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株式会社 勝部建築

【防災の第一歩は家の耐震化】

皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)

気温がずいぶん下がりましたね
風も強いのでかなり寒さを感じます

朝会社のシャッターを開けると
強い横風の吹雪
その中歩きと自転車で学校に向かう
小学生と中学生の次男長女
子供は強いなと感じました

明日からまた更に気温が下がる模様
ヒートショックなどに気をつけ
室内で温度差がなくなるように
暖かくしてお過ごしください

さて本日は柱の座屈について
柱の座屈とは上から押されたときに
折れ曲がらないかの設計
なんだか難しそうな話だと思わず
お付き合い頂けたらと

下図のように柱の上から荷重を加えると
ある一定の荷重を超えた時
柱は急激に折れ曲がります
このような現象を「座屈」といいます

建築基準法では
この様な座屈に耐える為の
柱の最少寸法を屋根の重さや
横架材間垂直距離により決めています

あまり長かったり細かったりする柱だと
地震で柱がポキっと折れないように
検討するわけなのですが

今回の内容もこれだけでは
足りないというお話です

ここでも行われているのは簡易計算

建築基準法は最低基準と
いつもお伝えしています

簡易計算をクリアしていても
屋根の重さは
柱に作用する「軸力」
そして軸力は屋根の重量だけではなく
配置や梁の掛け方で大きく変わってきます

イメージ的には
旅行に行くときに
カバンの重さだけを
確認して
中身の荷物の重さを確認せずに
どれくらい歩けるか決めるようなもの

このカバンの重さなら
あそこまで歩けそうだと思っていても

実際荷物が入ったカバンはもっと重く
重たいカバンでは
そんなに遠くには
行けないかもしれない訳です

大きな地震力が発生した時に
本当に耐えられる柱なのか

構造計算をしっかりとしている場合
簡易計算で出た結果を元に
更に強度の確認を行って検討し
それが上からの力だけでなく
横からの風圧力にも
耐えられるのかまで
許容応力度を検討します

カバンの中身の重さも考慮して
そのカバンを背負った時に
強い風が吹いたらどうなるか
そんな事まで検討しているイメージ

例えが上手く伝わったか心配ですが
これは一度の旅行の話ではなく
一生住む家の話です

昨年の能登半島地震の死者
地震による建物倒壊や
火災などによる死者の人数を
災害関連死の人数が上回ったそうです

災害関連死の要因の一つには
避難所生活が考えられます
避難所といえば体育館などの建物

想像してみてください
見ず知らずの人たちと雑魚寝する
気軽に着替えられない
家族との会話を誰かに聞かれている
夏暑く冬寒い

これがもし地震時に
自分の家に居続けることができたら
在宅避難できたらどうでしょうか?

防災の第一歩は家の耐震化です
どれだけ安心快適に生活できるか
安心して住み続けられるよう
何を当たり前にするか

今一度耐震の大切さを

それではまた次回(^^)

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