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株式会社 菊池組

ヒートブリッジを計算するとアレができなくなる。

ご無沙汰しております。
菊池組・キクチです。

明日は住宅の断熱を研究する全国組織「新住協」の全国総会が青森市・浅虫温泉で開催されます。

その翌日の分科会では菊池組の設計施工物件2つを巡る「むつ市コース」も用意されており、それに向かうバスの中では1時間半ほど車上セミナー兼バスガイドとして登壇します。

これを読んでいる参加者の方もいらっしゃるかもしれませんね。お楽しみに!

その前に、4年ぶりの全国総会ですので、会いたかった人にも久しぶりに会えますね!

さて、
来月にはパッシブハウスジャパンの全国大会。
こちらも翌日には恒例のバスツアーに加えて、分科会を企画していまして、

1. 物件見学バスツアー

2. 分科会研修会・初級編「パッシブハウスのいろは(仮)」

3. 分科会研修会・上級編「ヒートブリッジ解析実習(仮)」

これらを開催予定。

私はなんと分科会研修会・上級編「ヒートブリッジ解析実習(仮)」

のリーダーを任せられまして、

奇しくも2団体で分科会の責任者になる事に。

ヒートブリッジ解析とは、例えば天井断熱と外壁断熱の取り合いや外壁断熱と基礎断熱の取り合いのような断熱同士が接する部分の熱移動を計算し、
それぞれの面で評価されていない線熱橋を確認し、正しい熱損失を評価するという計算。
解析ソフトが高額なため、ハードルを引き上げていましたが、無料のソフトも存在します。

この無料の二次元熱移動解析プログラムは扱いが難しいという事で、パッシブハウス・ジャパンの中でも私を含め、、まだ数人しか使える人がいません。
偉そうな事を言っている私もつい1~2ヶ月前に解析できるようになったばかり。
私は英語マニュアルと翻訳したマニュアルを見比べて、独学と見様見真似で解析を行ってみては別ソフトで解析された実物件と見比べて計算の意味を解読し、なんとか理解に辿り着いたので、まあまあ苦労しました。でも、最初から日本語の実習で手とり足取り教えて貰えれば決して難しくはありません。

ということで、パッシブハウス・ジャパンとしても、今後このプログラムを使える技術者を増やしたく、今回の研修会を開く事になりました。

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