今日も一日お疲れ様です!
COMODO建築工房の飯田です。
窓と密接な関係な壁。
設計において全てに意味がある。
意味を持たせているとも言えますね。
窓の上の余白(僕はおでこと呼んでいる)は神経注ぎます。
コンセントスイッチすらない連続した白い壁は必ずどこかに設ける。
家具と壁を混在させてその存在感を薄くさせることも。
壁って安心感を与えてくれるのです。
辛い気持ちを支えてくれるような。
窓は開放感があって気持ちいいけれど、それだけでは不安になりますでしょ?
…と書いてはみたものの、これこそ感覚の領域かも。
個人的な感覚で開口にするのか閉じて壁にするのか。
通路の入り口を開放するか閉じるか。
はたまたRをつけて柔らかさを求めたり。
直線ばかりでは疲れちゃいますから、時には抜け感大事。
天井との区分を曖昧にしたり明確にしたり。
その操作は用途や空間性によって変化します。
比率が本当に大事。
素材は漆喰であったり紙クロスであったり、時にはラワンベニヤを用いることも。
光のバウンドを意識してますから、その反射は柔らかい方が良い。
窓がなくても反射が空間を包み込んでくれます。
見学会などの感想で一番多い「なんだか落ち着く家ですね」
これは窓ではなく壁が大きく起因しているのです。
守られてる安心感からもたらされているのでしょうね、多分。
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