こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
大寒波は去りまして、高速道路の通行止めも昨日解除されまして、通常の冬モードですが、寒いのは寒いですね。
冬モードも、あと一か月程度、日本の四季、「冬」をせっかくなので楽しみましょう!
さて、今日のテーマは「「家守り」を真剣に考える」についてです。
今日は真面目なお話(いつも決して不真面目には書いていませんが・・・(笑))で・・・
最近、工務店の業界誌でも頻繁に語られる「家守り」と言葉。
紛れもなく、家を建てた後に、きちんとアフターメンテナンスをしていって、その家を守っていくことを言います。
何故、工務店の業界誌で頻繁に言われはじめたかと言うと、それは、新築がドンドン建築されなくなってくる世の中になるから。
新しい家を建てていくことにやっきになっても、建てる人が少なくなってくるので、建てた人を大事にケアしていって、その建物のリフォームとか追加工事とかで、建てて終わりではない、長期的な視野での顧客にしていこうという考え方。
大手ハウスメーカーさんとか、盛んに、LTVと言っています。
このLTVという言葉はマーケティング用語でして、
LTVとは、Life Time Value(ライフ タイム バリュー)の略で、「顧客生涯価値」と訳されます。
ネットからコピペすると、
一人、あるいは一社の顧客が、特定の企業やブランドと取り引きを始めてから終わりまでの期間(顧客ライフサイクル)内にどれだけの利益をもたらすのかを算出したもの。
顧客との関係を良好に保つことで利益を向上させるCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)との親和性が高く、内容的にも分かりやすい指標であると言える。
一般的にロイヤルティーの高い顧客ほど顧客ライフサイクル内にもたらす利益が多く、LTVが大きい。
LTVが重視されるようになった背景として、新規顧客獲得の難しさから既存顧客の維持が注目されたことが挙げられる。
「1:5の法則」にもあるように新規顧客獲得のコストは既存顧客維持の5倍といわれており、既存顧客を維持・拡大することは常に重要なテーマと言える。
LTVは顧客ごとに「時間」と「利益」によって定量化した指標であるため、既存顧客の維持・拡大における判断指標に活用されるようになった。
とあります。
ということで、新規でたくさんの顧客を獲得することで成立していた、イケイケどんどんの世界は終わって、それだけではなく、一人の顧客からの売上を増やしていく。
けど、このLVTって、住宅事業の場合は、ビジネスとしてなかなか成立しないと思っています。
考え方は正しいけど。
ビジネスとして成立するなら、20年から30年後に新築で建て替えてくれた場合は成立するかな!?と。
もしかして大手ハウスメーカーさんは、それを考えているのか!?
LTVで何十年も顧客との関係性を大事にして、最後には建替えを促す。
そうかも知れませんね。
そうだとしたら、恐ろしい・・・
「スクラップアンドビルド」の発想。
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