こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
全身、筋肉中です。笑
息子と遊んでもらえるのも
そんなにないのかなと、
思いながら、楽しみます。
さて、ドイツネタの最後にしようと
思います。
過去のメルマガでも触れましたが、
ドイツの日本と最大に違うところは
私は哲学だと考えています。
ドイツで生まれ育った日本人から
聞いた話によると、
日本と同じ敗戦国のドイツですが、
戦後、平和教育を受けた子供たちに
「どうして、お父さん、お母さん
おじいちゃん、おばあちゃんは
ナチスを止めなかったの?」
と質問をされて、
答えられなかった苦い経験から、
未来を決める大きな政策には
必ず、倫理もしくは宗教家を会議に招くそうです。
政治というのは現在の問題を解決するだけではなく、
未来を決めるものなので、
未来の子供たちに対して、
自信をもった決断と言えるかを真剣に考える文化があるそうです。
日本の場合は経済復興という概念で、
いかにして、お金を儲けるかというところを
頑張ってきました。
結果、先進国は軒並み住宅の省エネ基準があるのにもかかわらず、
「性能が高い家をつくると、売れなくなる」
という考え方で、2020年義務化を行わず、
ようやく5年遅れの2025年に義務化になります。
この5年間の遅れで、
日本各地に今後30年から50年、
エネルギーを使い、光熱費で家計に大きな影を
落とし続ける家がつくられていきます。
実際、私のところにも
新築を建てたけど、
光熱費が高すぎて、暮らしていけないという話が
入ってきます。
新築が一番の省エネ住宅をつくるチャンスですが、
それをみすみす捨てているわけです。
一方、日本がドイツより優れているところはないのか、
と考えてみると、そうでもありません。
実際、ドイツの工事現場も見に行きましたが、
現場の管理という意味では、
とてもいい状態とは言えません。
断熱材が野ざらしになっていたり、
施工精度も日本の方がよいと思いました。
日本人の良さはやはりあると思います。
また、断熱技術も日本になかったのかといえば、
そうでもありません。
私はドイツを見てからという
遠回りをしてしまいましたが、
オイルショックにより、
大きく断熱化にシフトした北海道では
失敗も含めて、多くの知見があります。
もちろん、北海道と本州では
気候風土が違いますので、
そのまま持ってくるわけにはいきませんが、
ドイツ以上に学べるところは
数多くあります。
また、ドイツは哲学からの
都市計画をはじめ、
行政も含めた省エネ先進国です。
日本の行政にはそれがなかなか期待できないのが
現状ですが、
そのヒントも北海道にあります。
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