こんにちは。こんばんわ。
高橋工務店の高橋真悟です。
今週はタカハシ工務店の標準的に
使用している断熱材の仕様と、
その説明をしていきたいと
思います。
今日は
マグ・イゾベール製
イゾベール・コンフォーの16KHG
です。
タカハシ工務店では充填断熱材
(壁の中に入れる断熱材)
として使用しています。
マグ・イゾベールは、1987年に
日本セメント株式会社
(現太平洋セメント株式会社)と
日本板硝子株式会社の共同出資
によって設立された企業です。
当初は日本マイクロジーウール株式会社として発足し、1994年に
株式会社マグへと社名が変更
されました。
その後、2001年には日本無機
株式会社から断熱吸音材部門を
譲り受け、2008年に日本板硝子の
保有する全株式をフランスの
サンゴバン社へ譲渡しました。
さらに、2010年には
太平洋セメントもサンゴバンへ
株式を譲渡し、現在の
マグ・イゾベール株式会社へと
社名が変更されました。
この歴史の中で、同社は日本国内
の断熱材市場において確固たる
地位を築き、高性能な
グラスウール製品の開発・供給を
続けています。
タカハシ工務店が標準で採用する
イゾベール・コンフォートの
16KHGは、マグ・イゾベールが
提供するグラスウール断熱材の
中でも、断熱性と施工性の
バランスに優れた製品です。
熱伝導率は約0.038W/(m・K)
であり、適切な施工を施すことで
安定した断熱効果を得ることが
できます。
繊維には撥水処理が施されている
ため、湿気の影響を受けにくく、
壁内での耐久性が確保され
ています。
また、繊維飛散量を抑える構造に
より、施工時の負担軽減にも
貢献します。
この製品は柔軟性がありながら、
たわみが少なく自立性があるため、
壁内への充填時にも形状を維持
しやすく、隙間なく施工できる点が
大きな特長です。
これにより、断熱材としての性能を
最大限に発揮することができます。
さらに、原料の85%に
リサイクルガラスを使用しており、
環境負荷の低減にも
寄与しています。
加えて、植物由来のバインダーを
採用することで化石燃料への依存を
減らし、持続可能な建材としての
価値を高めています。
施工時には防湿層を別途設置する
仕様となっており、間崩れや隅の
サイズ調整が容易に行えるため、
現場での作業効率が向上します。
カッター等でカットする
ことにより、壁の間に隙間なく
充填でき、断熱効果を確実に
維持することが可能です。
また、端材を隙間部分に充填
できるため、廃材の発生を抑え、
資材の無駄を削減することにも
貢献しています。
このように、イゾベール・
コンフォートの16KHGは、
施工のしやすさ、湿気耐性、
環境配慮の点で優れた特性を
備えており、もう一度言いますが、
タカハシ工務店のお家に
標準で採用されています。
快適な居住環境を支える
断熱材として重要な役割を果たし、
長期的な断熱性能の維持に
貢献しています。
今日はここまで。
それでは素敵なお家造りを
していきましょう。(^O^)
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