短パン半そでの楽しい暮らしを実現するぜ!
【たぶん日刊】
いつもありがとうございます、夏見です。
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「ここから始めよう」
ふたりが結婚を意識しはじめた頃
住まいの話はいつも宙ぶらりんだった。
彼の賃貸は身の回りの
息づかいまで聞こえるほど狭く、
私の家は駅前過ぎて、
子どもが走る音より
電車のブレーキ音のほうが近い。
何度か休みを合わせて、
“好き”の重なる街を歩いたけれど、
暮らしの輪郭はなかなか掴めない。
遠く離れた分譲地に家を建てる?
そんな極端な選択肢だけが、
口の中で転がる日もあった。
その帰り道、
最後のつもりで彼の家の近くを
歩いていると、
見慣れない木の外壁が
目に留まった。
工事中のその建物は
賃貸らしい。
恐る恐る覗いていると、
「どうぞ」と大工さんが手招きした。
木の香りがふわりと漂い、
寒さが忍び寄る季節だというのに
暖房のない部屋は不思議と暖かい。
図面を指でなぞりながら、
「こっちは決まったけど、
隣はまだ空いてるよ」と
教えてくれた。
帰って調べると、そこは
“賃貸なのに”太陽のぬくもりを
抱き込むことと、
無垢の木が暮らしの
中心に据えられていた。
子どもと距離の近い間取り。
高性能な断熱と窓。
見たことのない“やさしさ”が、
当たり前のように備わっている。
しかもそれは、
私がいちばん暮らしやすいと
思っていた彼の街に、
すっと根を下ろしていた。
「ここから、始めようか」
そう言うと、
彼は少し照れたように笑った。
窓辺に落ちる午後の光は、
未来の輪郭を柔らかく照らしている。
契約書の白い紙の向こうに、
朝の湯気、小さな足音、
木の匂いで満ちる季節が見える。
もうすぐ始まる
この街での暮らしを思うだけで、
胸の奥がぽっと温かくなる。
ふたりの地図は、今
日、はじめてはっきりと色づいた。
今年のエコハウス大賞は
小泉木材さんのKizukiTerraceHouse
こんな情景を思いました。
いい街にいい住まい
こんな街つくりにしましょう
そして子供に未来を確約したいですね
https://kknatsumi.biz/l/m/cakFoTmYLerz0c
では!また明日!
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