こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
暑いですね。もう夏ですね!
湿気も少なく何だか地中海のようなカラッとした暑さです。
今日は、大分赤十字病院で90になったばっかりの母の手術がありまして、朝一から病院に行っておりました。
手術の難易度は低いということで、難なく2時間ぐらいで終わりました。
術後は病室に入れないので会っておりませんが、高齢の体の負担も問題なかったようです。
長男としましては、一安心です(笑)。
今日は、たまたま東京から福岡出張だった弟も駆けつけて、私も面前では久しぶりに弟に会いました。
つい1か月前に大分に呼んできて、すぐに体調が悪くなり、詳しく検査すると大腸がんが見つかり、手術しないと余命数か月だったということで、
ちょっと強引に大分に連れてきたのですが、あのタイミングで大分に呼んでなければ、一人住まいの実家で倒れて間に合わないことになっていたかもしれません。
と考えると、運がいいですよね。
後何年、一緒に居られるか分かりませんが、今の私があるのも母のおかげです。
浪人を1年させてもらって、その後、まさかの学生を9年もさせてもらって、それ以外にも相当に苦労をかけておりますので、最後の最後はしっかりと親孝行しようと思っております。
あの9年間の熊本での学生生活がなければ、確実に今の私の存在はないです。
当然ですが、シーナリーハウスもなかったということになります。
私は大分に来て13年ですが、幸いにも子供が産まれる時の産婦人科病院以外、病院には縁がありませんでしたので、
今回、何度も大きな病院に通うのも初めてであります。
大きな手術に立ち会うのも大分では初めて。
医療という仕事に触れて、感じること、勉強になることが多くあります。
一番には、「インフォームドコンセント」について。
きちんと詳しく分かり易く説明して、同意を得ること。
「家づくり」も全く一緒だなと・・・
今回、担当の先生(私よりかなり若い先生)の説明能力の高さにびっくりしました。
こちらが素人で分からないところなんかは、用紙の裏に手書きでスケッチを書いて、図示して説明する。
これって、
シーナリーハウスが造作家具のイメージを伝える時とか、納まりの確認をする時に、簡単にささぁッとスケッチを描いて説明するのと全く一緒です。
医療なんか、完全に「人」対「人」の世界。
家づくりも、やっぱり「人」対「人」なんだな~と改めて感じました。
今回、母の入院、手術で病院というもの、責任ある医療行為というものに触れて、やはり、ドクターのお仕事、看護師さんのお仕事は尊いなとまざまざと感じました。
それはそれなりの高給でも仕方ありません(笑)。
専門家でありながら、サービスを提供する張本人である。
今日もそうでしたが、手術後の母の入院は1か月ぐらいになりそうですので、せっかくなので、学ぶ姿勢でこれから病院通いをさせていただこうと思っております。
コンサル病で、特にサービス業については少々うるさい私ですので、気になる部分もないことはないですし、ここは酷いなというところも正直あります(笑)。
それはそれとして学びは反面教師的なものからも得るものは十分にありますので有りです。
あっ、
最後に余計なことを・・・
手術の間、専用の待合室で弟と待っている時に、弟はノートPC開いて仕事していましたが、私はPCを持ってきていなかったので、読みたかった持参の本を読みました。
2時間から2時間30分ぐらいでしょうか、かなり集中できたので、気になる箇所はいつものように線を引きながらも1冊読破できました。
興味あるテーマ、かなり面白い内容でした。
ちなみに、読んだ本はこちらです。
↓↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/JEMXSvmGPT5D41
今月27日に熊本大学から建築家を産み出すプロジェクトをやっていた桂研究室の同窓会もあるので、それまでには読みたいなと思っていた本。
社会に出て早々と諦めた私なんか何も言う資格はないかも知れませんが、この本に書いてある内容は私も共感するところが大いにあり、
この本の著者が経験していない、全くもって知らない世界として設計力を高めようとしている工務店業界の話題に触れられていないことが少々シャクでありましたので、
工務店業界をアピールする上でそれなりに説得力あるかたちに理論武装して、27日を望みたいと思っております。
おそらく、おそらくですが、工務店業界でバリバリ働いているのは私だけでしょうから・・・
この本にも書かれていましたが、
大学できちんと建築を通して様々なことを学んだ学生たちには、是非とも、町医者的な専門家として活動して欲しい。
それを雇用の受け皿として支えるのは、リスクのある独立を前提として世間的一般給与よりかなり安い条件で雇用する設計事務所ではなく、それなりの給与水準で息の長い一生の仕事として雇用できる地域工務店である。
私はそう思い、建築設計事務所ではなく、工務店を営んでおります。
建築を真剣に学んだ学生が、建築デザインの道を選ぼうとした時に自分の生活への将来への不安がないような環境をつくること。
これこそが「建築好き」の工務店経営者だからこそ出来ることだと思います。
と
最後は話が脱線しましたが、みなさまには頻?に病院に行かなくてもよいようにご自身、ご家族がずっと健康であることをお祈りしております。
では、
今日は、これで
失礼させていただきます。
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