で施工できる
現場監督も少ないです。

だからこそ、そこをちゃんと詰めてると
「なにかが違う家」になる。

言葉で説明できないけど
「かっこいい」って思ってもらえる家になる。

その「違い」は、実はほんの
数センチの納まりの差だったりします。

最近よく見るのは、
とにかく大きな窓を使えば
かっこよく見えると思ってる
間取り。

でも、大きい窓=かっこいい
ではないです。

むしろ外から丸見えで
居心地の悪い空間になる可能性もある。

大事なのは「どこに、どんな形の窓を配置するか?」
そのバランスと意図。

開口部のデザインは、
見た目の美しさだけでなく
暮らしの質にも直結します。

・眺望
・通風
・採光
・視線の抜け
・光のグラデーション

こういったものすべてが
窓によって決まってきます。

窓を適当に決めるということは、
その家の心地よさを
投げ出してるのと同じ。

これから家づくりを考えるなら
「開口部設計を制するものが
家のデザインを制する」
ということは
覚えておいて損はありません。

今回はそんな事にも
拘ったお家です。
https://m.quohome.com/l/m/2GMtaDLDC8iFZe

ご参考に。
では、では。

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