こんにちは。こんばんわ。
高橋工務店の高橋真悟です。
9月18日(木)、京田辺市にて、
堀部安嗣先生設計・ダイシンビルドさん
施工の「京田辺の家」プロ向け見学会が、
JBN 京阪神木造住宅協議会と
新住協関西支部の合同勉強会として
開催されました。
さすが堀部安嗣先生の設計、そして
スーパー工務店・ダイシンビルドさんの
施工だけあって、プロの方々約120名が
見学に訪れました。
建物は約70坪の土地に、延べ床約40坪弱
の住宅。
1階には縦長の開口部が設けられ、
下屋根も付いていました。
外から見ると下屋根が深いため室内は
暗いのではと思いましたが、実際は
その予想とは大きく異なり、室内は
驚くほど明るく、しっかりと採光が
取れていました。
この家の面白い点は、いわゆる改まった
玄関がなく、勝手口のような雰囲気の
玄関があり、その横には吐き出し窓が
あって、自由に出入りできる間取りに
なっていることです。
その玄関をくぐるとすぐにLDKがあり、
その裏手(北側)には
ウォークインクローゼット、
さらに浴室・脱衣室、そして主寝室へと
つながる動線になっていました。
2階に上がると広いスタディースペースが
あり、約3畳の子ども部屋が3室。
3畳というと小さく感じる方もいるかも
しれませんが、コンパクトに
まとまっており、将来巣立つ子どもたちに
とっては十分な広さだと思います。
実際、世の中には子どもが独立した後、
子ども部屋がデッドスペースに
なってしまう家も多くありますが、
この家は将来仕切りを取り払い、
一つの大きな部屋にできるよう
構造計算された設計になっています。
寝るだけのスペースを必要以上に
広く取らない、無駄のない設計です。
構造見学会の後は、松井山手にある
「水春」にて、堀部安嗣先生と
ダイシンビルド社長・清水さんによる
講習会が行われました。
堀部先生の講習は非常に興味深く、
「断熱の行き届いた部屋の快適さは
分かるが、快適すぎると人間関係が
ギスギスする」というユニークな
表現をされており、なるほど面白い考え方
だと感じました。
実際、今日見学した家もその思想が
反映されており、室内は非常に
快適ですが、先ほどの吐き出し窓の
玄関から外に出ると、下屋根の下で
日差しは避けられるものの、
暑さや寒さを感じる空間になっています。
堀部先生は、快適なスペースを
「90点」、暑さ寒さを感じる場所を
「30点」とし、この両方を併せ持つ
ことで、適度なストレスを与え、
人と人とのギスギス感を和らげる
設計になると説明されていました。
深く納得しました。
講習会後は懇親会が開かれ、約60名の
建築関係者が参加。
今回の勉強会のためにご自宅を
提供してくださった施主様も参加され、
皆で感謝の気持ちをお伝えしました。
懇親会では、さまざまな工務店の方々と
今日見学した家について談義に花を
咲かせ、大いに盛り上がりました。
一次会が終わり、二次会では私も
堀部先生の正面に座り、建築の話を
伺おうとしたのですが…講習会の時とは
打って変わり、お酒の席ではとても
ユニークな方で、ずっと
『千と千尋の神隠し』のお父さんや
田中角栄のモノマネを披露
されていました。
私は本当は建築の話を聞きたかった
のですが、結局ほとんど聞けずに終わり…
と言いたいところですが、
「あんちゃんもモノマネしなさいよ」と
言われ、声がかすれるまでモノマネを
させられる羽目に。(´;ω;`)ウッ…
ありがたいことに、堀部先生から
「あんちゃん」というあだ名まで
いただきました。
皆さま、これから私のことを
「あんちゃん」と
呼んでいただいても結構ですよ。
ちなみに、堀部先生のお弟子さんである
丸山弾先生には「しんちゃん」と
呼んでいただいており、
「しんちゃん」「あんちゃん」と
呼び合えるのは本当に嬉しいことです。
改めて、この場を設けてくださった
ダイシンビルドの清水社長、
そして施主のY様、
楽しい時間をくださった堀部先生に
心から感謝いたします。
本当に楽しい一日でした。
ありがとうございました。
今日はここまで。
それでは素敵なお家造りを
していきましょう。(^O^)
2025.9.22(月)№298
※タカハシ、次回の家百ライブ出演は
9月23日火曜日!!
お昼12時スタート
https://m-takahashikomuten.com/l/m/qN632JHS8FnAbF
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