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株式会社 マルト

軒を出す?出さない?

こんばんは!
マルトの澤田です。

梅雨だというのにこの暑さ!

明日は、もっと暑くなるそうです。

さらに週間天気予報は当分晴れ。

梅雨が無くなって、もう真夏が
始まっちゃいましたね

梅雨ネタにしようかと思ってたのに
ちょっとアテが外れました

といっても今更方向転換出来ないので
今日は梅雨ネタでいきます

10数年前、、、いや20年前ぐらいから
でしょうか

軒のない家が建つようになってきました

デザイン性が一番の理由だと思います。
エッジの効いた外観は、若い方には
新鮮だと思いますし、モダンと先進的
なイメージもあって、採用が増えてるの
だと思います。

実はもう1個大きな理由があるんです
恐らく工務店は言わないですが、実は
結構コストダウンになります。

軒を出すと、屋根面積も増えますし、
軒天(軒の天井です)もいりますから
ここに必要な材料だったり、大工手間
がかかります。

例えば30坪の総二階の家があって
軒が無い家とある家だと、屋根面積
が25㎡増えますから、瓦の場合、屋根
だけでも、ざっくり20万は増えると
思ってもらって良いかと思います。

そこ削れると予算的には大きいですよね。

もちろん軒が無くても雨が漏れない
ように工夫して施工しますから、
軒無しでも問題はありません。

なのに何故マルトは軒ゼロにしないか

無駄にお金を取りたいからでは
ないんですよ。
そこにはやっぱりデメリットが
あるからです。

軒があるのと無いのでは、外壁に与える
影響が格段に違うと言っても過言では
ないかと思います。

雨が当たり、陽が当たる所の劣化は
進みが早いのは何となく経験則上で
ご理解されているかと。

屋根に瓦を採用するのは、その耐久性が
他とは全然違うからであって、その他の
素材では、30年も持ちません。

それだけ屋根は厳しい環境下なんです。

軒があれば、全てガード出来る訳では
ありませんが、それでも直の雨当たり
を防げますし、影を作って直接的な
日射が当たるのも防いでくれます

2階建ての家をみるとわかるのですが、
屋根が近い2階の上の方は、元々の
外壁の色が残っていたり、木の外壁
だと焼け方が遅いのでツートンみたい
になっている家が見受けられます。

昔の日本家屋で、1階に屋根がぐるっと
廻っている家は、外壁の雨当たりが
少ないので、総二階の家に比べると
劣化は遅く、いつまでも美しい外観を
保ってくれています。

外壁におけるコケやカビの発生は、
雨が当たるのが理由の全てではあり
ませんが、それも理由の一つでは
ありますから、長く美しい外観、
メンテナンスの手間や費用を抑える
為にも、軒はある方が良いのです。

これだけ住宅価格が上がってくると
予算をコントロールする上で、軒無し
にする方もいると思いますし、工務店
自体が、デザイン性だなんだと理由を
付けて安くするようにしている場合も
あります。

決して軒ゼロが悪いとは思ってない
のですが、そういったデメリットを
理解した上で、採用されるのは問題ない
のですが、目先の事だけに囚われて
後で後悔しないようにして下さい

ではでは

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