こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
実は今日は朝一で大分から実家のある山口県岩国市に来ております。
いよいよ、実家の母を大分に連れてきまして、一緒に暮らすことになります。
その手続きやら実家の荷物の整理やらで、今日、明日は結構大変です(笑)
今日は実家に泊まりまして、明日、大分に一緒に帰ってきます。
実家には誰も住まなくなりますので、何かあった時は近所の人にお願いして、限界集落、また空き家が一軒増えました。
私も本格的に「大分人」になっております(笑)。
ちょうど母の誕生日が明日の4月18日で、満90歳となります。
それはそうですよね。
母はその当時は比較的高齢出産である36歳の時に私を産んで、息子の私がもう54歳。
私は高校を卒業してから、ずっと実家を離れて県外ですので、母とべったりと過ごすのは36年ぶりとなります。
実家は私が産まれた時から、ずっと同じ家ですので、それだけでも50年以上経っています。
子供の時の家から比べると、キッチンとか、お風呂とか、トイレとか、玄関とか、縁側のサッシとか、いたるところリフォームしているので、今はそれなりに快適に過ごせるようになっていますが、仏壇のある「上の間」と呼んでいた和室などは畳の張替はしたのでしょうが、基本、同時のままです。
私の親の代で、この古い家も終わりですが、何とも長い間、住み継がれてきました・・・
そう言えば小学校の時に、こんなことがあったことを思い出しました。
「小学生あるある」ですが、好きな子がいたらその子に意地悪したくなる。
御多分に洩れず、私もそんな時がありました。
好きな子は転校してきた子で、新しいミニ分譲地の建売の家に住んでいました。
その当時からませていた私は、建売住宅はちゃちいということが当時でも分かっていたんでしょうね。
その子に「家が建売!建売!」って意地悪を言っていました。
建売は安いので、そんな家に住んでいる人は「貧乏」だっていうことで、子供なりの意地悪です。
本当に最低ですよね(子供のしたこと、時効なので許してください)。
けど、その子が好きだからそんな意地悪を言っていたのです。
そんな時、ある男友達からこう言われたことを覚えています。
「建売より、古い家を直しながら住む方が貧乏なんじゃね~」
「ち~ん・・・」
その時は笑って友達の言うことを聞いていましたが、全くもってその通りですよね。
そうなんです。
古い家に住んでいる私たちは、少しずつ、リフォームしながら、部屋が足りなければ母屋の横の納屋の二階を部屋にしたり、家を直しながら住んでいましたが、一度の大きなお金は動いていなかったと思います。
この昔話、何が言いたいのかと言いますと・・・
「住み継がれる家」って結局は経済的にとてもリーズナブル!っていうことを言いたかったわけです(笑)。
建てて20~30年後に取り壊し、建て直しっていうのが一番不経済です。
いわゆる、スクラップアンドビルドの世界。
これは、商業的な建物には当てはまります(そういう建物には減価償却という仕組みがあります)が、一般の住宅には当てはめてはいけません。
嘘か、本当か、定かではありませんが、大手ハウスメーカーさんは、若い時に建てたお客さんを、将来建替えをするお客さんとしてリスト化し営業をかけるという話があります。
住宅販売のリピート化です。
そんなひどい話ってあるんですねって感じですが、数千万円もする住宅を同じ人に2回売るハウスメーカーさん凄いです(決して誉め言葉での「凄い」ではありません(笑))。
家を建てるのは、出来れば一生に一度にしたいですよね(シーナリーハウスの住まい手さまにもいらっしゃいますが、経済的余裕があって何度でも建てれる方は是非とも建ててください!家づくりは何歳であっても楽しいですので)。
30年、50年、100年と住み継がれる家づくりへ。
シーナリーハウスはそんなことを考えながら、家づくりをしていきたいと思います。
@山口県岩国市の西村家
では、
今日は、これで
失礼させていただきます。
続きを読むには会員登録が必要です。