会員登録・ログイン パートナー企業申請
ロゴ
凰建設 株式会社

気密はいい塩梅で。

凰建設の森です。

昨日の上棟でたいへん
日焼けを致しました。

お盆が雨で、プールとか
外遊びとか、何も
出来ませんでしたので
夏の終わりの、いい思い出に。

本日は午前中は現場回り。
お昼からは打ち合わせです。

現在間取りの打ち合わせ中ですが
お施主様が家具を見に行かれ、
このリビングダイニングセットを
入れたい!と決めてこられました。

設計の際に家具が決まっていると
すごくいい感じになります。

こういうのは時間をかけて
計画が出来るメリットですね。

今現在で、お申し込みから
完成まで約2年お待ちいただく
という状況ではありますが、
時間があるからこそ、
家の完成度を上げる事が可能。

悪い事ばかりでもないですよ。

さて、本日の話題は気密。
最近、作り手住まい手を問わず
FBやTwitterで、気密を
高めすぎない方が良いという
発信が話題になってます。

何十年も前に結論が出て、
議論が終わっているというのが
私の感覚でしたので、
なるほど、今でもそういう意見が
出る事もあるのだと、
教えられました。

日本において、高気密高断熱という
住宅が普及をしてきたのは、
オイルショック以降になります。

日本における高気密高断熱の
発祥は、やっぱり寒冷地。

奇しくもオイルショックと
時を同じくしてあったのが、
札幌オリンピックです(1972)

今回の東京五輪でも、
一部話題になったようですが、
日本の住居環境は劣悪。

札幌オリンピックの際も、
外国の選手団から、
こんなひどい環境の選手村では
良い成績なんか出せない。

という苦情があり、断熱は
もちろん、寒冷地では、
空気式暖房設備はやめよう
という考えも普及。

だから北海道は海外のように
パネル暖房も多いんですね。
こういうの
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/ZP3mEWggHiuKYK

話しが横に逸れました。

オイルショックを機に
普及してきたのが、、
アルミサッシです。

それまで日本の窓は木製。
だけど、木製窓は隙間が多い。

1~2cm程度空いているなんて
当たり前で、そんな空間で
暖房したって全部空気が
逃げて行ってしまう。

また、更に時を同じくして
普及してきたのが、石膏ボードを
貼った洋間です。

真壁工法よりも気密が
よく取れるようになります。

という事で日本の窓はアルミサッシに
置き換わったわけですが、
家の中が暖かくなるし、
空気も湿気も逃げにくくなるし、
アルミは冷たいしで、
家の中はカビだらけ。

調子を崩す人も出てきました。
90年代に入ると、シックハウス
という言葉も登場し、
断熱だけではなく、気密防湿と
換気もしっかりしないとダメ
という事が研究で分かってきました。

そして2003年、シックハウス対策法。
この時に決まったのは、
換気の義務化です。

もし、シックハウスの原因が
気密断熱なのであれば、
法律で定められるのは
気密断熱の禁止です。

シックハウス的に、最も
危険なのは1980年代から
1990年代の家になります。

アルミサッシ、石膏ボード
いいかげんな換気。

こういう家を世の中に先駆けて
いち早く進めてきたのが
ハウスメーカーです。

工務店が遅れてそういう家を
作りだしましたが、
一部の人は、あれ、この家
おかしいぞ?

という事に気が付きます。

その先は2つのルートに分岐。

自然素材住宅ルートと
高気密高断熱ルートです。

だから2000年代は、
高気密高断熱工務店と
自然素材工務店が、
よくケンカをしていたわけですね。

どちらも大事なのですが、
より、根本的な解決になるのは
高気密高断熱ルートでした。

私が驚いたのは、
ハウスメーカーの立場の人が
高気密は危ない、気密は
良い塩梅でと言っていると
聞いたことです。

いやいや、シックハウスの
つくり方を開発したのは、
あなた方なのですが、、、

今はシックハウスの最も
クリティカルな部分の
換気が押さえられてますので、
そうそう問題は起きませんが、、

気密はいい塩梅。
いい言葉ですね。
情緒的であいまいで。

で、いい塩梅って、
C値いくつの事を
指すのでしょうかね?

続きを読むには会員登録が必要です。

無料会員登録で、限定コンテンツ読み放題!