こんにちは。こんばんわ。
高橋工務店の高橋真悟です。
先日、9月18日木曜日に、
浜松のスーパー工務店・樹々匠建設さんが
スタッフの皆さんと一緒に社員旅行で
来られました。
今回の社員旅行の目的は、あの有名建築家・
堀部安嗣さんとダイシンビルドさんが
コラボした住宅の完成見学会に参加する
ためです。
見学会の後には堀部先生の講習もあり、
その様子は昨日のメルマガでお伝えした
通りです。
翌日の金曜日は、樹々匠建設と私で京都の
建築を学びに行きました。
私は今年7月に樹々匠建設を訪問し、多くの
学びをいただきましたので、今回は私が
案内役となり、京都の有名建築を
巡りました。
朝一番に訪れたのは、東山南禅寺付近にある
「無鄰菴」という建築物で、とても美しい
庭園を持つ別荘です。
その詳細は、明日の「今日の逸品」でご紹介
いたします。
無鄰菴の見学を終えた後は、食事も兼ねて
四条花見小路、いわゆる祇園町を
散策しました。
町屋の美しさや街並みの魅力に、私も改めて
惚れ込み、これからもその伝統的なデザインを
取り入れていきたいと感じました。
散策後は花見小路の料理屋さんで
昼食をいただき、その後、樹々匠建設の
スタッフさんが希望されていた
京都大原三千院へ向かいました。
三千院は、天台宗の教え「一念三千」に
由来する名を持ちます。
「一念三千」とは、一瞬の心の動きの中に、
過去や未来、感情や環境などあらゆる世界が
含まれているという思想です。
たとえば朝、窓の外を見た瞬間に天気や
家事の段取り、仕事の予定や食事の
ことまで同時に思い浮かぶように、
その一瞬には小さな宇宙が宿っていると
説きます。
この思想は三千院の名にも込められており、
「たった一つの心の動きの中に
無限の広がりがある」
という意味を象徴しています。
さらに、この考え方は建築や庭づくりにも
通じ、限られた空間に多様な意味や体験を
凝縮する発想を生みます。
庭園では石や植栽に季節や物語を込め、
縮景によって遠い山や川を象徴的に
表現します。
建築では、一つの部屋が時間や用途によって
異なる役割を果たし、素材や光の工夫で
季節や時間帯ごとに違う表情を見せます。
三千院の庭もまさにその思想を
体現しており、建物と景観が一体となって
無限の広がりを感じさせてくれました。
三千院の建物と景観を堪能した後、
私の大好きな宝泉院の庭園を訪れました。
宝泉院は数か月前のメルマガでも
ご紹介しましたが、縁側の大きな窓を額縁に
見立て、庭にそびえる樹齢700年の
五葉松を一幅の絵のように切り取って
眺めることができます。
その背景には山並みや空が重なり、
まるで時が止まったかのような穏やかな
静けさが漂います。
この景色にも「一念三千」の思想が
息づいており、ひとつの額縁の中に
自然の力、長い歴史、人の営みが同時に
存在していることを感じさせます。
その堂々とした佇まいは本当に圧巻で、
訪れるたびに新たな発見と感動を
与えてくれます。
喉も渇いたので、京都御所近くにある
「虎屋菓寮」へお茶をしに行きました。
外国人観光客が多く少し並びましたが、
待っている間も建物の素晴らしさを
堪能できました。
設計は内藤廣さんで、公共建築や文化施設、
ランドスケープデザインなどにも多く
携わっておられる方です。
木材や自然光を活かした、温かみのある
空間づくりが特徴です。
虎屋でお茶をしていると、建築仲間である
アティックワークスの北川社長が
「エコハウス大賞 リノベーション部門」
(正確な賞の名前がわからないので間違えていたらごめんなさい。)
で最優秀賞を受賞されたとの連絡が
入りました。
北川社長、本当におめでとうございます。
後、大幸建設の西田さんも素敵な賞を取られました。
おめでとうごさいます。
私も見習って、素敵な家を建てたいと
改めて思いました。
虎屋カフェで有意義な時間を過ごすと、
すでに夕方5時になっており、京都駅まで
樹々匠建設の皆さんをお送りしました。
樹々匠建設の皆さん、いつもさまざまな
ことを教えていただき、
学ばせていただき
ありがとうございます。
少しはお返しができたでしょうか。
また浜松へスタッフ一同で訪問させて
いただきたいと思います。
その際は、ぜひまた「さわやか」の
ハンバーグに連れて行ってください。
今日はここまで。
それでは素敵なお家造りを
していきましょう。(^O^)
2025.9.23(火)№299
※タカハシ、次回の家百ライブ出演は
10月7日火曜日!!
お昼12時スタート
https://m-takahashikomuten.com/l/m/Bgnstgn3A9vvdZ
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