こんばんは
クオホーム本田です。
今日は、午前中は現場確認へ。
塗装仕上げの確認。
塗装の範囲と色仕上げを
チェックに。
お昼過ぎからは
設計中のお客様と打ち合わせ。
スムーズに打ち合わせも
終わり終盤戦です。
予算内にピタッと
納まるご提案が出来て
良かったです。
オーナーさんの優先順位が
明確だったので助かりました。
さて今日は
「照明」の話を少し。
フランク・ロイド・ライトの照明
についてです。
今日現場についてました↓
https://m.quohome.com/l/m/AwDMm7eCTHV9I4
あまり一般の住宅では
「ライトの照明器具を使ってます」
という話は聞かないかもしれません。
でも、注文住宅を設計する側として、
この照明の考え方にはとても共感しています。
なぜか?
それは、
「明るさ」ではなく
「美しさ」を設計している。
ライトが設計した照明は、
天井にただペンダントを
吊るすようなものではなく、
建築と一体になって
初めて完成する照明が多い。
空間に「陰影」をつくり、
その場所の落ち着きや
素材の風合いを引き出す。
そのために、照明そのものの
デザインも重要ですが、
その「配置」や「高さ」、
「壁との距離感」が、
空間の心地よさを左右します。
これは私の持論ですが、
照明のデザインというのは、
「点」で語ってはいけない。
照明は空間とセットで、
「面」で捉えて初めて意味がある。
特に、ライトの照明には
光源を隠す工夫が随所に見られます。
直視できないように
設計された光源は、
柔らかく周囲を照らし、
空間の端々に、やさしい「余白」を与える。
私はこの「余白」こそが
住まいの上質さを生むと考えています。
そしてこの考え方は、
今の注文住宅にも活かせる。
例えばですが、
最近お引渡ししたお宅でも、
ペンダントを中央に
吊るすのではなく、
光を壁に反射させて
全体をほんのり照らす
間接照明を採用しました。
照明器具自体は決して
高価なものではなく、
一般的な予算でも十分に
実現可能な内容です。
でもその空間には、
「不思議と品のある静けさが漂っている。」
ライトが追い求めた
「自然と融合する光」
その一端を再現できたのでは
ないかと感じています。
最近の住宅照明は
とにかく「明るさ重視」で、
どの部屋もLEDでカチッと照らす傾向が多いです。
でも少し視点を変えるだけで、
家の雰囲気はまったく別物になります。
照明器具そのものの価格や種類よりも、
配置と光の方向性、反射面の材質、空間の高さ。
こういった総合的な視点で
照明計画を考えると、
とても豊かな空間がつくれる。
これから家を建てる方は、
照明を「あとから選ぶインテリア」ではなく
「設計段階から組み込む空間要素」
として考えると後悔しません。
照明器具選び。
拘ってみてください。
ご参考に。
では、では。
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