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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~私のギリシャ滞在記<1>~

こんにちは。

シーナリーハウスの西村です。

今日も秋晴れの大分でした。

もうそろそろ、

後数日で私のこのメルマガ配信も3年目に突入します。

ちなみに今日の配信で、729日目であります。

さて、

今日のメルマガのテーマは昨日少し触れたのですが、私の学生時代(大学院時代)でのギリシャ話を。

実は、私のギリシャ話はメルマガ配信スタートして221日目、2022年5月23日配信のメルマガで「私のギリシャ滞在記<1>」というテーマで書かせていただいているのですが、

今メルマガを読まれている方には、それ以降にメルマガ登録された方も多いですので、

今日は、その時(2022年5月23日)に配信した内容をベースに、今私が少し書きたいことを追記してお送りします。

ということで今日のテーマは、

「私のギリシャ滞在記<1>」についてです。

ご存知ない方も多いと思いますが、実は私は、ギリシャ通です(笑)。

詳しく言うと、古代ギリシャ建築通ということですかね。

それもかなりのレベルでの通だと思います。

と言っても、

私がギリシャ滞在したのは大学院時代で、25年も前の話になるので、今のギリシャと当時のギリシャとは、ちょと違うかも知れません。

その当時は、ヨーロッパで一番治安がいいのがギリシャと言われていて、素朴で安全で平和な国でした。

2010年には統計操作による巨額の財政赤字隠蔽が発覚したことから、ユーロ圏全体や世界中を巻き込む金融危機へと発展しましたが、

その時は、市民の暴動が起きて、緊急事態宣言が出ていたりしましたね。

当時、私がギリシャに滞在したのは、2~3か月ぐらいだったのですが、単なる旅行ではなく、遺跡の調査を目的とした滞在でした。

熊本大学工学部建築学科の大学院で西洋建築史の研究室に所属していたことがきっかけで、その研究室が日本で一番古代ギリシャ建築に精通しているところでして、

その研究室が国の科研費を獲得しての調査というものに参加したわけです。

国の科研費絡みのれっきとした調査なので、研究をサポートするための仕事(アルバイト)のようなものです。

国から旅費や滞在費、アルバイト料の日当まで出るという、今考えるとかなり美味しい内容でした。

調査の主たる目的は、ギリシャの首都アテネから程近いところにデルフィという都市というか町があり、

そこのある古代ギリシャ建築ではかなり珍しい円形神殿の測量調査という内容でした。

その円形神殿はこちらです!
↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/11Pfv5apDSgSjq

そうそう、これ久しぶりに見ましたが、まさに、ここの円形神殿の中に入って測量したり図面を書いたりしていました。

遺跡の中に入って手書きで図面を書いていると、ヨーロッパ中から来る(デルフィというところはヨーロッパの人にとっては特別なところであるようです)観光客の人に同じ質問をよく受けました。

「Are you an archaeologist?」

「あなたは考古学者ですか?」

それに、最初の頃は、

「No, I’m an architecture student.」

「いいえ、私は建築を学ぶ学生です」

そう真面目に答えていたのですが、

余りにみんなが同じことばかり聞いてくるので、めんどうになって、もう「Yes」と答えてました(笑)。

ヨーロッパの人々にとっては、デルフィの遺跡は特別なものらしく、みなさん、ガイドブックを手にとても真剣に見学していたことを記憶しております。

たまに、日本人観光客も来ましたが、本当に能天気でろくに遺跡なんか見もせずに、私たちに興味も示さずにダメダメでしたね(笑)

ついつい批判が・・・ダメです(笑)

とにかく懐かしい・・・

25年以上前ですか~

あれから行けてないですが、デルフィには、また、行ってみたいですね。

この調査時も思いましたが、古代ギリシャ人って凄いですね。

今の技術でも難しいとされる円形に合わせて大理石を切ってそれを積み上げて神殿を造っていた。

古代の神殿って、四角のものばかりと思われていたと思いますが、こんな円形のものも存在するんです。

面白いと思いませんか?

後の時代の古代ローマ時代には円形神殿が多く現れるのですが、古代ギリシャ時代のものは珍しいわけで、

だからこそわざわざ日本から行ってまで調査する価値があるということらしいです。

この遺跡の調査に研究室の数人で2~3か月、デルフィに滞在していたわけです。

ペントハウスのような同じホテルにみんなで滞在して、朝と夜は自炊して。

日中が暑すぎる地中海の国々であるギリシャはイタリアと同じようにシエスタというお昼寝の時間がありまして、

その時間帯は、お店とか銀行とか役場とかも閉まります。

ギリシャ人にとって、そのシエスタの前の昼食が一日の中で一番メインの食事になります。

レストランかなんかで、ビールを飲んで、好きなものをたらふく食べて、そして、爆睡で昼寝する。

日も陰り涼しくなってから、また、夜の7時ぐらいまで、また一仕事する。

逆に、夜は簡単で質素にパンにトマトぐらい。

そんな生活でした。

ギリシャの日中は40度近くなっても日差しを遮ると風が気持ち良い。

それは湿度が高くないからです。

日本のように蒸し暑くないので、カラッとして気持ち良い。

まるで、湿度調整された「中霧島壁」の部屋の中にいるような・・・(笑)

快適さと湿度はとても関連性があります。

お気づきだと思いますが、

テーマを「私のギリシャ滞在記<1>」としております(笑)

<1>があると言うことは・・・です。

連続するかどうかは、その日の気分で考えますが、

このテーマ、<2>、<3>と続くかも知れません・・・(笑)

2~3か月のデルフィ滞在での面白い話もたくさんありますし、

中休み期間に、車でギリシャ全土の遺跡巡りした話も面白いですよ。

アテネのパルテノン神殿、

オリンピック発祥のオリンピア、

世界最大の劇場遺跡のあるエピダウロスの円形劇場、

などなど

たまたま遭遇した演劇の話。

演劇のオリンピック、シアターオリンピックの第1回目がデルフィで開催されることに遭遇して、

ギリシャ悲劇などの演劇発祥の地であるデルフィで、なんと演劇の世界というものを知ることになる・・・

その話。

とか、

特別番外編では、

本当に感激したエーゲ海でのサントリーニ島滞在の話も出来ればと思っております。

「なんや、家づくりの話と関係ないやんか!?」

そう言わずに、読んでいただけますと幸いです(笑)。

25年前の記憶をたどりながら頑張って書いていきますので!

ということで、

「私のギリシャ滞在記<1>」

今日は、これで
失礼させていただきます。

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