こんばんは!
マルトの澤田です。
先日、お客様から瓦とガルバ屋根を比較
した時の費用などの相談がありました
何度かお話ししたと思いますが、
イニシャルは高くつきます。
ただ、その耐久性を考えると、トータルで
安価になりますからオススメですよ
といつもお伝えしていますので、
うちのお客様の家では、8~9割の
御宅が瓦になっています。
最近わかってきたのですが、世の中の
工務店で瓦を採用している所ってかなり
少数。
瓦を葺ける会社も職人も少なくなって
いるのが原因でもありますが、結局そこ
は工務店が採用して来なかったから
なんですよね。
プレカットや集成材ばかり使うので
手刻みの出来る大工が少なくなってきた
のと同じです。
で、瓦採用時に必ず話題になるのが
「耐震性」
です。
これについてはかなりの誤解があるので
そこについて今日はお話しします
まず、そもそもですが、家本体の強さ
が重要になってきます。
瓦自体の重さを計算した上での耐震等級3
を確保する事。
そうすれば瓦であろうがガルバであろう
が同じ耐震等級3です。
だから瓦が重たいから地震で倒れる
とか揺れるという事はありません。
まだ、そんな事を言うHMの営業マンは
いるそうですが、、、(苦笑)
設計された耐震強度を超えた時に
だけ倒壊するのです。
瓦が原因ではありませんのでご安心
下さい
次に瓦自体の性能です。
昔は湿式工法とか土葺き工法と言われる
、土を屋根に載せてそのうえに瓦を
並べるだけの施工方法でしたので、
大地震の時に全て落ちるんですね
今は土を積まず、揺れに強い
「防災瓦」
を採用します。
従来の瓦の形状を少し変えて、瓦同士が
深く噛み合ったり、ロックされるような
構造になっています。
これにより、地震の強い揺れで瓦がズレ
たり、浮き上がったり、外れたりするの
を防ぎます。
また、従来の工法では、一部の瓦だけ
銅製の番線(ハリガネって言う方が
分かりやすいかな)を使って固定する
だけでしたが、防災瓦は1枚1枚が釘や
ビスなどで屋根の下地にしっかりと
固定されます。
この強固な固定によって、地震時の瓦の
落下や飛散のリスクを大幅に低減しています。
もちろん、メーカーさんで実証実験はして
おりまして震度7クラスの縦揺れ・横揺れを
再現しても、瓦の脱落や破損が見られない
という結果が出ています。
そういった事から、「屋根は瓦で一択」と
思って弊社はオススメしているのですが、
なぜか普及していきませんねぇ
特に、私達の住む地域は山、川、畑に田んぼ
など、まだ日本の原風景が残る地域ですから
、すごく馴染ますし、家がその地域の風景
を作っていきます。
今の家造りやデザインにも瓦はすごく合うと
思うんですけどね
台風などの強風に対する耐風性能も兼ね備え
ていますから、マルトはこれからも瓦推し
でいきたいと思っていますので、皆さん
覚悟してくださいね(笑)
ではでは
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