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株式会社 勝部建築

【空気の入口】

皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)

明日明後日が出張なので
慌ただしい月曜日となりました
打ち合わせ、現調、見積…etc
なんとか出発できそうww

明日は環境塾で
エアコンメーカーの工場見学
明後日は東京のお友達設計士さんの
自邸の見学にお邪魔してます
しっかり勉強して帰りますww

さて本日は空気の入り口について
住宅では2時間に1回
家中の空気が入れ替わるように
換気計画をたてなければなりません

換気の種類として
1種換気システム 
給排気がファン
2種換気システム 
給気がファン、排気は自然
3種換気システム 
給気は自然、排気がファン

さらに1種換気の中には
熱交換型換気システムというものがあり
全熱型と顕熱型に別れます

全熱型は温度と湿度を交換
顕熱型は温度だけを交換します。

一般的に多いのは
自然給気口から新鮮な空気を入れて
トイレや脱衣室にある排気口から
機械で強制的に汚れた空気を押し出す
第3種換気と呼ばれるもの

それから新鮮な空気を入れる時も
汚れた空気を出す時も機械で行う
第1種換気
この換気の場合は機械の中に
熱交換素子が入っていて
汚れた空気と新鮮な空気が
そこを通る事で
捨てるはずの熱のロスを
減らすことができます

3種換気の場合は外気が直接入ってくる
1種換気は外気を熱交換して入れる

外気温が0℃の時
3種換気だった場合は
家の中に0℃の新鮮空気が
入ってくる訳ですが

1種熱交換換気の場合は
機械の熱交換効率によって変わりますが
例えば当社が使っている機種ですと
90%ですので
室内が20℃外気0℃だった場合
室内には18℃に温められて
の新鮮な空気が入ってきます
熱のロスを大幅に減らして
くれるということです

交換効率90%と言っても
実際は風量やダクト経路での
圧損も踏まえると
90%とメーカーが言っていても
その通りになることは無いので
実測を行なって実物件で計測すると
70~80%程度になっています

どちらにしてもフィルターの清掃が
命になることは言うまでもなく
メンテナンスが重要になりますが
熱ロスが減る1種換気は
導入コストも高い

3種は導入コストは安いが
熱のロスが多い

どちらが良いかは
設計者の実力とその建物の性能によります
当社の場合は
新築は1種熱交換
リフォーム、リノベは第3種

規模や面積や施工性等検討して
使い分けています

熱のロスが多くなる
第3種換気使用時のポイントは
空気の入口

夏は高温で湿気を多く含んだ外気
冬は乾燥して冷えきった外気
その空気をいかにして室内に送り込むかが
空調設計者の技術

何も考えなしに
居室に給気口をつけるのだけは
絶対にアウト
暴力的に外気を取り込む訳ですから

高気密高断熱はなんだか
流行り文句みたいになってきていますが
最低ラインの断熱気密が出来たら
大切なのは空調と換気です

これがうまく計画されていなかったら
力をうまく発揮できない事に

家の性能にこだわるなら
空気の入口を考えられる設計者と
家づくりを行いましょう

それではまた次回(^^)

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