お久しぶりです。
輝建設のコハラです。
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先日、WEBサイト再構築の打ち合わせに。
今回、制作をお願いする会社の
担当者さんが
めちゃめちゃ古着が好きだと。
70年代ぐらいまでの
古着はデザインだけでなく、
素材の品質がよかった。
ウールも羊が食べているものが
ちがうので毛の質が違うとか。
(農薬や抗生物質の有無?)
で、当時物をこよなく
愛していらっしゃるとのことでした。
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で、いうと
私も側から見ると
変質的に
古民家や古建具などを
愛しているように
見えるのかもしれません。
実際、古建具なんかは
いま新たに作らせて
もらっているものより
手の込んだ細工、
いい材料を
つかった建具が多いです。
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が、建具は
開口に対して
必要な大きさというものが
優先されるので
まずは大きさがぴったりで
ないといけませんし、
それらを調整する作業費用などは
建具一枚あたりのコストを
すぐに押し上げてしまいます。
なので、再利用は
ほぼされていません。
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この地に数千年かけて
練り上げられてきた
土着的な家のデザインや
それらにまつわる部材などが
50年ぐらい前までは
まだ家づくりで採用されていましたが
この50年で
ほぼすたれて消えてしまいました。
数千年の土着的練られてきた
デザイン系のものは
なんとなく使いまわしていても
ある種のデザインコード的に
繋がっていたのですが、
資本主義が世界を覆って、
ローカルな文化や手作業が
経済効率とグローバリズムに
追いやられつつ
高度な情報化社会
と物流システムとで
欲しいものが
ローカルに根付かないものでも
いつでも手に入る現在、
残念ながら
昔作られたいいものより
新しいことに価値が置かれて
いる現代社会の家づくりでは
古建具や古材は
家づくりには採用されにくいと思います。
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