こんばんは菊池組・キクチです。
先日、パッシブハウス・ジャパンの全国大会が東京で開催されました。
私は東北支部サブリーダーとしての役もありますし、
また分科会(中・上級編)ヒートブリッジ講習会の運営責任者でもあるという事で
参加してきました。
メインフォーラムでは今回初の企画として
パッシブハウスオーナー様3組によるトークセッションがあり、
それが、大会全体を通して私にとって最も有益なプログラムでした。
パッシブハウスに住むに至った経緯は三者それぞれ。
トークセッションの中で出てくる言葉のひとつひとつ、
懇親会で直接お話して教えてくれること、
私だけでなく、集まっていたプロのつくり手全員にとって、
とても貴重な事ばかりでした。
私がパッシブハウスジャパンに入会した2016年頃、
パッシブハウスの施主というのは、
実務者本人の自邸以外では、環境に対する意識が特別に高い人、
というイメージがありました。
今でも、パッシブハウスや高気密高断熱住宅に取り組むプロというのは
「未来の子どものために」のような大義を掲げる人がとても多いです。
それは決して間違ってはいないと思いますが
「本心でそんな事思ってんのかいな」
と感じさせる人もたくさんいます。
環境性能が高い住宅を建てて、
その利益を最も受けるのは、「未来の子どもたち」よりも、すまい手本人だと思うんです。
「未来の子どものために」と言っても
その1棟だけで削減できる一次エネルギー使用量や
二酸化炭素排出量なんてたかが知れていて、
我が家のパッシブハウス1棟が1年間で使うのと同じ位の暖房エネルギーを、
私の父親1人で住む実家では1日で使ってしまいます。
そんな住宅ばかりが町中にあふれているのだから。
この話はあとで続きを書くとして、久しぶりにこちらを。
https://my164p.com/l/m/U7pM51WWY5FEfX
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