こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
今日も日中、暑い一日でした。
秋晴れでも半袖でいい感じ・・・
今日のメルマガは、昨日に続いて私の学生時代(大学院時代)でのギリシャ話の第二話を。
今日の内容は、メルマガ配信スタートして227日目、2022年5月29日に配信している「私のギリシャ滞在記<2>」の内容をベースに、今日、私が書きたいことを追記してお送りします。
ということで今日のテーマは、
「私のギリシャ滞在記<2>」についてです。
前回では、ギリシャのデルフィに滞在して円形神殿の実測調査をしたことがあるお話をしましたが、今日は、その続きを。
ギリシャのデルフィって西洋の方には、デルフォイの信託とかで、とても有名なのですが、日本人の人には馴染みはなく全く有名ではないので、ご存知ない方ばかりだと思いますが、
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https://m-sceneryhouse.jp/l/m/7TU6DD6RPrLg6F
古代ギリシャ時代の大きな遺跡でデルフィ遺跡というものがあり、その遺跡の一番上には、円形劇場や競技場があります。
現在でも、ほぼそのままの状態で残っており、私も競技場を走ったりしました(笑)。
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https://m-sceneryhouse.jp/l/m/9nbB1jx5lx0duO
演劇はある種の神事でもあり、神と市民がつながる場でもあったようです。
ギリシャ悲劇は今でも演劇の題材にされておりますが、そのギリシャ悲劇などが誕生したのもギリシャで演劇文化が盛んだった証拠であります。
デルフィは演劇発祥の地ともされていて、ちょうど、私が滞在していた年には、演劇のオリンピック、シアターオリンピックの第1回がこの演劇発祥の地、デルフィで行われました。
この出会いは衝撃でした。
8月の暑い日、午前中の作業を円形神殿の場で行い、いつもように、みんなで昼食をとるレストランに行くと、いつもはほとんど居ない日本人が何故かその日は多く居る。
デルフィでは自分たちの誇るべき遺跡の調査に来ている日本人の私たちへのリスペクト感はすごく、いつも使っていたレストランでは超VIP待遇であり、
私も学生ながら、「ヤーサス!(ギリシャ語で「こんにちは」という意味)」と声がけして、いつもの眺望のいいテラス席に行こうとしたら、そこが日本人で満席。
こんなにデルフィの遺跡って日本人にも有名だったっけ。と思っていたのですが、不自然に多いので、そこに居たある日本人に声を掛けたら、
その人は、そのシアターオリンピックで開催される演劇を見に、わざわざ日本から来ていた。
演劇?
その当時は、私は全く演劇の世界なんぞ何も知らなくて・・・
世界的に有名な演劇の演出家で鈴木忠士という日本人がいて、その人の劇団でSCOT(スコット)という劇団が日本から来ているということでした。
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