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株式会社あすなろ建築工房

「合意書」の意味を今一度考える

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

この数日間は
かなり冷え込みましたね。

モデルハウス兼自宅の六ッ川の家は、
実験住宅と言うこともあって、
一部のサッシにアルミサッシを
使用しています。

自宅として普段生活していて
一番の不満はこの
「アルミサッシ」です。

このところの朝の冷え込みにより、
アルミサッシ部分に
結露が生じてしまっています。

先日の朝の様子です。
湿度も高かったので、
ビショビショでした。
https://asunaro-studio.jp/l/m/ZqMH8n6TvR1yfY

これだけ結露してしまうと
放っておくことは出来ず、
朝に「窓の結露拭き」という家事が
一つ増えてしまいます。

この結露が起こると
「そろそろ冬だな~」と
感じてしまいます。

ということで、
前置きはこれくらいにして、
まずはウッドショック、
建材ショックの状況報告から。

東南アジアの国々の
ロックダウンが解除されつつあり、
工場の生産が
始まっているようですが、
元の生産に戻るには
まだ時間がかかるようで、
相変わらずの品不足が続いています。

10月18日の木材新聞ですが、
ヨーロッパやアメリカや中国からの
材が港に入ってきているようで、
東京港に入荷した在庫量も
ウッドショック前の水準に
戻ってきているとあります。
https://asunaro-studio.jp/l/m/1e1ouPgXfoiCkx

とは言っても、
高値で買った材が
入ってきたものなので、
価格が下がるのは
まだまだ先の話になると思います。

その他は、相変わらずの
値上がりの情報ばかりです。
https://asunaro-studio.jp/l/m/HtYMMkx9g8W7tU

旭化成建材が
ALC(軽量気泡コンクリート )の
来年春に値上げすることを
発表しています。

ALCは、
旭化成のヘーベルボードとして
有名な建材です。

一部メーカーや住宅会社では
主要な外装部材として
使われている建材です。

その他にも、
マンションリノベーションでは
必需品でもある「乾式二重遮音床」
なども値上げとなっています。

今まで値上がりしていなかった材が
次々に値上がりしてきています。

建材ショックのピークが
まだ先にあることが伺い知れます。

そして本日の日経新聞に
「国産合板、14年ぶり高値」
の記事がありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/zlsV9v5f2yyj9C

これまでのメルマガでも
お伝えしていた合板の値上がりと
不足についてですが、
日経新聞でも取り上げられるように
なりました。

まだまだ需要と供給のバランスが
とれていませんので、
しばらく高値は
続いてしまうものと思わます。

その記事の右側に
「生コン用砂、値上げ圧力」
の記事もありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/fV3UN0EqqORcdY

基礎に使用するコンクリートには
砂が不可欠です。

千葉の砂の採掘地で
枯渇しているとのこと。

関東地方の砂は
千葉県に依存してます。

資源的に枯渇しているとなると、
遠方から運んでくることになるので、
今後も値上がりは
維持されてしまうものと思われます。

少し話は変わって、
「神奈川県産材」の話を
したいと思います。

地方の工務店友達と話をしていて
「地元の県産材での家づくりを
していたのでウッドショックの
影響は少ない」という声を
多く聞きました。

以前のメルマガで
「神奈川県産材で
家づくりをしたいと考え、
供給先を探してみたけど、
神奈川県は流通量が
極端に少なく断念した」
という話をしています。

神奈川県は全国でも特殊な地域で、
県産材の供給量がとっても
少ない県です。(農林水産省 木材統計調査より)
https://asunaro-studio.jp/l/m/v0tGaEpZrRHMtT

沖縄について下から二番目です。

少ない供給量ではありますが、
まったく無い訳ではありません。

ウッドショックで価格が
上がっていることもあって、
神奈川県産材での家づくりが
今一度可能とならないか
神奈川県内の工務店友達と
一緒に検討が始まっています。

現時点では、
神奈川県の木材供給の
状況については
相変わらずな感じです。

相変わらずというか、
後退しているようにも感じます。

いろいろと調べてみると、
現在神奈川県内では、
県産材の木材を切り出してくると、
11,000円/立米の補助金が
県から事業者に支払われています。

困ったことに、
補助金の補助枠は
「年に26,000立米まで」と
上限が決められてしまっています。

神奈川県の林業施策としては、
すでに令和8年までの補助枠が
確定してしまっていて、
伐採増は見込めないとのこと。

そんなことから、
近年の神奈川県産材の供給量は、
補助金額で伐採される量が
きまってしまっていて、
増加はしていないし、
今後も増えない状況です。

「価格が上がっているのだから、
補助金を当てにせずとも
切り出して来ればいいのに」
と思われるかもしれませんが、
原木価格がそこまで
上がっていないので、
まだまだ補助金頼みの体質は
抜けない(抜けていない)感じです。

補助金を当てにしないほど
原木の価格が上がってくれば
話は別ですが、現時点で
ウッドショックの木材価格の値上がりは
流通段階で高くなっているにすぎず、
原木価格への影響は
まだまだ少ないものです。

もっともっと原木価格が上がらないと、
補助額を超えての供給は
今後のなされない感じです。

とは言っても
これ以上材料価格が
上がることは流石に
勘弁してほしいものと思います。

そして、補助金のあてがい方にも
問題があることが分かりました。

木材は大きく分けると、
A材、B材、C材と
区分されます。

A材は構造体などに使用される材、
B材は集成材や合板など
二次製造に使われる材、
C材はバイオマス燃料や
木質ボードの原料に
使われる材となります。

A材となる材は、
曲がりなどがなくまっすぐな材で、
梁や柱に使うことが出来るくらい
成長している太い材となります。

B材となる材は、
A材にはならない曲がった材や
細い材となります。

C材となる材は、
上記のいずれにも
使用できないくらい細くて、
チップにしか使えない材となります。

A材となる原木を切り出すには、
伐倒の技術だけでなく、
運び出すための林道整備や
設備機械なども必要となります。

山側からするとA材を切り出すのは、
相当な時間と費用を要するものです。

基本的に神奈川県の林業は
「水源環境保全」が目的のもので、
林業活性化を目的にしていないので、
補助金の補助対象も
限られてしまっています。

例えばですが、
大きく成長したA材を
切り出すためには、
大きなトレーラーを通す必要があるので、
林道も4m幅などが必要になります。

しかし残念ながら、
神奈川県の補助金は
3m幅の林道までしか
補助対象にならないそうで、
太い林道を整備しにくいとのこと。

そして、A材、B材、C材の
どの木を伐採しても、
補助金額が同じなので、
そうなると、伐採と運搬が楽な
B材とC材が多く切り出されて
しまう結果となっているそうです。

もちろんC材よりもB材が、
B材よりもA材の方が
原木の価格としては高いので、
「高く売れる」ものではあります。

しかし、その金額は
A材が1万円位/立米で、
C材がその半分くらい、
B材がその間くらいの金額となります。

切り出しの手間を考えると、
補助金額が同じである
B材やC材を多く切り出してくる方が
結果としてお金になります。

そんな理由から年々、
A材の供給量は少なくなり、
B材とC材の供給量が
増え続けています。

このことは以前のメルマガでも
お伝えしていますが、
神奈川県はこの影響が顕著に
出ています。

結果的に現時点では、
神奈川県内での供給量は、
B材が全体の半分で、
4割がC材、
残りのたった1割が
A材となっています。

我々が必要とするA材の供給が
年々少なくなっているという
悲しい状況となっています。

全国にバイオマス発電所が
乱立していることや、
補助金の付け方を考えれば、
C材が増えてくることも
仕方がないことと思います。

木材のことは、
知れば知るほどため息が
出てきてしまうことばかりですが、
神奈川県内での工務店仲間との
県産材利用拡大の活動は
引き続き行って参ります。

話はさらに変わって、
本日は「合意書」について、
お話をしたいと思います。

「合意書」とは、
ウッドショックで建築材料が
手に入りにくい状況が続き、
納期がかかったり
値段が急激に上がってしまって、
仕様の変更や工期の変更や
金額の変更について、
施主様から合意を得ておくための
書類となります。

「合意書」については、
以前にもこのメルマガにおいても
いろいろとお話してきました。

最近またこの「合意書」について
脚光を浴びているようです。

緊急事態宣言が解除されてから、
徐々に所属している
団体の会合が増えてきました。

会合では、メンバーの近況報告が
なされることが多いのですが、
皆様コロナとウッドショックの
影響がかなり出ている模様です。

知っている工務店さんは
コロナ禍でかなり痛手を
受けているところもあるようです。

コストダウンのために
4寸角での家づくりを諦め
3.5寸角での構造に変えたり、
断熱仕様を下げたり、
自然素材を諦め、
新建材を使用したりと
苦渋の選択を行っている
ところも多いようです。

もともと着工数が少なかった
工務店さんにとっては、
昨年のコロナ禍での受注減によって
経営状況に大きな影響を及ぼしていたり、
ウッドショックの価格転嫁が
うまく出来ずに
資金繰りに苦しんでいるところが
増えてきているそうです。

実際にとても残念なのですが、
知人工務店さんの中にも
「倒産」してしまったところも
出てきていしまいました。

コロナショックに続く、
ウッドショック、建材ショックと、
住宅会社にとっては
変動が大きすぎるようで、
臨機応変に対応が出来ない
会社にとっては、
この変化は乗り越えることが
困難なレベルの荒波に
なってしまっているようです。

そんな中で
「合意書を結べてない」
住宅会社さんが経営的に
厳しい状況になっていると
聞きました。

あすなろ建築工房では、
ウッドショックへの対応として、
工事請負契約時に
「合意書」を
結ばさせていただいています。

実際の合意書はこちら。
https://asunaro-studio.jp/l/m/fodpw9jvt4XRex

これは、建設業界では
有名な弁護士事務所である
「匠総合法律事務所」さんが
提唱されているもので、
あすなろ建築工房も所属する
JBN全国工務店協会や
住環境価値向上事業協同組合
(SAREX)のメンバー内では、
工事請負契約時には
必須のものと位置づけられています。
https://asunaro-studio.jp/l/m/fahHfdInCpbi9Q

私も早々に合意書については
youtube動画で上げさせて
もらっています。

「【ウッドショック】
これから家を建てるなら、
合意書を交わすべき!!」
https://asunaro-studio.jp/l/m/TqIjJ1QJjWpXaA

この動画を撮影したのは
7月になります。

7月の時点では
「150万円上がっている」
「300万円上がるかも」
と話になっていますが、
その後のか月間に
その増加額はさらに倍増して
300万円、400万円を
超えてきてしまっています。

このことは先日のメルマガで
お知らせしたとおりですが、
改めて自分で7月の時の動画の
内容と比べてみても、
異常な値上がりと思います。

あすなろ建築工房についての話で
恐縮ですが「合意書」については、
ご契約時に丁寧にご説明をさせて
頂いて結ばさせていただいています。

基本的には、
先にご紹介した動画の中で
ご説明させて頂いている内容の
通りなのですが、
これまでメルマガでも動画で
ご説明していない部分について、
本日はご説明したいと思います。

国土交通省が定めた
「建設工事標準請負契約約款」において、
「賃金又は物価の変動に基づく
請負代金額の変更」の項目があります。
https://asunaro-studio.jp/l/m/P0wKdIyDsJUFQ7
https://asunaro-studio.jp/l/m/c5O9ZdQmJo9EbX

「賃金又は物価の変動に基づく請負代金額の変更」
第26条 発注者又は受注者は、工期内で請負契約締結の日から12月を経過した後に日本国内における賃金水準又は物価水準の変動により請負代金額が不適当となったと認めたときは、相手方に対して請負代金額の変更を請求することができる。
2  発注者又は受注者は、前項の規定による請求があったときは、変動前残工事代金額(請負代金額から当該請求時の出来形部分に相応する請負代金額を控除した額をいう。以下同じ。)と変動後残工事代金額(変動後の賃金又は物価を基礎として算出した変動前残工事代金額に相応する額をいう。以下同じ。)との差額のうち変動前残工事代金額の1000分の15を超える額につき、請負代金額の変更に応じなければならない。

この約款は公共工事の
工事契約の際に使われる約款です。

2項の部分に、
「変動前残工事代金額の
1000分の15を超える額につき、
請負代金額の変更に
応じなければならない」とあります。

「1000分の15」ですから、
1.5%ということです。

つまり、公共工事の場合は、
物価水準の変動で契約時の金額から
1.5%値上がりしたら、
施主側つまりは国や県や
市や町に変更の請求が
出来ることになっています。

1.5%ですから、
3000万円の住宅の場合は、
45万円の話です。

ウッドショックでは、
数か月の間に150万円、
200万円、300万円と
値上がりしてしまっていますので、異
常な値上がりであることが
よく分かります。

丁寧な家づくりをしていると
工期は半年以上かかります。

住宅会社さんによっては、
設計前に工事請負契約をする
場合もあります。

そんな場合には、設計期間に数か月、
工事期間に半年と一年近くになる
場合もあるので、
値上がり幅が多くなって
しまっているようです。

3月時点と比べると、
450万円位材料費が
値上がりしてしまっていると
以前のメルマガでもお伝えしました。

3000万円の住宅の場合は
15%にもなります。

公共工事の場合には
その1/10の1.5%でも
金額変更の話し合いがなされるのですから、
その10倍にも及ぶ額と
なっているということが、
異常な事態であることを
ご理解いただけるものと思います。

合意書のひな形を見て頂けると
分かるのですが、
合意書は
「工事(仕様)の変更」と
「工期の変更」と
「請負代金の変更」の
3つの項目において合意するものです。

「仕様」と「工期」と「金額」の3つです。

過去のyoutube動画のコメントには、
「請負契約の内容を
ひっくり返す可能性がある
住宅会社の言いなりにはなれない」
というものもありましたが、
合意書があるからといって、
住宅会社側が一方的に
契約内容を変えることが
出来るというものではありません。

「変更を求めることができる」
であって「変更できる」
というものではありません。

そこには「話し合い」が
必要となります。

「話し合い」の結果として、
「仕様」と「工期」と「金額」の
3つの変更がなされるというものです。

繰り返しとなりますが、
「一方的に」変更される
ものではないのです。

実際にウッドショックの影響は、
多くの住宅会社に影響が出ています。

ウッドショックで材料が
手に入らない状況下ですので、
ベイマツをスギに変更したりなど
「仕様」の変更がほとんどです。

そして5月、6月は材料が
枯渇した状態でしたので、
材料が手に入らず
上棟延期となってしまって、
「工期」の変更を
お願いすることにもなっています。

最後の「金額」の変更ですが、
私の聞く限りの範囲では
「金額」の変更をお願いするに
至った住宅会社さんは限られますし、
金額変更をお願いしたとしても
それが何百万円になっている訳ではなく、
仕様変更が認められない場合
(材料にこだわりたい場合)に
高い金額での調達となってしまって、
結果として痛み分けの形で
金額変更を行っているものとなります。

以上のように、「仕様」と
「工期」の変更に留まることが
多いというものです。

先にお話したように
合意書を結ぶことが出来なかった
住宅会社さんは、
結果的に許容範囲を超え
材料調達難に陥ってしまい、
「仕様」「工期」「金額」ともに
変更が適わず、
運転資金に大きな影響を受け、
結果的に倒産に繋がっている、
またはその寸前になっている
会社さんが多くなっている
と聞きました。

以前のメルマガでも
お伝えした内容ですが、
工務店はボランティア団体ではなく、
営利を目的とした企業体ですので、
お預かりした金額以上の費用をかけて
事業を進めることが出来ません。

赤字になって運転資金が
枯渇したからといって、
どこからか補填されるような
ことはありません。

急激な材料の高騰のために
利益がマイナスになるような
事態になった場合には、
それが分かった時点で
まず工事がストップし、
「仕様」と「工期」と「金額」の
相談が持ち掛けられることになります。

ここで施主側から「NO」のご回答を
頂いてしまった場合には、
工事はストップしたままとなり、
その後は調停になるか、
最悪の場合は
裁判になってしまうと思います。

裁判ともなると時間とお金が
必要になります。

そんなことをしている間に
住宅会社はさらに資金繰りが
悪化し、最悪の結果を迎えることに
なりかねません。

つまり、「NO」の回答しかない場合には
契約とおりの内容で工事が進み、
引き渡しがされる可能性は
とても低くなります。

そうなった場合、
施主側のリスクとしては、
予定していたお引越しから
大幅に遅れてしまったり、
値上げ工事金額以上の費用が
生じてしまったり、
最悪の場合は工事が完了しない
ということなどが考えられます。

合意書は、最初から
「金額変更をお願いする」
ことが前提のことではなく、
そうならないことを願いつつ、
「仕様の変更」と「工期の変更」
を相談させて頂くことが
大前提のものとなります。

相談の内容に応じて
「金額の変更」も相談させて頂く
可能性があるというものです。

今後の状況によっては、
「金額の変更」もありうるものです。

現在のウッドショックと
建材ショックは、
施主にも施工者にも
非は無いものと思います。

施主と施工者が一致団結して
この事態を乗り切らないと、
なかなか先に進めることは
出来ない事態と思います。

youtubeで頂いていた
コメントにあるような
「請負契約の内容を
ひっくり返す住宅会社の
言いなりにはなれない」
という場合ですが、
一方的に「請負契約の内容を
ひっくり返すような住宅会社」さんと
であれば契約はしないほうが
よいと思います。

大きな大きなお金が動く
「家づくり」ですので、
お互いに信頼できる相手と
進めていただくのがよいと思います。

以前のメルマガでも、
youtubeでもお話していることですが、
「合意書」自体を強要するものでは
まったくありません。

依頼する住宅会社さんと
しっかり話し合って、
お互いに納得のできる解決策を
探っていただければと思います。

「合意書」については以上になります。

本日はお伝えしたいことが他にもあります。

国土交通省が
10月1日に閣議決定内容の
発表がありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/DyYRQEf8nt6IG0
https://asunaro-studio.jp/l/m/Tdf0u2E3inW0q2

長期優良住宅に関わる法律の
改正が来年2月になされるそうです。

この資料だけ読んでも
よくは分からないと思いますが、
2-(2)にあるように、
認定基準が厳しくなるとのことです。

具体的にはハザードマップで
色塗りされている場所での
認定を認めない方向になるそうです。

建物が基準を満たしても、
敷地が条件を満たしていないと
長期優良住宅の認定には
ならなくなります。

これは近年の災害増に伴い、
危険な箇所への建設を抑制して
いく意味があるようです。

横浜市内ではこのハザードに
かかっている土地は結構あります。

実際に我が家もハザードに
かかっています。

これから土地探しをされる方や
計画地がハザードマップに
かかっている方は要注意です。

本日はまだご紹介したいお話があります。

私の師匠のお一人である
アトリエサラの水越美枝子さんが
著書を出版されました。

「がまんしない家」(NHK出版)
https://asunaro-studio.jp/l/m/NtcSFFAj2w6iO0

10月28日発刊だそうですが、
水越さんから一冊送って頂けたので、
一足先に読ませて頂きました。

これまでも多くの著書を
出されている水越さんですが、
コロナ禍で急速に
「住まいのスタンダード」という
価値観が変わってきている中で、
「WITHコロナ」の生活での
生活様式を整理された一冊となります。

夫婦ともに在宅期間が増え、
家族が家にいる時間が増えた現在、
家族それぞれが「我慢」することなく、
個々のスペースを確保しつつ、
快適に住まい続けるための
テクニックが披露されています。

新築を計画されている方は
もちろんのこと、
コロナで生活様式が変わって
住まいにくくなった方、
定年退職して終の棲家として
住まいやすくアレンジしたい方
などにとっては、
ニーズに合わせたリフォームでの
間取り変更の事例が
多く掲載されています。

かかりつけ医が、
症状を詳しく聞き出し、
症例を分析し、
原因を特定し、
その原因を取り除くように、
経験豊富な建築士が
住まいの問題を
処方をしてくれる一冊です。

ご興味ございましたら、
是非ご一読ください。

今回も長くなってしまいました。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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