こんにちは。
輝建設のコハラです。
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近年、屋根はその軽さから
「ガルバリウムで!」
外壁はそのコスパから
「ガルバリウムで!」
とご提案することも多いですし、
お客さんからご要望されることも
多いガルバリウム鋼板。
トタンやブリキと同様に
その名称ももはや
一般的になりつつあるのかなと。
最近は本当によく
新築でもリフォームでも
屋根でも外壁仕上げで
よく使いますね。
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でも最近は
“ガルバ”だけじゃなくて
「SGL鋼板」というのが
あるのはご存知ですか?
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ざっくり言うと、
SGLはガルバリウムの
進化版だと思ってOK。
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ガルバリウム鋼板は
鉄板に亜鉛とアルミの
合金めっきをしたもの。
耐久性が高く、
昔のトタンより
錆びにくく長持ちします。
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SGL鋼板はそのガルバに
マグネシウムを加えたもの。
これによりさらに
耐久性・耐食性がUP
しています。
日鉄鋼板SGLのページ
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/tUg0f4cZmEEIwZ
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少しマニアックですが
SGL鋼板の紹介で
よく聞くのが
「マグネシウムのおかげで
自己修復するって本当?」
という話。
傷がついても
自己修復するので
錆びません、、、、的な。
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実はこれ、完全に元通りに
戻るわけではありません。
傷がついたところに
水分が入ると
マグネシウムを含む
防錆成分が広がり、
その部分を覆うことで
内部への水や酸素の供給を
抑える仕組み。
結果的に
傷口からの錆の進行を
抑えやすくなるという
イメージです。
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メーカーさんの資料だと
「ガルバの約3倍耐食性」と
書かれることもあります。
もちろん設置環境や
メンテ次第ですが、
長く持たせたいなら
SGLは選択肢として
おすすめです。
海近くの塩害酷いところだと
ガルバよりSGL鋼板を
ご検討ください
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ただその分、
材料費は少しアップ。
ですが塗装の持ちも良く
メンテのタイミングを
先延ばしできる可能性があり
長い目で見れば
コスパ良いかもですね。
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まとめると、
ガルバリウム:
耐久性・耐食性◎
SGL:
さらに耐久性UP、
マグネシウム効果で
小傷部分の進行を抑える
という違いです。
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屋根や外壁で
迷ったときは
気軽にご相談くださいね。
ということで、
また次回。
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追:
鉄の値上がりで、
もはやガルバも
「安い」という感じでは
なくなってきています。
ガルバ屋根や外壁にした場合は、
お子さんやお孫さんに
「解体のときは鉄板分
減額してもらえ」と
遺言しておいた方が
いいかもしれません。
先日、建築雑誌で
基礎を鉄筋コンクリートではなく
“鉄の塊”でつくっている
物件を見ました。
「解体時の費用を
ここに埋め込んでおく」と
説明されていましたが、
今のインフレ状況だと
なるほど~!と
思った次第です。
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