会員登録・ログイン パートナー企業申請
ロゴ
株式会社プレゼントデザイン

フィシスとロゴス、本質の魅力

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

昨日の娘と妻のLINEのやり取り↓

私に似て、やらかしたときの
対応が早い。苦笑

文法が少しおかしいところがありますが
(私の英語力は娘より低いですが、、、)
ちょっと分らない単語はGoogle翻訳を使ったとのことですが、
ほとんど、自分で英文を考えたとのこと。

この留学担当の先生とのやり取りを見て、
少し、目頭が熱くなりました。笑

親ばかですみません。

さて、昨日は大阪で勉強会でした。

私の師匠の堀部さんと
秋田のトップランナー佐藤さんが話をされるということで、
楽しみにいってきました。

過去にも紹介しましたが、
私が温熱、構造、耐久、意匠の中庸点を探して
大学院に入り、悶々としてたところ、

深夜の中野のラーメン屋で、
瓶ビール飲みながら、
堀部さんが一言。

「そんな中庸点なんてない。
 意匠から入った奴は構造で躓き、
 それを乗り越えたら、耐久性でつまづき、
 その次は温熱、また意匠で躓く。
 それを繰り返しながら、進んでいくしかない」

と言われ、男泣きしました。
(最近、涙もろくなった、、、)

堀部さんは建築家ですが、
哲学者でもあると思います。

そんな堀部さんの昨日の話。

「フィシスとロゴス」

完全な哲学言語。笑

フィシスとは自然、本性、物事のあるがまま
ロゴスは、理性、言語、法則、定義、概念、意味、理論、思想

簡単にいうと、
フィシスは星空そのもの
ロゴスはその星を線で結び、星座をつくった人の概念

おそらく、堀部さんも見られたんだと思いますが、
この話って、
亡くなった坂本龍一さんと生物学者の福岡伸一さんの
NHKでの番組で出てきた話。

私は再放送をたまたま、
8月に見たのですが、
凄まじく感動しました。

私たちは懸命に自分たちが作ったルールの中で、
「正解」を探そうとしていますが、
そんなものは存在せず、
「本質」はフィシスの中にしかない。

という、とても哲学的な話。

難しいですね。笑

自然はとてもきれいで、魅力的ですが、
その中で暮らすには人間には厳しい。

だから、自然との境界をつくり、
人間が暮らしやすいように、
ロゴスで培った考えで、
住まいをつくる。

もちろん、高気密高断熱も
パッシブデザインも
人間が考えたロゴス。

でも本当に魅力のあるものは
フィシス、人間の考えの外にあるので、
その存在を忘れて、
設計してはいけないということです。

これまたわかりにくいので、
私なりに解説すると、
堀部さんが設計する家は常にフィシスを感じれる
魅力ある建築。

よく言う、色気がある建築。

一方、ロゴスだけで作られた家というのが、
私が嫌いな、片流れで、
太陽光発電パネルがどれだけ乗るかしか考えてないような
利己的な建物。

魅力がないため、次世代には使われない。

今日はかなりマニアックな話になりましたが、
私に不足しているといわれる色気。

その求め方が少しわかった気がします。

49歳になっても、学べる。

娘に負けないように頑張ります。笑

とりあえず、今からたまっている
費用対効果シートのシミューレ―ション。

完全なロゴス作業。
まあ、ロゴスももちろん大切です。笑

それでは、また次回。

続きを読むには会員登録が必要です。

無料会員登録で、限定コンテンツ読み放題!