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株式会社 菊池組

魔法のタネあかし

いつもありがとうございます。
菊池組・キクチです。

先日のインスタライブをご視聴頂いた方、どうもありがとうございました。
また、それきっかけでメルマガ登録をして頂いた方、ようこそおいでくださいました。

次は2週間くらい後にインスタライブ前半トークの出番が予定されていますので、テーマとして取り上げてほしい内容がある方は、インスタのDMまたはこちらの感想、質問フォームからお気軽にどうぞ↓
https://kikuchigumi-mutsu.com/l/m/Z6viAwcI98ssjJ

先日のインスタライブはラーメン系工務店をテーマにお届けしました。

ラーメン系工務店の定義は何かと聞かれる事もありますが、

ラーメン好きの工務店ならそれだけでラーメン系工務店なんじゃないかとも思ったりもします。
わたしを含め、「ラーメン系工務店」なんて誰でも名乗れるんです。

お金は1円も掛かりません。


こんな事がありました。

特定されないように時期と地域は伏せますが、

とある場所で、

「知り合いの地域工務店が倒産してしまった」という話を聞きました。

業界ではよくある話ですが、
そこの工務店さん、ここ数年は住宅会社経営のコンサル会社に多大なお金を払って、集客や家づくりの内容をテコ入れをしていたようです。

コンサル契約には1000万円以上の初期費用がかかったようです。
(金額は経営規模やコンサルを受ける内容によるのでしょうけれども)

住宅会社経営のコンサル会社は大中小、たーくさんあって、私たち工務店にはそういった所からのDMやFAXが山ほど届きますし、営業電話がかかってくる事もあります。
どうやら、そういったコンサル会社の説明会場には金融機関も立ち会っていて、その場でコンサル受けるための資金融資の申し込みまで、なんて事も。

1000万円というお金は大きな金額に感じられるかもしれませんが、「コンサルティングを受けたおかげで2棟契約ができれば(例えば1棟3500万円、粗利30%)それだけで1000万円なんて回収できますから」という風に口説かれたら、目先の集客が不安な会社の中にはとびついてしまう所もあるのでしょう。

ですが、その約1000万円は、始まりに過ぎないようで、、、

「集客ができるようになっても、売れる商品がないと契約には結びつかないですよ」
という事で、プランの実例集と使用する権利のオプションを数百万円で導入させられたりもするようです。

そういった追加オプションのために借り入れを重ねれば、どんどん首は締まっていってしまいますね。

コンサル会社の有名なメニューにはこういうものもありますね。

↓笑ってしまうほど全国各地の工務店社長が自ら著者となり同じ名前の本をつくっているではありませんか。
https://kikuchigumi-mutsu.com/l/m/9zrvGOP6o96yIV

このリンクを開いたあと、後ろに、あなたの県の名前を追加で入れてみると知っている会社が出るかもしれませんね

他にも、工務店がホームページ内で自社の言葉のように語っているキメ台詞や、
デザインのキーワード、住宅商品名や経営方針などがあれば、それをコピペして検索してみてください。同じ内容が他県の別会社で複数引っかかるようなら、それもコンサル会社から買っているのでしょう。
カッコイイ施工事例がトップ画面に出てきたら「googleレンズで検索」してみましょう。
その住宅商品はコンサル会社やフランチャイズから買ったデザインです。

もちろん、
そういった経営コンサルにお世話になりながら、安定経営を続けている会社もあるでしょうし、良い家をつくっている会社もあるでしょう。
だから全て悪いわけではありません。

ただ、工務店が食い物にされ、地域の施主から頂いた収益の多くが吸い上げられて疲弊して経営が痩せてしてしまう、または倒産してしまう。
あるいはそれなりに吸い上げられても大丈夫なくらい、お施主さまから吸い上げている。そういう例も多いのではないでしょうか。

いずれにしても、

「どうやったらお客さんが来てくれるのか」
「いま、どういう家が売れているのか」
「この地域にはこの位の価格帯、こういうデザインの会社が少ないから穴場だ」

こういった、ちょっと頑張って自分の頭で考えたり調べたりすればわかる事を
お金を払って教えてもらうというのは経営者として、もう少し頑張る余地があるのでは、
と思ってしまいます。

そして、それらをコンサルに頼らずに自分で調査・分析して考えられるのは経営者としては優れているかもしれません。

ですが、そういった経営目線の次元ではなく、

「どういう建物が将来、社会にとって必要とされるようになるのか」
「地域に適した住宅を考えるとき、どうあるべきか」
「流行り的なデザインやプラン要望があったとしても、それを十分に尊重した上で、長く愛される美しさや機能を持った家づくりに導きたい」
「すまい手、家族はもちろんの事、この地域を幸せに導きたい」

そういった哲学を持って家づくりをしている会社も世の中には存在していますし、
私たちもそうありたいと思います。



さて、冒頭の話に戻ります。

「ラーメン系工務店というのはラーメンの力を借りて家づくりをしている工務店、という事でしょうか」


半分程度はYESかもしれません。


頑固なラーメン屋のオヤジのように、

クセが強く、

地域に対する思いが強く

ものづくりにこだわりがあり、

施主がその家を愛するのに負けないくらい自らがつくる家を愛する、

そんな工務店こそが

真のラーメン系工務店なのではないかと私は思います。

経営においては魔法というものがあるかもしれません。

でも、良い家をつくるのには魔法なんてなくて、

ただただ愚直に 家のこと、地域のこと、住まい手のことを思い続け、考え続けるしかないのだと
私はそう思います。

ではでは。

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